2009年09月20日

継投陣が打たれ、逆転負けで三連敗

 試合前に小宮山投手の引退が発表されました。今季の起用から、引退もあるかと思いましたが、やはり驚きと寂しさは否めません。メッツを解雇されて、どこにも所属しない状態でスポーツ新聞で評論家活動をしていたときの肩書きに「前メッツ・現役投手」と書き、復帰への強い意志を感じた事、そして翌年千葉に入り、近鉄バファローズ相手に勝星を挙げた事は強く印象に残っています。
 2005年の優勝においては、「敗戦処理要員」として一年間一軍で投げ、目立たない役所ながら、優勝へ大いに貢献しました。そういう意味でも忘れられない選手でした。
 また、今年同じような立場にいる高木投手がどうなるかも気になっています。

 さて、仙台で行なわれた東北-千葉はラズナー投手と小野投手が先発。今日は早坂選手が久々にスタメン復帰して二番に。早川選手が九番に回りました。また、橋本将選手が五番でスタメンマスクを被り、三番から五番まで左が並ぶという、千葉ではあまりない並びになっています。
 1回表が三者凡退で終わると、その裏、連打で2死1・2塁となると、憲史選手の打球は詰まったライナーとなりますが遊撃手前で落ち、内野安打となって先制されます。
 打順は3回まで走者を出せませんでしたが、4回表に西岡選手が初安打を放つと、早坂選手の犠打の後、福浦選手が失策で出塁して1・2塁に。ここで大松選手がファウルで粘った後の11球目を右翼線に運び、同点に追いつきます。しかし、なお続く1死2・3塁で勝ち越すことはできません。
 小野投手は2回から4回までも毎回走者は出しますが、追加点は与えません。
 そして続く5回表、先頭の塀内選手が投手強襲安打で出塁すると、続く早川選手の犠打をラズナー投手が一瞬二塁に投げようとし、諦めて一塁に投げますが、これが失策となって無死1・2塁となります。そこから内野ゴロで1死1・3塁とし、早坂選手の打球は左翼線ギリギリに落ちる二塁打となって勝ち越しに成功します。中谷捕手さらには野村監督が抗議しますが、もちろん覆りません。
 そして続く福浦選手が、狭い三遊間を抜く2点適時打を放ち、4対1とリードを広げました。
 逆転してもらった小野投手は、5・6回と三人で片付けます。一方、東北の継投陣に対し、打線は追加点を奪えません。
 そして7回裏、小野投手は安打と四球で無死1・2塁となります。ここでリンデン選手を併殺に打ち取りましたが、続く代打のセギノール選手に適時打され、2点差に詰め寄られます。
 直後の8回表、東北は有銘投手を起用。しかし、先頭の大松選手が四球を選びます。ここで橋本将選手の代打に里崎選手を送ると、東北は2点を追う展開ながら、守護神の福盛投手を起用。里崎選手は犠打を決めますが、後続が倒れ、ここも追加点を奪えません。,br />  その裏、千葉の二番手に内投手が登板。木曜の試合では好投しましたが、ここはいきなり連打され、さらに山崎武選手の初球を当ててしまい、無死満塁として降板となりました。
 続いて荻野投手が登板んしますが、憲史選手の詰まった中前の打球を早川選手がダイビングするも僅かに届かず、同点適時二塁打となります。さらに高須選手の犠飛で勝ち越されると、嶋選手にも適時打が出て、一挙に4点を失いました。
 続く9回、この回先頭の塀内選手が4号ソロを放って1点差としますが、そこから三人が抑えられ試合終了。逆転負けで三タテを喫してしまいました。
 一方、東北はCSマジックを減らすと同時に、2位福岡との差を2ゲームと縮めています。観客数は2万4百人ほどでした。

2009年09月20日 23:40