2009年09月11日

接戦を制し、今季札幌初白星

 札幌で行なわれた北海道-千葉は藤井投手と清水直行投手が先発。昨日、一軍登録された南選手が9番右翼で今季初出場となりました。また、対左では久々に福浦選手がスタメン出場しています。
 2ヶ月以上白星から遠ざかっている清水直投手は、立ち上がり1死から安打と四球で走者を溜めますが、中軸を抑えて0点で切り抜けます。
 一方、打線は1・2回と三人で終わり、3回は先頭のベニー選手が二塁打し、その後2死1・3塁としたものの、今江選手の当たりを田中選手に好捕され、先制できません。
 清水直投手も2・3回は三人で抑え、序盤は投手戦となります。

 そして0対0で迎えた3回、この回先頭のサブロー選手が右翼席最前列に20号ソロを放ち、千葉が先制します。
 しかしその裏、清水直投手は先頭の稲葉選手に安打されます。続く高橋選手は一度バントの構えをして空振りしますが、そこから強打に切り替えると、右中間を抜く適時二塁打となって、即座に追いつかれます。
 さらに安打で無死1・3塁となり、打席には千葉戦に強い小谷野選手が登場。三塁への強いゴロとなり、捕った時点では本塁に投げてもアウトでしたが、ここは併殺を選択。逆転はされましたが、その1点にとどめます。
 すると直後の5回表、この回先頭の南選手の打球が左翼席に。今季初出場での初安打がプロ通算2本目の本塁打となり、即座に追いつきました。その裏、清水直投手は1死から二塁打と四球で走者を背負いますが、ここは凌ぎます。
 続く6回、先頭の井口選手が投手強襲安打で出塁しますが、そこからあっさり2死に。しかしここからベニー選手が死球で出塁すると、続く福浦選手が起用に応えて中前に適時打を放ち、勝ち越しに成功します。
 清水直投手はその裏の1死1塁を併殺で抑えます。さらに7回、1死から安打されると、四球で1・2塁に。しかし田中選手を三振に、森本選手も内野ゴロに打ち取り、ここも抑えます。129球7安打3四球2失点という内容で、この回で降板しました。
 8回、荻野投手は2死から走者を二人出しますが、糸井選手を三振に打ち取って0点に。さらに9回はシコースキー投手が先頭打者に安打されて、犠打で進まれますが、後続を打ち取って試合終了。3対2で勝ち、昨年9月28日以来となる札幌での勝利を挙げました。もっとも、今季は7月まで札幌の試合がなかったので、それほど「一年ぶり」という感じでもありませんが・・・。
 いずれにせよ、4月の東京ドームを含め、対北海道ビジター初勝利となっています。また、バレンタイン監督は日米通算1600勝とのこと。うち483勝は千葉で挙げたものだそうです。異常な経営陣のせいで、千葉での500勝達成は難しい状況となっています。いつか球団が正常化された暁には、ぜひそちらも達成してもらいたいものですが・・・。観客数は2万9千4百人ほどでした。

2009年09月11日 23:26