2009年09月04日

五度目の正直で多田野投手を攻略

 千葉で行なわれた、千葉-北海道は成瀬投手と多田野投手が先発。サブロー選手が指名打者でスタメンに復帰して三番に入りました。また、早坂選手が久々にスタメンから外れ、中堅には九番で早川選手が、また、ベニー選手が六番左翼と、久々に守備につきました。ここまで4戦4敗と抑えられている多田野投手との相性を意識した布陣かと思われます。
 成瀬投手は初回、1安打されますが、0点に抑えます。するとその裏、1死から井口選手が安打すると、サブロー選手が、昨日に続いての適時二塁打を放ち、先制します。さらに2死1・2塁からベニー選手が2点適時二塁打を放ち、初回に3点を挙げます。

 さらに2回は1死から西岡選手が安打し、さらに盗塁を決めます。そして2死後に3試合連続打点を挙げているサブロー選手が打席に入ると、北海道ベンチは勝負を避け、捕手は座っていたものの、実質的な敬遠で出塁します。しかしこれは裏目となり、大松選手の適時打で1点を加えた後、三塁に進んでいたサブロー選手が暴投で生還しました。
 さらに3回も連打で1・3塁とすると、またも暴投で追加点を貰って6点目。多田野投手を攻略し、序盤で6点差としました。
 大量援護を貰った成瀬投手は、毎回走者は出しますが、4回まで無失点に抑えます。5回に先頭の大野選手に本塁打を打たれ、さらに四球で無死の走者を出しますが、ここも一番からを三人で抑え、最少失点で切り抜けます。
 多田野投手は5回で降板し、続く6回、二番手の金森投手に対し、連打と失策で1死満塁と追加点機を作りますが、ここも併殺に抑えられ、追加点を奪えません。
 成瀬投手は7・8回と走者を二人ずつ出しますが、いずれも抑えます。
 そして打線は8回、四番手の江尻投手から、西岡選手の二塁打を足がかりに、大松選手の適時打でダメ押し点を挙げます。
 ここ2回ほど、9回のマウンドに上がるものの完投を逸している成瀬投手ですが、今日は6点差ということもあり、三者凡退で締め、三度目の正直で今季初完投勝利を達成しています。
 これでようやく、今季初の対北海道戦カード勝ち越しとなりました。観客数は1万1百人ほどでした。

2009年09月04日 01:19