2009年07月31日

渡辺俊介投手の好投と終盤の逆転で連敗止める

 千葉で行なわれた、千葉-東北は渡辺俊介投手と田中投手が先発。今季既に二度この顔合わせがあり、いずれも渡辺俊投手に黒星がついています。
 今日は一番から六番までは昨日同じでした。そして七番には里崎選手がスタメンマスクで入り、八番はばーな、九番は二度目のスタメンとなる塀内選手でした。
 渡辺俊投手は立ち上がり、いきなり先頭打者に死球をぶつけ、犠打で進まれますが、そこから三・四番を抑えます。
 その裏、千葉も先頭の西岡選手が安打するも、盗塁失敗もあって三人で終わります。

 今季ここまで僅か1勝の渡辺俊投手ですが、今日は遅い球がよく決まり、東北打線を抑えます。二回には竹原選手の好守備もあり、先頭打者の死球以降は走者を出しません。
 しかし、毎回渡辺俊投手を援護できない打線は、今日も好機を作れません。3回には1死からバーナムJr選手が得意の(?)死球で出塁するも後続がなく、5回2死から里崎選手がチーム2本目の安打を放ちますが、これも活かせません。
 5回まで無安打投球だった渡辺俊投手は、6回も簡単に二死を取ります。しかし、続くリンデン選手の当たりはバックスクリーンに飛び込み、初の被安打で1点を先制されてしまいます。
 続く7回も渡辺俊投手は先頭打者に安打されますが、ここは四番以下を抑えて追加点は許しません。
 その裏、千葉も先頭のサブロー選手が安打して盗塁成功し、さらに2死から竹原選手が四球を選びます。しかしここで、前の打席で安打している里崎選手が倒れ、ここも0点に終わります。
 今日も援護がない渡辺俊投手ですが、好機を逸した直後の8回表も安打はされますが、0点に抑え、最少得点差を維持します。
 そしてその裏、こちらも続投の田中投手に対し、先頭のバーナムJr選手が右翼ポール際中段に4号ソロを放ち、同点に追いつきます。さらに1死から西岡選手が二塁打を放つと、続く井口選手の中前打で本塁をつき、ブロックした捕手に体当たりしてボールを弾き、逆転に成功しました。
 さらにサブロー選手の安打で田中投手が降板すると、大松選手の四球で満塁にした後、竹原選手に犠飛が出て、もう1点を追加します。
 これでこの試合初めて勝ち投手の権利を得た渡辺俊投手が、9回のマウンドにも上がります。しかし、先頭打者をいきなり歩かせると、鉄平選手にも安打され、無死1・2塁になります。続くは四番の山崎武選手。ここ二日の事があるだけに、「一発出れば・・・」と不安でしたが、ここを遊ゴロ併殺に打ち取ります。そして、最後は宮出選手のファウルフライを、バーナムJr選手がカメラマン席に突っ込みそうになりながら好捕して試合終了。3対1で勝ち、連敗を6で止めています。
 お立ち台は5月6日以来の2勝目を挙げた渡辺俊介投手と同点本塁打のバーナムJr選手でした。渡辺俊投手は、白星が上がっていない中の登板について尋ねられ、「今日は12勝くらいしているつもりで投げました」と言っていました。また、インタビュー後に右翼席前での万歳の後、スタンドから流れる自分の応援歌を聞き入るバーナムJr選手も印象に残りました。観客数は2万3千7百人ほどでした。

2009年07月31日 23:39