2009年07月29日

9回2死無走者から逆転され、単独最下位に

 千葉で行なわれた、千葉-北海道は清水直行投手と多田野投手が先発。ここまで4回やられている多田野投手に対し、今日は打順を組み替えました。竹原選手が対右では初めてとなる二番に入り、三番はサブロー選手、五番は井口選手と入れ替えました。また、六番は橋本将選手が指名打者で入りました。
 初回、清水直投手はいきなり田中選手に二塁打されます。さらに暴投で進まれた後、森本選手に二塁打されてあっという間に先制され、さらに続く稲葉選手にも二塁打されます。
 ここで早くもバレンタイン監督がマウンドに行って檄を飛ばしますが、続く高橋選手にも二塁打でまた1点。何でも、四者連続二塁打はリーグタイ記録だそうです。
 そこから後続は抑えましたが、昨日同様、初回から3点を失う展開となってしまいました。

 しかし援護を貰った多田野投手も本調子でなく、いきなり西岡選手がストレートの四球を選びます。さらに竹原選手が安打で1・3塁となると、サブロー選手が三遊間を抜き、新打順が功を奏した形となり、即座に1点を返します。しかし、なお続く無死1・2塁から、後続が倒れ、最少得点に終わります。
 さらに3回、1死から竹原選手が四球を選ぶと、2死後に大松選手が左中間を抜く適時二塁打を放ち、1点差に詰め寄ります。
 2・3回と走者を出しながら抑えてきた清水直投手ですが、その直後の4回、先頭打者を歩かせると、犠打と安打で1・3塁に。続く田中選手のゴロは自らの好守備で本塁アウトにしますが、森本選手を歩かせ、満塁でリーグ打率1位の稲葉選手を迎えます。一打出れば試合の流れが大きく決まるところでしたが、ここは踏ん張り、内野フライに打ち取りました。
 清水直投手は、5回も2死からこの試合6本目となる二塁打を打たれますが、後続を抑えます。
 するとその裏、先頭のランビン選手が久々となる安打を放つと、続く西岡選手が二塁打を放って無死2・3塁に。ここで竹原選手が詰まりながらも二塁の後ろに落とし、同点に追いつきます。
 さらにサブロー選手がこの試合2本目となる適時打を放って逆転に成功。ここまでやられ続けていた多田野投手をKOします。
 北海道の二番手は林投手でしたが、いきなり大松選手に死球で満塁。さらに井口選手が押し出しで久々の打点を挙げ、2点差をつけました。
 なお無死満塁と、ここで一気に決めたいところでしたが、続く橋本将選手の一塁ゴロがホームゲッツーとなり、里崎選手も倒れます。結果的には、ここでの逸機が最後に大きく響きました。
 勝ち投手の権利を得た清水直投手は、6回を初めての三者凡退に抑え、ここで降板。7安打3四球3失点ながら、2回以降は0点に抑え、ここで交代となりました。
 続く7回は川崎投手が登板。そして1死から稲葉選手に二塁打されると、すかさず荻野投手に交代。後続を断った荻野投手は8回も続投し、先頭打者を歩かせるも、0点に抑えます。
 そして9回はシコースキー投手が登板。一番から始まる攻撃でしたが、あっさり二死を取り、連敗脱出まで「あと一人」となります。しかしそこから稲葉選手が安打し、高橋選手も追い込んだものの安打されます。さらに、スレッジ選手も追い込みながら最後は四球を出し、ついに満塁となってしまいます。
 続く小谷野選手の当たりはライナーで右翼へ。大松選手も懸命にジャンプしますが、打球はその上を越えてフェンスを直撃。3点適時三塁打となり、一気に逆転されてしまいました。
 その裏、武田久投手に対し、先頭の竹原選手が本日四本目となる安打を放ちます。続くサブロー選手が犠打で進め、大松選手が四球を選び、長打で逆転サヨナラ、という場面になりました。しかし井口選手、さらには途中出場の田中雅彦選手がともに内野ゴロに倒れて試合終了となりました。
 これでチームは5連敗で対北海道は8連敗。そして合併球団が勝ったため、ついに約2ヶ月半ぶりの単独最下位となってしまいました。観客数は1万7千8百人ほどでした。

 あと、今日は12時から、海浜幕張のテクノガーデンで、「決起集会」が行なわれました。ちょうど仕事が休みだったので、見物に行きました。
 基本的には、このビル街で働く人向け企画のようで、選手と握手できる整理券が300枚配られるのですが、うち200枚はビル街の人専用との事でした。そんな中、100枚の整理券を求めて、徹夜で並んだ人もいたそうです。
 夏休みでしたが、子供の姿はあまり見かけませんでした。内容は、キャラクターとチアガールのショーの後に、井口選手・サブロー選手・竹原選手のトークショー、その後に握手会、というものでした。
 この類のイベントは、時間がおす事が多いのですが、今日は「オフィスビルの昼休み企画」という事で、最初のダンスはぴったり10分で終了。その後、待たせる事なく、選手が登場しました。他のイベントも見習ってもらいたいものです。
 ただ、チーム状態が状態なだけに、肝心のトークショーはあまり盛り上がりませんでした。こういう場合、選手のかけあいが面白いのですが、特に合いの手などもありません。ちょっと盛り上がったのは、ビールの話になったとき、井口選手が「家で飲みます」と言った後に、竹原選手が「井口さんに連れて行ってもらっています」と言って苦笑いされた時くらいでした。

2009年07月29日 23:27