2009年07月28日

対北海道7連敗で同率最下位に

 今日の千葉は、今季二度目で最後になる「ビアスタジアム」でした。入場料が全席1,500円(FC会員は1,000円)で、ビールが半額の300円という恒例企画です。今日は仕事でしたが、早く上がれるので、観戦を決定。相方に、午前中の場所取り並びに、入場後の席取りをしてもらったため、試合開始直前に球場入りしたにも関わらず、バックネット裏7列目くらいに座ることができました。
 その、千葉-北海道ですが、オールスター前にも札幌で三連戦をやっています。そして今日から三連戦なので、合わせて同一チームと6連戦やる事になりました。オールスター休みを挟んでいるとはいえ、かなり珍しいと思われます。
 先発は小林宏之投手と八木投手でした。打順のほうは、一昨日、「後半は楽しい野球をやっていく」と宣言したバレンタイン監督なだけに、大幅な入れ替えを期待していたのですが、一番から七番までは、前半戦同様の「対左投手固定打線」でした。ただ、八番に田中雅彦選手がプロ初の指名打者で入り、九番三塁にはランビン選手が入っていました。

 小林宏投手は立ち上がり、先頭の田中選手を1-3から歩かせます。さらに犠打で進まれた後、稲葉選手には死球を当ててしまいます。しかし、続く高橋選手が放った安打性の当たりは西岡選手が好捕して二死に。これで何とかなるかと思ったのですが、続くスレッジ選手に、右中間へ3ランを叩き込まれてしまいます。
 投げる前から援護を貰った八木投手は、低めの変化球が面白いように決まります。大松選手を除く八人が右打者だったのですが、その内角低めに落ちる緩いカーブが、振れば空振り、見逃せばストライク、という感じでカウントを稼ぎます。さらに、低めに落ちるスライダー系の球および直球の「三択攻撃」に、千葉打線は翻弄されました。
 3回にこの回先頭の田中雅選手が起用に応えてチーム初安打を放ち、盗塁も決めますが、そこから後続が三者連続三振に打ち取られます。4回の時点で早くも六人が三振し、この調子なら、今季三度目の「先発全員三振」もあるのでは、とまで思いました。
 一方、立ち上がりに制球が悪く3点を失った小林宏投手ですが、段々と本来の投球を取り戻します。3回には先頭の森本選手に二塁打を打たれ、内野ゴロで三塁に進まれますが、2死後に先ほど本塁打のスレッジ選手を打ち取ります。なお、この打席でなぜかスレッジ選手は何度かバントの構えをしており、不思議に思いました。
 さらに4・5回も先頭打者に安打されて犠打で進まれましたが、ここも0点に抑え、「1回表以外は投手戦」という展開になります。
 6回まで2安打に抑えられていた千葉打線ですが、7回に先頭のサブロー選手が安打すると、続く竹原選手が四球を選び、初めて二人の走者を出します。ここで北海道ベンチは完封の可能性がある八木投手をあっさり見切り、菊地投手を起用。そして里崎選手三振の後に、代打で橋本将選手が登場すると、宮西投手に交代します。
 すると、千葉ベンチは代打の代打でベニー選手を起用しますが三振に。さらに続くランビン選手に今江選手の代打を告げ、北海道が7回ながら、この回四人目となる建山投手を起用すると、またも代打の代打でバーナムJr選手を起用します。
 というわけで、「二者連続代打の代打」対「三者連続投手交代」の対決となったわけですが、ここは北海道継投陣の勝利となりました。
 続く8回も小林宏投手はマウンドに上がり、連続三振で簡単に二死を取ります。ところが、続くスレッジ選手に、初回とほぼ同じ所にソロ本塁打を打たれてしまい、次打者に安打されたところで降板となりました。
 この回は満塁にしながら、何とか追加点は防ぎました。しかし続く9回は伊藤投手が打たれ、ついに5点目を失います。
 その裏、林投手に対し、連続三振で簡単に二死となります。しかし続く竹原選手が、左翼席に打った瞬間に分かる5号ソロを叩き込みます。これで、2試合連続「完封目前の9回2死からのソロで1点を返す」になりました。しかしながら、この点差では焼け石に水で、そのまま5対1で敗戦。合併球団が勝ったため、勝敗の数が全く同じになり「同率最下位」となってしまいました。また、対北海道は7連敗で早くも負け越しが決まっています。観客数は2万4千5百人ほどでした。

2009年07月28日 23:54