2009年07月19日

序盤の二発と小刻みな継投で久々のカード勝ち越し

 千葉で行なわれた千葉-福岡戦の観戦に行きました。今日は、今季から導入された17時開催試合なので、16時20分頃に球場入りしました。
 今日の始球式は、ロッテ製品の広告に出ているということで、人気アイドルの亀梨さんが登場。事前の告知がなかったため、球場は大騒ぎになり、少なからぬ人が、金網に向かって走っていました。
 そして亀梨さんは、背番号26と名前の入った縦縞ユニを着てリリーフカーに乗って登場。ラインを走って飛び越し、腕を回すという、シコースキー投手の物まねを見せます。
 打者は親交のある西岡選手で、捕手は早坂選手です。亀梨さんが野球をやるという事で、通常の始球式と違い、早坂選手が捕手の防具をつけるという、「真剣モード」でした。そして、西岡選手は打ち返したものの遊飛に打ち取られ、大喝采となりました。

 試合のほうは、小野投手とホールトン投手が先発。今日は竹原選手がスタメン復帰し、ベニー選手が外れました。
 初回、小野投手は一死から川崎選手を歩かせますが、盗塁失敗もあって三人で終わらせます。
 その裏、打席には先ほどの打席(?)で打ち取られた西岡選手が。しかし、ここでは何と初球をバックスクリーンに叩き込む7号ソロを放ちます。今日の風は本塁方向へ風速9mだったのですが、この球場独特の跳ね返る風に乗せた、という感じでした。
 続く2回、1死から竹原選手が四球を選ぶと、続く里崎選手の打席で二盗を決めます。さらに2-3から意表のスタートを切り、里崎選手は三振するも、捕手は送球できず、連続盗塁を成功させます。すると続く福浦選手が右翼席中段に、本拠地では昨年4月以来となる2号2ランを放ち、序盤で3点差をつけました。
 序盤から援護を貰った小野投手は、得意の風を味方につける投球で福岡打線を打たせて取ります。2回・3回とも打者三人を、それぞれ右飛・中飛・左飛に打ち分けさせて(?)打ち取り、4回も先頭の本多選手を三邪飛と、七人連続でフライアウトにします。その後、四球を出した物の後続を抑え、4回まで無安打投球でした。
 しかし、続く5回表、攻撃前に福岡は円陣を組みます。そこでの指導が早速効果を発揮し、先頭の小久保選手が中前打で出塁し、1死後には長谷川選手が中堅フェンス直撃の長打を放ちます。
 スタートを切っていた小久保選手は一気に本塁へ。それに対し、サブロー選手の返球を受け取った西岡選手は打者走者を見ているように見えましたが、一転してバックホームします。守備陣が諦めたかと思った小久保選手はスライディングしておらず、ちょうど本塁手前に送球が戻り、まさかのタッチアウトとなりました。
 続く田上選手に適時打が出て1点は返されますが、この守備が大きく、最少失点で抑えます。
 一方、序盤で2本塁打されたホールトン投手ですが、その後は立ち直り、3回に内野安打が出たのを最後に、千葉打線は安打が出ず、追加点を奪えません。
 続く6回、小野投手は2・3番を打ち取りますが、そこから三連打され、満塁となります。ここで先ほど長打された長谷川選手を迎えたところで投手交代。本日登録されたばかりの松本投手がマウンドに上がります。
 二軍落ちする直前の内容がかなり悪かっただけに、この長打が出れば逆転の場面で大丈夫かと思ったのですが、1-3とボールが先行したものの、そこからファウルを打たせてフルカウントとし、最後は八球目を投ゴロに打ち取りました。
 続く7回は内投手が登板。田上選手は打ち取りますが、続く村松選手を歩かせます。するとベンチが素早く動き、川崎投手を起用。昨日は適時打されていましたが、今日はきっちり抑えると、続く8回も三者凡退に打ち取ります。
 打線は相変らずホールトン投手から安打は出ません。そして、7・8回と先頭打者が四球で出るものの犠打失敗と、良くない流れで最終回を迎えます。
 9回はシコースキー投手が登板。いきなり小久保選手をストレートの四球で歩かせ、続く多村選手の初球もボールとなります。しかしそこから本来の投球に戻って後続を抑えて試合終了。3対1で勝って久々のカード勝ち越しを決めました。

 観客数は2万8千9百人というかなりいい入りでした。ただ、試合開始時の17時の時点では、かなり空席が目立っていました。今月から始まった日曜ナイター17時開始ですが、この状況を見ると、適切な告知をしているとは思えません。ポスターやメルマガを見ても、書いてはいるものの、分かりやすい表示はされていませんでした。
 企画自体は悪くないと思いますが、せっかく来た客が「試合前に来たつもりが、もう始まっていた」という経験をしないよう、考える必要があるのでは、と思いました。
 あと、試合終了後の右翼席には「石川(副代表)はベンチから出て行け」という横断幕が二つほど出ていました。石川氏の顔は知りませんが、私も試合後のテレビで、背広を着た人が偉そうに選手に話しかけている画像は何度か見ており、不快感を覚えていました。
 本来あるべき姿でないわけですし、改善を求めたいところです。まあ、そのような意見が直接届いたところで、「真摯に受け止めるが、既に決まっていることだから」という「真摯」とほど遠い反応をする事は、過去の例から分かっていることですが・・・。

2009年07月19日 23:12