2009年07月18日

立地と品揃え

 かつてよく利用していた飯田橋の本屋へ久々に行きました。全国展開のチェーン店で、他の系列店にも何度か行った事はあるのですが、この店だけ入口周辺の品揃えが違います。
 いわゆる「右翼系」の雑誌や本がかなり目立つところにあるのです。特に、ここの系列店も含めた普通の本屋では目立つところに置かれる事がない、かなり過激な右翼雑誌が二箇所で平積みにされていたりしました。
 前々から、なぜこの店だけ、と不思議かつ不気味に思っていました。ところがこの前、その本屋に行こうとして飯田橋駅を降りたら、浴衣姿の人が多数見かけました。何かあるのか、と思って見渡したところ、「靖國神社・みたままつり」という提灯が出ていました。どうやら、浴衣の人たちは、それの参加者のようです。

 自分の感覚だと、「靖國神社=九段下駅」という認識が強く、飯田橋から靖國神社に行く、という認識はありませんでした。しかし、「みたままつり」があると、飯田橋にこれだけ浴衣姿の人がいる、という事から考えば、「参拝者」が飯田橋駅を利用する可能性は、私が思っていた以上に高いわけです。
 というわけで、「なぜチェーン店でここだけ右翼雑誌・書籍が大量に」という二年越しの謎が解けました。
 それにしても、「みたままつり」は毎年やっていたのに、飯田橋で働いていた二年前の夏にはそれに気付かなかったというのは奇妙だと我ながら思いました。まあ、あの頃は色々と余裕がなかったので、そこまで頭が回らなかった、というのもあるのでしょうが・・・。

2009年07月18日 22:15