2009年05月26日

相手救援陣を打ち、終盤で逆転勝ち

 甲子園でのタイガース-千葉は阿部投手と小野投手が先発。阿部投手は、近鉄バファローズ時代の2004年以来となる先発でした。千葉打線は、昨日と同じ顔ぶれでした。
 初回、先頭の西岡選手が安打するも、併殺で三人で終わります。さらに続く2回も先頭の井口選手が安打するも、盗塁失敗で1死無走者に。しかしそこから里崎選手が四球を選ぶと、大松選手が安打でつなぎ、ベニー選手の適時打で先制します。

 一方、小野投手は初回・2回と先頭打者に安打され、さらに走者を溜めますが、ここは抑えます。
 しかし続く三回も先頭打者に安打され、そこから2死を取るものの、新井選手に二塁打でつながれ、葛城選手の2点適時打で逆転を許します。
 3回の2死満塁を逸した千葉は、4回は三者凡退に抑えられます。これで阿部投手の移籍後初勝利が見えたわけですが、4回裏に打席が回ると、タイガースはあっさり代打を出しました。
 そして5回表、二番手の江草投手から先頭の西岡選手が安打し、犠打と四球で1死1・2塁としますが、後続が倒れます。
 そのまま1対2で迎えた6回裏、千葉は何と成瀬投手がプロ初の救援登板をします。そして、2イニングを無安打に抑えました。
 タイガースは7回にアッチソン投手で抑えると、8回はウイリアムス投手を起用します。すると、1死から里崎選手が安打し、2死後にベニー選手が四球を選んで1・2塁とします。ここで千葉ベンチは控え捕手が金澤選手のみであるに関わらず、二塁走者の里崎選手に代走で早坂選手を起用。これが成功し、続く今江選手の適時打で追いつきます。
 その裏をシコースキー投手が抑えると、9回表にタイガースは同点ながら藤川投手を起用。しかし、先頭の西岡選手がいきなり二塁打を放ちます。そして、1死後に打席に入ったサブロー選手は、初球を打ち上げますが、狩野捕手が失策してファウルに。すると、続く2球目を右中間に弾き返すと、これが勝ち越しの適時三塁打となり、終盤での逆転に成功します。
 その裏、荻野投手は1死から安打されますが、最後は金本選手を抑えて試合終了。3対2で千葉が勝ち、試合のなかった埼玉を抜いて4位に浮上しています。観客数は2万6千6百人ほどでした。

2009年05月26日 23:36