2009年05月24日

8回に追いつき、9回にサヨナラ勝ち

 千葉で行なわれた千葉-ドラゴンズは渡辺俊介投手とチェン投手が先発。今日は対左ということで、堀選手が七番で一塁に入り、今季初の「左打者が一人もいないスタメン」となりました。
 渡辺俊投手は、初回をあっさり三人で抑えます。その裏、先頭の西岡選手が安打すると、1死から連続四球で満塁となります。しかしそこで里崎選手、さらにはベニー選手が倒れ、先制することはできません。

 前回大量失点した渡辺俊投手ですが、今日は最初の一巡を無走者に抑えるという立ち上がりを見せます。一方、チェン投手も2回以降は立ち直り、投手戦の様相を呈します。
 そして二巡目を迎えた4回表、渡辺俊投手は一番の井端選手を安打で塁に出すと、二番の荒木選手が送りバントを決められます。そして、三番の森野選手に右越のタイムリー二塁打を打たれ、「燃えよドラゴンズ」創設期の歌詞の通りに先制されます。しかし、その後に本塁打されるような事はなく、その1点に抑えます。
 その裏、あっさり二死を取られますが、そこからベニー選手が四球を選ぶと、堀選手が左翼フェンスに達するいい当たりを放ちます。しかし、クッションの処理が良かった事もあって単打に終わり、続くランビン選手が倒れ、追いつけません。
 続く5回も1死から西岡選手が安打を放ち、さらに四球で2死1・2塁としますが、井口選手が倒れ、ここも追いつけません。
 直後の6回表、渡辺俊投手は1死から安打され、さらに2死2塁となったところで和田選手を敬遠し、次のデラロサ選手との勝負を選択します。
 するとドラゴンズベンチが早くも動き、代打に立浪選手を起用し、三遊間の当たりを打たれます。しかし、これを西岡選手が好捕し、内野安打になったものの、得点は与えません。
 そして2死満塁となり、打席には小山選手が入ります。対する渡辺俊投手はいきなり0-3としてしまいます。しかしそこからストライクを二つ取り、ファウル二つの後、最後はボール球を振らせ、追加点は許しません。
 その裏、1死からベニー選手が安打すると、堀選手が二塁打を放って1死2・3塁と一打出れば逆転、という好機を作ります。しかしここもランビン選手と今江選手が倒れ、どうしてもチェン投手から得点できません。続く7回も先頭の西岡選手が安打しますが、竹原選手が初球を打って右邪飛に倒れ、サブロー選手が併殺と、ここも点を取れません。
 一方、6回の満塁を凌いだ渡辺俊投手は、7・8回を三者凡退に抑え、反撃を待ちます。
 そして8回裏、ドラゴンズベンチは、ここまで114球投げて6安打4四球無失点のチェン投手に代え、浅尾投手を登板させます。しかし、結果的にこの継投は失敗。この回先頭の井口選手が初球を二塁打すると、続く里崎選手が犠打を決めます。そして2死後に暴投があり、千葉が終盤でついに追いつきます。
 そして9回のマウンドにも渡辺俊投手は上がります。しかし、1死後に平田選手に二塁打され、ここで交代。しかし久々の登板となったシコースキー投手が後続を絶ち、同点のまま9回裏を迎えます。
 この回先頭はここまで無安打のランビン選手でしたが、ここから登板の平井投手に対し、右翼線を抜く二塁打を放ちます。そして、代走の早坂選手が出て、今江選手が犠打を決めて1死三塁に。続く本日三安打の西岡選手は敬遠となり、続くは9回の守備から入っている大松選手が打席に入ります。
 ここでドラゴンズは左であり、大松選手の大学時代の先輩である小林正投手を起用。しかし、大松選手は2球目を左前に弾き返し、千葉が2対1でサヨナラ勝ちしました。観客数は2万8千1百人ほどでした。
 結果的にはサヨナラ勝ちでしたが、11残塁と好機で一打でない打線のつながりの悪さは相変わらずという試合でありました。しかし、久々の適時打も出ました事ですし、これで流れを変えてほしいものです。

2009年05月24日 11:15