2009年05月17日

序盤の差を活かし、三カード連続勝ち越し

 千葉で行なわれた千葉-埼玉は小野投手と平野投手が先発。今日も西岡選手は欠場で、右投手が先発にも関わらず、ベニー選手が一番に入りました。また、昨日のヒーローであるランビン選手は七番に上がっていました。
 今日は最大で11mの向かい風と昨日以上の強風でしたが、小野投手は慣れているのか、特に影響を感じさせず、立ち上がりを三者凡退に抑えます。
 しかし、平野投手は慣れない強風に戸惑ったのか、いきなりベニー選手をストレートの四球で歩かせ、バーナムJr選手に死球を当てた後、サブロー選手にも四球を出し、いきなり無死満塁とします。
 ここで井口選手が三遊間を抜いて先制すると、大松選手と里崎選手に連続犠飛が出て、千葉が前日の8回裏に続き、1安打で3点を取りました。

 一方、小野投手は2回も三者凡退に。3回は先頭の大崎選手の中飛が風に舞って「お見合い」二塁打になり、さらに続くボカチカ選手の補邪飛も一度里崎選手が落としましたが、動じることなく、この無死2塁から後続を抑えます。
 するとその裏、先頭の井口選手が四球を選ぶと、大松選手が三塁線を抜く二塁打で2・3塁とし、続く里崎選手が右中間を抜く2点適時二塁打を放って5対0に。平野投手はここで降板となりました。
 4回までは「お見合い」のみの「ほぼ完全」だった小野投手ですが、5回に石井義選手とGG佐藤選手の連続安打で1・2塁に。そして1死を取ると、埼玉は早くも銀仁朗選手に代えて上本選手を代打に送ります。これが成功して安打を放ち1死満塁に。続くボカチカ選手は遊ゴロに打ち取りましたが、ボカチカ選手の全力疾走もあって併殺にはできずに1点を返され、さらに適時打でもう1点返されます。
 そしてなお2死満塁とし、打席には昨日4安打の中島選手が。そして三遊間に鋭い当たりを放ちますが、これを今江選手が好捕し、何とか凌ぎます。
 するとその裏、里崎選手が死球で出て、ランビン選手の安打で1・3塁に。するとここで先ほど好守備の今江選手が初球スクイズを決め、即座に突き放します。
 2勝目の権利を得た小野投手は6回のマウンドに上がります。しかし、1死後に失策と安打で1・2塁となるとここで降板。代わって4連投となる川崎投手が上がります。そして、右の代打で登場した江藤選手を三振に打ち取るなど0点に抑え、続く7回も三者凡退と、昨年の調子に戻ったことを示す好投を見せます。
 そして7回裏、先頭の大松選手が安打すると、里崎選手が4打点目となる適時二塁打を放ち、さらにランビン選手のセーフティー気味の犠打の後、今江選手の適時打で8点目。試合をほぼ決めました。
 しかし直後の8回に登板した伊藤投手は、3・4番相手に簡単に二死を取ったのですが、そこから連打されると、守備で入っていた松坂選手に1号3ランを浴びて3点差に詰め寄られてしまいます。
 セーブがつく場面になった事もあり、9回は荻野投手が登板。いきなり安打はされましたが、そこから三人を抑え、連日の6セーブ目を挙げました。
 これでチームは連勝でカード勝ち越し。あわせて3カード連続の勝ち越しとなり借金も3に。雨で流れた福岡と並び、同率4位で交流戦を迎えることになりました。観客数は雨模様の天気と強風もあり、日曜にしてはかなり少ない1万4千3百人ほどでした。

2009年05月17日 21:55