2009年04月30日

井口選手のサヨナラ3ランで、伊藤投手がプロ初勝利

 千葉で行なわれた千葉-合併球団は清水直行投手と山本投手が先発。一度先発を飛ばす形になった清水直投手は一軍再登録され、代わって土曜のお立ち台の後は出場機会がなかった新里選手が外れました。
 今日は井口選手が久々に四番でスタメン復帰。ただ、足の痛みが完治したわけではなく、指名打者での出場となりました。また、ベニー選手が今季初となる一番に入っています。
 1回裏、そのベニー選手がいきなり二塁打を放って先制機を作りますが、犠打失敗などがあり、先制できません。
 しかし続く2回、1死から里崎選手が四球を選ぶと、2死後に今江選手が左中間を破る適時二塁打を放ち、この三連戦で初めて千葉が先制します。

 一方、清水直投手は、3回まで無安打投球。4回にこの回先頭のフェルナンデス選手に二塁打されます。そして次の打席で投球がワンバウンドになりますが、里崎選手がこれをそらさず、三塁に走ったフェルナンデス選手はアウトに。そして後続を断ち、ここも0点に抑えます。
 しかし続く5回、1死から連打で1・2塁となり、続く坂口選手を二塁ゴロに打ち取ったものの、併殺を狙った西岡選手の一塁送球がそれ、その間に同点となります。
 さらに続く6回、清水直投手は先頭の下山選手に本塁打され、勝ち越しを許してしまいます。
 打線は山本投手の前に、3回以降は無安打に抑えられます。そして合併球団は8回から香月投手を投入しますが、この継投は失敗。代打で登場の橋本将選手が安打すると、今江選手が犠打を決めます。
 ここで、さらに代打でバーナムJr選手を起用すると、合併球団も左の清水投手に交代。しかし、「代打の代打」はなく、バーナムJr選手はそのまま打席に。この起用が成功し、同点適時二塁打を放ちます。さらに、ベニー選手も続いて1・3塁とし、続く西岡選手は三遊間にいい当たりを放ちますが、これは相手の好守備に阻まれ、逆転はできません。
 清水直投手は9回1死から安打されて降板となりましたが、5安打4四球2失点と、復調を感じされる投球でした。そして、シコースキー投手が後続を断ち、その裏、千葉も三者凡退に倒れて一昨日に続いての延長戦となります。
 10回から伊藤投手が登板しますが、いきなり先頭打者を歩かせ、さらに犠打を失策して無死1・2塁となってしまいます。しかし、次の打者のバントを今度は好守備で三塁アウトとし、さらにローズ選手とラロッカ選手を抑え、自ら作った危機を自ら凌ぎました。
 さらに続く11回表も、先頭打者に安打され、さらにバスターを決められた後、今度は犠打も成功されて1死2・3塁とします。しかし、ここも後続二人を内野ゴロに抑え、得点を許しません。
 10回裏の1死2塁ではあと一打が出なかった千葉打線ですが、11回裏、この回から登板の菊地原投手から先頭の福浦選手が安打します。
 そして代走の早坂選手に対し、菊地原投手はかなり執拗に牽制しますが、逆に走者を意識しすぎたのか、西岡選手が安打を放って1・2塁とします。
 ここで今日ここまで無安打の井口選手が打席に入り、1-1からの二球目を弾き返します。そして打球はそのままバックスクリーンに飛び込み、サヨナラ3ランに。井口選手は早くも今月二本目のサヨナラ本塁打となりました。なお、足の故障を気遣ってか、いわゆる「手荒い祝福」はほとんどありませんでした。
 これで千葉が5対2で勝って対合併球団初勝利。そしてお立ち台には、井口選手と並んで、2度の無死1・2塁を凌いでプロ初勝利を挙げた伊藤投手も上がりました。観客数は1万2千2百人ほどでした。

2009年04月30日 23:28