2009年04月16日

劣勢の展開を追いつき、サヨナラで連勝

 千葉で行なわれた千葉-東北は成瀬投手と永井投手が先発。故障で出遅れた成瀬投手は今季初登板となりました。今日は、打撃好調のサブロー選手が五番に上がり、指名打者にはバーナムJr選手が八番で入りました。また、ランビン選手が二軍落ちしています。
 初回、先頭の早川選手がいきなり死球で出塁すると、1死後に西岡選手が適時二塁打を放ちまず先制。さらにサブロー選手の犠飛で2点目を挙げます。
 一方、成瀬投手は2回まで1安打投球でしたが、3回、先頭の中島選手に安打されると、1死の後に安打で走者をため、高須選手に3試合連続打点となる適時二塁打を喫し、さらに内野ゴロの間に追いつかれます。

 2・3回と走者を出すも追加点が上がらない千葉打線ですが、4回に先頭の大松選手が四球を選びます。しかし、エンドランのミスか、盗塁失敗もあって2死無走者に。ところが続くバーナムJr選手に対し、永井投手はこの試合三つ目となる死球をヘルメットに当てます。
 バーナムJr選手は痛がるそぶりも見せず一塁へ歩きますが、危険球となって永井投手は退場となります。貰った好機でしたが、緊急登板のグウィン投手に抑えられて勝ち越せません。
 しかし、続く5回裏、先頭の早川選手が安打すると、四球の後に西岡選手の安打で無死満塁に。続く井口選手は併殺に倒れますが、その間に1点を勝ち越します。
 これで勝ち投手の権利を得た成瀬投手ですが、直後の6回表、先頭の高須選手に安打され、しかも失策があって一気に三塁まで進まれます。そして、続く鉄平選手の適時二塁打で追いつかれると、セギノール選手にも連続二塁打を打たれて逆転となり、ここで降板となりました。さらに、代わった中郷投手が山崎武選手に適時打されて2点差とされ、さらに1死1・2塁に。ここで一打が出れば試合が決まりかねない場面でしたが、代打で登場した草野選手を高木投手が併殺に打ち取り、なんとか2点差で凌ぎます。
 そしてその裏、2死無走者から下位の連打で好機を作り、早川選手の適時打で1点差に詰め寄ります。
 ところが続く7回、小宮山投手がマウンドに上がりますが、2死1・2塁からセギノール選手の右飛かと思われた当たりが、風で伸びて2点適時打となり、この試合最大となる3点差がつきます。
 これは厳しいかと思いきや、その裏、この回から登板の木谷投手から、先頭の西岡選手が今季1号を右翼席に放ちます。そこから2死となりますが、大松選手が左前に落ちる幸運な安打で出ると、里崎選手が左翼席最上段にこれまた今季1号となる2ランを放ち、一気に追いつきました。
 続く8回、2死から福浦選手が安打で出塁します。ここで前の打席に本塁打を放った西岡選手が打席に。三塁打が出ればサイクルかつ勝ち越し打というところでしたが、ここは有銘投手に抑えられます。
 9回表、前の回から登板の伊藤投手が先頭打者に安打され、犠打で進まれますが、ここで登板のシコースキー投手が中軸を抑えます。
 その裏、四球と安打で無死1・2塁とサヨナラの走者が得点圏に進みます。ここで大松選手に代えて早坂選手を「ピンチバンター」に送りますが、初球のバントが惜しくも三塁線を僅かに出てしまい、2-0からスリーバントを敢行するも失敗します。その後、暴投などで2死2・3塁となりますが、最後はバーナムJr選手が倒れ、ついに延長戦に入ります。
 10回表は続投のシコースキー投手が抑え、その裏、先頭の今江選手が四球を選びます。そして1死後に福浦選手が安打を放って1・3塁に。ここで東北はここまで3安打の西岡選手を敬遠し、1安打の井口選手との勝負を選択します。しかし、井口選手は2-1と追い込まれながらも、四球目を弾き返すと、打球は左翼席に飛び込みます。こうして、移籍後本拠地初本塁打がサヨナラ満塁弾となり、千葉が11対7で勝ちました。観客数は1万3千9百人ほどでした。

2009年04月16日 23:55