2009年04月09日

阪神なんば線と両側ホーム

[ 交通 ]

 一泊の出張で大阪に行っています。行き先が難波だったので、先月開通した阪神なんば線に乗ってみました。
 近鉄難波改め大阪難波駅に行き、阪神線ホームに行くと、近鉄車両による尼崎行きがやってきました。分かってはいましたが、不思議な感じがしました。
 夕方のラッシュ時に加え、甲子園でプロ野球があることもあり、かなりの混雑でした。難波から阪神線なのですが、次の桜川で乗務員が交代しました。戸籍上の境界と、運転上の境界が異なるのでしょうか。
 そのまま電車は地下を進み、九条駅から地上に出ました。ただ、騒音防止のためか、両側は覆われていたため、外が見えたのは川を渡った時だけでした。

 そして、以前から開業していた西九条駅に着きました。20年ほど前に行った事はあり、その時は、駅の終端が切り立った崖みたいだったと記憶しています。その時から難波へ伸ばす構想はあったのですが、当時はまさか実現するとは思っていませんでした。それだけに、改めて「長年の構想が実現した」という事を感じました。
 そして、西大阪線を通って、終点の尼崎へ。しばらくすると、直通特急の姫路行きがやっていきました。その列車が入った線路は、左右にホームがあります。乗換えには便利ですが、こちら側は先述したようにほぼ満員で、向側のホームも行列ができています。そして、梅田から乗っていた客もいるのですから、車内は大変な混雑になりました。
 通常は、閉じているほうの扉が、終端装置みたいな働きをするのですが、この場合は、両方から人が入ってくるわけです。便利な構造だとは思いますが、中間にいる人は大変だと思いました。
 そして特急が次に止まったのは甲子園でした。着くと、隣のホームに回送列車が扉を開けたまま止まっています。こちらの線路も両側にホームがありました。
 そして、野球観戦の人などが大量に降りるのですが、みな、回送列車の中を通って、向こうのホームに行きました。甲子園駅の構造は忘れたのですが、おそらくは、向こうのホームから降りたほうが便利なのでしょう。
 尼崎駅といい、甲子園駅といい、良くも悪くも「両側ホーム」の構造を最大限に活用しているな、と感心させられました。

2009年04月09日 23:10