2009年04月07日

接戦も終盤では大差に

 東京ドームで行なわれた北海道-千葉戦を観に行きました。今日も東京ドームでの北海道主催試合名物である「乾杯シート」を利用しました。この席は、2,200円で内野指定席に800円相当のビール・200円相当のつまみがつく、という極めて割安の席です。さらに、昨年まではビールは600円相当のものしか飲めませんでしたが、今年から球場内のビールが一回り小さくなった事から、相対的にビールが800円相当となり、より得した気分になりました。
 これまで、東京ドームでの対北海道では千葉のマスコット勢も来て、8回裏に二階席で「流しソーメン」をやっていたのですが、今日は別の用事があったのか、来ていませんでした。代わり(?)に、同じ千葉である鎌ヶ谷から、北海道二軍のマスコットキャラクターである「カビー」が来ていました。
 また、一軍マスコットの「B.B」は、試合開始直前に、左翼席に向かってボールを投げ入れるパフォーマンスを10分近くやっていました。ビジターチーム相手にここまでやるとは珍しいものです。まあ、東京ドームで行なわれるこのカードは、常に三塁側のほうがお客さんが多いので、そのお礼なのかも、などと思いました。

 試合のほうは、多田野投手と唐川投手が先発。今日も西岡選手は欠場で、遊撃には公式戦初出場となるランビン選手が八番で入りました。
 1回表、先頭の早川選手が安打すると、続く福浦選手がヒットエンドランを決め、いきなり無死1・3塁となります。ところが、続く橋本将選手の当たりは、左翼へのライナーに。早川選手がタッチアップで本塁を狙うも、スレッジ選手の好返球でアウトになります。さらに、その間をついて二塁を狙った福浦選手もアウトとなり、三重殺になってしまいました。
 生で三重殺を見るのは、2005年アジアシリーズでの千葉-中国代表戦以来です。そのときも球場は東京ドームでした。年平均で5試合程度しか東京ドームで試合をしない千葉の試合で、5年間に二度も三重殺を見れたのですから、かなり貴重な経験だと言えるでしょう。
 その裏、唐川投手は1死から失策の後盗塁、さらに四球で1・2塁となりますが、後続を断ち、こちらも先制を許しません。
 直後の2回表、先頭の井口選手が左翼ポール際に移籍第一号を放ちます。この本塁打は井口選手にとって日本野球通算150号となるとともに、全打席本塁打達成となりました。千葉在籍中の選手が全打順本塁打を達成するのは、1998年の堀選手以来二人目です。
 しかし、続く3回の2死1塁を逸します。さらに4回は先頭の橋本将選手が安打するも、続く先ほど本塁打の井口選手が併殺に倒れるなど、毎回の走者は出しますが、後続が出ません。続く5回も先頭の里崎選手が安打し、ボークで進塁しますが、ここでもあと一本が出ません。
 一方の唐川投手は4回まで2安打無失点の好投を見せます。しかし5回、先頭の二岡選手の当たりがフェンスの上をわずかに越え、これまた移籍第一号となり、追いつかれます。
 唐川投手は6回、先頭の糸井選手にバント安打を決められます。しかし、初回に盗塁された糸井選手を牽制で刺し、この回も三人で終わらせ、6回までソロ1本の1失点のみと好投を見せます。
 しかし続く7回、先頭の小谷野選手に二塁打され、1死後に先ほど本塁打された二岡選手を迎えたところで降板します。
 そして二番手には、開幕から四連投となる伊藤投手が登板。しかし、この継投は失敗で、内野安打で1・3塁になった後、鶴岡選手が中前に弾き返し、ついに勝ち越しを許してしまいます。さらに二死後に田中選手に2点適時打を放たれ、4対1となってしまいました。
 昨年は早い回での降板が多い印象を受けた多田野投手ですが、今日は安打されながらも投げ続けます。そして8回は三者凡退に打ち取られてしまいます。
 その裏、前の回から登板した松本投手がつかまります。先頭の稲葉選手に二塁打された後、続くスレッジ選手に適時打と、左対左ながら連打で追加点を許し、さらにこの回5安打2四球と打ち込まれ、一挙に5点を追加され、試合はほぼ決まりました。
 9回は大差ながら、一昨日に抑え失敗した武田久投手が調整登板します。先頭で代打として出たバーナムJr選手が来日初安打を放つも、後続がなく、終わってみれば9対1の大差で敗れました。ただ、序中盤の投手戦がテンポ良く進んだ事もあり、試合時間は2時間40分、観客数は1万7千6百人ほどでした。
 これで開幕4試合で2試合を観戦し、いずれも敗戦。しかも、観に行っていない試合では2連勝しています。2004年以来、チーム成績が良かろうと悪かろうと自分の観戦成績は五割を越えていました。しかし、今年はかなり悪いスタートとなっています。自力で何とかなるものではありませんが、次回以降で巻き返したいものです。

2009年04月07日 23:57