2009年01月18日

新外国人と退団外国人

 千葉の新外国人が発表されました。いずれも、昨年の秋季キャンプに参加していた、ゲイリー=バーナム=ジュニア選手と、チェイス=ランビン選手です。実績がないだけに年俸も低く、そのあたり、「球団の赤字」を象徴した人選とも言えます。とはいえ、逆に言えば伸びしろもあり、日本野球へ適応する可能性も高いわけです。
 どのような位置づけの起用になるか分かりませんが、頑張って貰いたいものです。
 あと、ランビン選手が昨年所属していた、3Aのアルバカーキというチームは、広島のシーボル選手と、東北のグウィン投手(退団)が来日前に所属していました。何か、日本へのパイプでもあるのだろうか、と気になります。いずれにせよ、元チームメイトが他球団とはいえ、日本にいる、というのも心強いことでしょう。

 一方、同時に、オーティズ選手・アブレイユ投手・呉投手の退団が発表されました。アブレイユ投手は、怪我でシーズン後半を棒に振ったものの、フェニックスリーグに参加する形で、来季へのテストを行なっていました。それが、この時期に解雇ということは、代わりとなる外国人投手の目処が付いた、という事でしょうか。
 呉投手に関しては、昨年は二度一軍での先発がありました。うち、5月の合併球団戦では好投したものの、継投陣が打たれて逆転負けし、来日初勝利を逃しました。あれを勝っていれば、結果は違ったかも、とも思いました。また、二度目の先発の試合は観戦していました。ただ、序盤から制球が定まらず、自滅という形で2回途中で降板となりました。結果的に、これが一軍最後の試合となったわけです。
 千葉入団直前に出場したアジアシリーズでの好投も観戦していただけに、期待していました。それだけに、結果を残せずに退団したのは残念です。まあ、日本の環境があわなかったという部分もあるのかもしれません。来年は、LA NEWベアーズに復帰するのかどうか分かりませんが、頑張って欲しいものです。できれば、またアジアシリーズで見たいものです。
 また、オーティズ選手は、かつて神戸にいた時に比べると一発は減りましたし、「グラブ投げ」という珍プレーをやったりしました。しかしながら、安定した実績を残していただけに、退団はやや意外でした。やはりこれも、球団の財政状態と関係があるのでしょうか。
 いずれにせよ、これで、交渉中の井口選手と、取る可能性がありそうな外国人投手枠一つを除いて、支配下枠が確定しました。その二選手分を差し引いても、支配下枠に余裕があるため、その分は育成選手が昇格するかと思われます。それが誰になるかも、興味深いところです。

 話は変わりますが、今日、散歩していたら、公園で親子が野球をしていました。子供は、両打ちを目指しているのか、一打席ごとに左右を変えて打席に立っています。
  そして、左打ちの時に限って、構える前に、左手にバットを持って、前方に突き出します。つまり、イチロー選手の真似をしているわけです。
 改めて、イチロー選手の影響力を感じさせた、散歩中の一こまでした。

2009年01月18日 21:53