2009年01月17日

20年ぶりの念願かなう

 子供の頃から水炊きが大好物でした。そのため、水炊きの本場が福岡だと知った時は、いつか、本場で水炊きを堪能したいものだ、と思っていました。
 そして初めて福岡に行ったのは今から約20年前となる、大学二年の夏休みでした。博多駅で降りた後、水炊きを出す店を探し、その中の一箇所に入りました。しかし、残念ながら、一人前で満足できる水炊きはありませんでした。

 それから、いろいろあって、昨年から仕事で福岡に行く機会が激増しました。したがって、当時の思い残しであった「一人で水炊きを堪能する」という念願がかなうかと思いました。
 しかしながら、ある晩に行った店は、水炊きを売りにしながらも、不要な創意工夫(?)がされていました。そのため、「水炊き」とは異なる味の「鳥鍋」を高い値段で食べる羽目になったりしました。
 そんな中、ネットで一店ほど、自分の要望を満たせてくれそうな店を発見しました。そこである時に行ってみたのですが、不運な事に、その日は丁度、不定休の休みでした。
 その店に、今日行ってみました。幸い、店も開いており、目的としていた「一人前の水炊き」もありました。
 それを食べたのですが、鍋に鳥しかなく、私の水炊きを愛する理由の一つである「鳥の味が染みた白菜」を食べることができないとか、タレの味付けで薬味がききすぎ、などの不満はありました。
 しかしながら、鳥の味はまさに「水炊き」というもので、それについては、大変満足できました。
 最初に食べようと博多をうろついたのが1989年の夏ですから、ちょうど20年後に念願がかなった形となりました。それだけ待った事もあり、100%満足とは言えなかったものの、かなりの達成感がありました。

2009年01月17日 23:55