2008年12月02日

蔦の紅葉

 相方と雑談していて、童謡「真っ赤な秋」が話題になりました。歌詞の中に「蔦の葉っぱも真っ赤だな」とあるのですが、果たして蔦は紅葉するのか?という疑問が生じたのです。言われてみれば、二人とも、「赤い蔦の葉」など見たことはありません。そのため、「あれは『沈む夕陽に照らされて』にかかっている」という冗談が出たほどでした。
 ところが今日、仕事中の移動で外を歩いていたら、紅葉している蔦が張り付いている壁がありました。なかなか見事な紅葉ぶりです。ちなみにその道は、先週も歩いています。しかし、その時は、「真っ赤な蔦の葉」を意識することなどありませんでした。
 おそらく、それまでは「蔦の紅葉」などまったく興味がなかったため、目に入っても意識に残らなかったのでしょう。人間の認識・記憶の関係の不思議さを感じさせられた、紅い蔦の葉でした。

2008年12月02日 23:56