2008年07月20日

今季最大の圧勝で連敗止める

 千葉で行なわれた、千葉-埼玉を観戦に行きました。
 やや雲が出て日差しが直射こそしなかったものの、この暑い中デーゲームというのはよく分かりません。自分たちは屋根の下である、二階内野自由席で見ていたからさほど困りませんでしたが、日差しの下で見ていた人は大変そうで、たまに一階席を見ると、団扇の動きが目立ちました。
 やはり、7月に入ったら、屋外球場は土日でも夜にやるべきでは、と改めて思いました。
 試合のほうは、渡辺俊介投手と西口投手が先発。今日は体調が万全でない西岡選手が、先週の日曜に続いて外れ、根元選手が遊撃にまわり、オーティズ選手が9番二塁で入りました。また、昨日本塁打のベニー選手も外れました。
 初回はともに2死から三番打者が安打するも、四番が倒れて0点という、似たような内容に終わります。

 続く2回表、渡辺俊投手は1死から二塁打を打たれます。しかし、そこから石井義選手、さらには連続本塁打中の後藤選手を抑え、ここ2試合失点していた2回表を0点に抑えます。
 するとその裏、先頭のサブロー選手が安打すると、続く橋本選手があわや本塁打かという二塁打を放って2・3塁に。ここで今江選手の犠飛で先制すると、さらにオーティズ選手も左前打を放ち、もう1点を加えます。
 ここ2試合、千葉が点を取った直後に、埼玉に点を取り返される、という展開が続いていました。しかし渡辺俊投手は直後の3回、1死からまた二塁打を打たれますが、後続を抑え、ここも0点に抑えます。
 すると3回には大松選手が17号2ランを、さらに4回にはオーティズ選手が7号ソロを放ち、着実に得点を重ねます。
 続く5回も根元選手と福浦選手が連打し、福浦選手は早くも猛打賞となります。さらに1死から大松選手が歩き、満塁となります。ここで一度投手コーチが西口投手の元に行きますが、結局続投となります。しかし、これは裏目に出て、続くサブロー選手が初球を左前に弾き返して、6点目が入ります。
 ここで西口投手は降板となり、一軍復帰したばかりの岩崎投手が登板します。しかし、橋本選手がこれまた初球を適時二塁打し、続く今江選手も犠飛を放って、この回4点を追加しました。
 着実に援護を貰った渡辺俊投手は、4回以降、投球が冴えていきます。たまに外角にかなり抜けた球が出ますが、四球も出さず、90キロ台の遅い球を振らせて、埼玉打線に出塁を許しません。
 そして続く6回裏、先頭の早川選手が一塁ベースに球が当たる、幸運な内野安打で出塁します。続く根元選手も二塁打で続くと、野手の失策もあって早川選手が一気に生還します。さらに福浦選手が本日四安打目となる適時打を放つと、ここまで無安打の里崎選手も二塁打で続き、大松選手の2点適時二塁打、サブロー選手の適時打と打線が止らなくなります。
 ここで埼玉は大沼投手に交代しますが、勢いは止らず、橋本選手と今江選手も安打を放ち、この回6点を追加。同時に、球団記録となる八連続安打と、2試合連続先発全員安打も達成しました。
 さらに7回も根元選手の三塁打の後に福浦選手に犠飛が出て、ついに16点目となりました。
 過去、26対0や18対0を経験している渡辺俊投手は、大量援護の中、より調子を上げていきます。埼玉打線が早めに打っていけば凡打で、見ていけば三振、という感じで、結局、4回以降は一人も走者を許しません。
 そのまま9回も三人で抑え、終わってみれば、三塁を踏ませず、わずか88球で無四球完封を達成しました。
 お立ち台は渡辺俊投手・大松選手・今江選手が登場。渡辺俊投手は、投球の事よりも、お客さんの暑さ対策の事を心配していました。観客数は2万6千3百人ほどでした。

 大阪ドームで行なわれた、合併球団-北海道は金子投手と武田勝投手が先発。初回に1死から合併球団がリーグタイ記録となる四者連続二塁打と失策でいきなり4点を先制します。
 一方、5回に北海道も連続二塁打で1点を返しますが、こちらは二者連続止り。得点も1点に止まります。以下、継投で抑え、最後は加藤投手が締め、合併球団が4対1で勝利。観客数は1万6千人ほどでした。

 仙台で17時から行なわれた東北-福岡は岩隈投手と和田投手が先発。前回のこの二人の対決は思わぬ大差で東北が圧勝していました。今回も2回に1死2・3塁と好機を作り、中島選手の2点適時二塁打で先制すると、さらに藤井選手の適時打でもう1点を追加します。
 先週、連勝が止った岩隈投手ですが、今日は福岡打線を抑え、7回を3安打3四球無失点で、今回も和田投手に投げ勝ちます。その後、1点ずつ取り合って、4対1で東北が勝っています。観客数は先週に続いての前売券完売となる2万5百人ほどでした。

 名古屋で行なわれたドラゴンズ-タイガースは吉見投手と金村暁投手が先発。金村投手は、前回のドラゴンズ戦で1失点と好投し、北海道時代も対ドラゴンズ負け知らずで、通算自責点1と得意としていました。
 しかし、2回にパリーグ時代から苦手としていた和田選手に本塁打されて先制されると、続く3回には中村紀選手に16号3ランを喫するなど、序盤で5失点。4回にタイガースも2点を返しますが、5回にはウッズ選手と和田選手の連続本塁打で7対2に。金村投手はこの回で降板となりました。
 一方、ドラゴンズは4回途中から二番手で登板した中田投手が、安打は許すものの、タイガース打線を0点に抑えます。
 そのまま5点差で9回表になりますが、先頭のフォード選手が安打すると、1死後に連打で満塁となります。ここでドラゴンズは岩瀬投手を投入しますが、代打の高橋光選手に始まり、鳥谷選手と金本選手が三者連続適時打を放ち、一気に1点差まで迫ります。
 さらに2死後に代打の矢野選手が安打して満塁となりますが、この回二度目の打席となったフォード選手が倒れて試合終了。7対6でドラゴンズが勝ち、タイガースの優勝マジック点灯はなりませんでした。観客数は3万8千3百人ほどでした。

 神宮で行なわれた東京-広島は松井投手と高橋投手が先発。3点を追う東京は、3回裏に川島慶選手の2点適時二塁打などで追いつきます。
 そのまま3対3で迎えた8回、先頭の福地選手が安打の後に盗塁すると、続く宮本選手が勝ち越しの適時打を放って4対3に。そして9回は林投手が2死から連打されましたが、最後は東出選手を抑えて試合終了。東京が約2ヶ月半ぶりとなる五割復帰を果たしています。観客数は2万7千4百人ほどでした。

 横浜で行なわれた横浜-読売はウイリアムス投手とバーンサイド投手が先発。読売が立ち上がりの連打で先制しますが、2回に吉村選手の18号ソロで横浜が追いつきます。
 さらに3回には内川選手の犠飛で勝ち越すと、さらに金城選手の適時二塁打と、押し出しなどで、一挙に3点を追加します。
 ウイリアムス投手は立ち上がりの失点の後は5回まで読売打線を抑え、その裏も2死1・2塁で打席に立ちます。しかしこの続投は凶と出て、6回にいきなり三連打で無死満塁と、一発出れば逆転の危機を迎えます。
 しかしここで登板の小山田投手が後続を抑えると、7回は石井裕投手が、そして8回からは寺原投手がいずれも一人の走者も出さない完璧な継投を見せ、4対1で横浜が勝利。対読売の連敗を6で止めています。観客数は2万6千1百人ほどでした。

2008年07月20日 21:58