2008年07月06日

中盤の猛攻で逆転し、最下位脱出

 千葉で行なわれた千葉-福岡は渡辺俊介投手と大場投手が先発。1回裏、1死から連打と四球で満塁とし、昨日代打満塁本塁打の大松選手に回りますが、三振に打ち取られます。そして続くサブロー選手も三振に打ち取られ、先制できません。
 渡辺俊投手は、2回に2死二塁から安打されますが、サブロー選手の好返球で本塁アウトとなって0点で凌ぎます。しかし続く3回、本多選手の2号2ランで先制されると、さらに適時打を喫して3点を失います。

 その裏、無死からの連打で1・3塁と即座に一発出れば同点、という場面を作ります。しかしここで再び回ってきた大松選手が内野飛球に倒れると、さらにサブロー選手の併殺打でここも0点。好機を作っては残塁の山、という5月から6月にかけての不調時そのままの攻撃、という嫌な流れを感じました。
 そして直後の4回表には松田選手の8号ソロで1点を加えられ、その裏に1点を返すも、また直後の5回表には松中選手の14号2ランで突き放されます。
 こうなると、攻防とも典型的な負けパターンかと思われました。しかしその裏、連打で無死1・2塁としますが、「二度あることは三度ある」で大松選手とサブロー選手が倒れます。ところが、続くベニー選手の右中間の当たりが「お見合い」のような形になって抜け、二人が生還する適時三塁打に。突き放された分だけ追いつく、という展開になり、大場投手はここで降板となりました。
 直後の6回表を二番手の松本投手が抑えます。その裏、福岡二番手の高橋秀投手の前に簡単に二死を取られます。しかしそこから根元選手が死球で出ると、福浦選手がこの試合4本目となる安打を放ち、里崎選手も四球を選んで満塁となります。
 ここで打席には、前の三打席で全て好機ながら凡退していた大松選手が。しかし、ここは「四度目の正直(?)」で左翼線を破る走者一掃の適時二塁打を放ち、同点に追いつきます。さらにサブロー選手が歩くと、続くベニー選手の当たりは右翼フェンスを直撃、二人の走者が返り、ベニー選手も三塁へ。珍しい「2イニング続けての2点適時三塁打」となり、最大5点差の逆転に成功しました。
 こうなると流れは完全に千葉のものに。続く7回には西岡選手が今季チーム3本目となるランニング本塁打を放つと、さらに四球で二人の走者をため、大松選手が2試合連続となる13号3ランを放ちます。大松選手は本日6打点となりました。
 以下は継投陣が福岡打線を抑え、終わってみれば12対6と大勝。二日連続での二桁得点となりました。松本投手はプロ初勝利を飾っています。また、昼に合併球団が負けたため、ゲーム差なしながら、5月24日以来となる最下位脱出を果たしています。逆に福岡は9年ぶりとなる7連敗とのこと。ただ、9年前は日本一になっています。
 観客数は満員御礼となる3万13人でした。

2008年07月06日 01:13