2008年07月06日

押し付け合い?

 暑い昼下がりに地下鉄に乗りました。すると、目の前に、スパイダーマンの絵が描かれている鞄を持った、アメリカ人と思われる親子がいました。
 外が暑かったせいか、乗ってしばらくすると、父親がペットボトルを取り出して飲み始めました。ところが、それほど喉が渇いているにも関わらず、数秒すると、飲むのをやめてペットボトルを息子に渡しました。
 よく見ると、ペットボトルの中身は緑茶でした。普通にアメリカで暮らしていればまず飲まないものですし、似たような味の清涼飲料も存在しないでしょう。その、予想外の味に驚いてしまったように見受けられました。
 そして、息子も数秒飲んで親に返し、さらに同じやりとりがもう一度繰り返された後、父親は飲みかけのペットボトルを片付けました。彼らにとっては、喉の渇きを越えた驚きの味だったかもしれません。
 その短いやりとりを見て、もし海外に行く機会があって喉が渇いても、中身の分からないものは絶対に買うまいとつくづく思いました。

2008年07月06日 01:16