2008年04月03日

序盤の失点が大きく、今季初の3連敗

 仙台の東北-千葉は永井投手と清水直行投手が先発。今日は福浦選手とズレータ選手がスタメンから外れ、代わりに今江選手が9番三塁で3試合ぶりのスタメンに。また、竹原選手が7番指名打者で入りました。
 これまで仙台で負けたことのなかった清水直投手ですが、今日は初回、いきなり安打を決められた後、高須選手に意表のバスターを決められます。さらに、草野選手を歩かせてしまい、いきなり無死満塁に。そして、フェルナンデス選手と山崎武選手に連続2点適時打を喫し、いきなり4点を失ってしまいました。

 一方、直後の2回表、1死からサブロー選手と橋本選手の連打で千葉も好機をつくります。ここで竹原選手は遊ゴロを放ちますが、竹原選手は辛うじて一塁セーフとなり、併殺を免れます。すると、一気に三塁をまわっていたサブロー選手が生還。珍しい形の「併殺くずれ」による得点となりました。
 立ち上がりこそ悪かった清水直投手ですが、2・3回は無安打に、4・5回は2死から走者を出しますが、いずれも抑えます。
 しかし、打線は安打こそ出ますが、なかなか永井投手を攻略できません。6回には1死1・2塁という好機を作りましたが、三振ゲッツーに終わってしまいます。
 2回以降は耐えてきた清水直投手ですが、6回に先頭のリック選手の二塁打されます。そして内野ゴロで三塁に進まれたところで降板し、二番手にはシコースキー投手がマウンドに上がります。
 しかし、いきなり嶋選手にスクイズを決められて追加点を奪われます。さらに、失策で一塁に生きた嶋選手が、補逸と暴投で三塁に進みます。そして、一度はスクイズを外しますが、外すことを読んで三塁に戻られたため、アウトにできません。直後に渡辺直選手に犠飛が出て、さらに1点を加えられます。
 千葉も9回、橋本選手の2号ソロと、西岡選手の適時打で2点を返し、3点差として永井投手を降板させます。しかし、新守護神の青山投手の前に抑えられ、そのまま6対3で敗れています。
 東北はこれで球団記録を更新する6連勝となっています。一方、千葉は今季初の3連敗となりました。観客数は1万4千2百人ほどでした。

 北九州で行われた福岡-北海道は大隣投手と吉川投手が先発。初回に多村選手の3ランで先制した福岡が、着実に追加点を挙げます。一方、前回3安打1失点完投の大隣投手が、それを上回る投球内容で、6回途中まで安打を許しません。その後も好投を続け、終わってみたら2安打2四球で、前回のプロ初完投に続き、初完封を達成し、9対0で福岡が快勝しています。観客数は1万7千7百人ほどでした。
 大阪ドームで行われた合併球団-埼玉は高木投手と岸投手が先発。初回から小刻みに得点した埼玉が、中盤はソロ本塁打三発で加点します。一方の岸投手は7回を6安打2四球ながら1失点。その後も継投陣が抑え、5対1で埼玉が勝っています。観客数は8千6百人ほどでした。
 というわけで、今日のパリーグは、いずれも大卒2年目の投手が2勝目を挙げる、という結果でした。

 広島で行われた広島-タイガースは宮崎投手と下柳投手が先発。初回に広島がシーボル選手の適時打で先制しますが、直後にタイガースが鳥谷選手の1号2ランで逆転します。さらに、矢野選手の犠飛などで追加点を挙げ、投げては下柳投手が7回2失点。今日は久保田投手も三人で抑え、最後は藤川投手という継投でタイガースが4対2で勝ち、開幕5連勝を達成しています。観客数は1万4千9百人ほどでした。

 東京ドームの読売-ドラゴンズは内海投手と山本昌投手が先発。ところが、山本昌投手が2回1死を取ったところで背中を痛めて降板してしまいます。しかし、緊急救援したチェン投手が好投し、7回まで投げて、読売打線から1安打しか許しません。
 一方、ドラゴンズは5回に谷繁選手の適時打で先制し、6回には和田選手の犠飛で追加点を挙げます。そして、9回には移籍後初登板のクルーン投手から谷繁選手が適時打を放ってダメ押し。その裏は岩瀬投手が抑えて3対0でドラゴンズが勝っています。
 ドラゴンズは4連勝、読売は球団新記録の開幕5連敗となっています。観客数は4万6百人ほどでした。

 横浜で行われた横浜-東京は土肥投手と増渕投手が先発。初回に青木選手の適時打で先制した東京が、さらにガイエル選手の1号2ランなどで一挙に4点を挙げます。一方、増渕投手は3回に村田選手に3ランを喫します。そして勝利投手の権利がかかった5回にも自らの3四球で満塁としますが、何とか凌ぎます。
 結局、東京が8対4で勝利し、増渕投手はプロ2勝目を挙げました。観客数は1万6千3百人ほどでした。

2008年04月03日 01:12