2007年12月28日

なくなるのは一瞬

 職場の向かいににある民家が、ついに地上に屈して立ち退いてしまいました。まだ家の解体工事は始まっていないのですが、それに先駆けて、樹の枝だけを刈るという作業が行われました。作業者に乗った人が電動のこぎりで手際よく枝を落とし、短時間でその樹は幹だけになってしまいました。
 半年前の猛暑日、ここの木陰から涼を得て心が安らいだ事がありました。そこまでの木陰を作れるだけの枝振りになるまで何十年かかったか分かりません。しかし、なくなるのは一瞬です。いずれこうなるとは分かってはいましたが、やはり物寂しさを感じました。

2007年12月28日 21:46