2007年07月28日

木陰

 昼下がりに外に買い物に出たら、ムワっときました。日差しが肌に刺さるかと思えるほどの熱波でした。店舗の脇を歩いていて空調の室外機の風が当たったら、それが心地よく感じるほどの暑さでした。
 そんな中、改めて周囲を見回すと、一本の大きな木が目に入りました。以前にも書きましたが、職場の周囲は現在再開発の真っ最中。建築中のマンションが多々ある中、築40 年くらいの民家があり、その隣は地上げ済みで駐車場になっている、といった風景があったりします。その目に入った大きな木は、そのような民家の庭に生えていました。その葉で道を覆い、ちょっとした木陰を作っています。
 マンションやビルには当然ながらそのような木は生えておらず、そういう意味でもその民家と木の存在は際だって見えました。
 見ていると、周囲にいくら高層マンションが建とうと、この民家と木だけは残ってほしい、と思えてきました。それほどまでに、猛暑の中に安らぎを感じさせられた木陰でした。

2007年07月28日 01:21