2007年10月27日

マリーンズ、藤田投手と吉井投手に戦力外通告

[ 野球 ]

 今日、マリーンズが藤田投手と吉井投手に戦力外通告をした、というニュースが流れました。藤田投手は、昨年まで、不動の左中継ぎエースでした。昨年も56試合に投げています。今年は、開幕から調子が出ず、特に交流戦では極度の不振に陥り、二軍落ちもしました。そして防御率は、終盤に戻したものの、それでも12点台という自己最悪のものでした。
 とはいえ、終盤に一軍復帰をしてからは、復調していました。9月末に接戦の末、二位に再浮上した試合でもセーブを挙げています。
 そして、CS第二シリーズ第3戦では、2対0とされたところで登板。しかしながら、左二人に連続適時打を喫し、そのまま降板、結果的にこれがマリーンズ最後の登板となってしまいました。

 戦力外通告の理由として、球団からは引退してのコーチ就任を依頼したからとのこと。しかし、連続救援登板の日本新記録にあと「4」にまで迫っている事もあり、当然ながら要請は断り、他球団で現役を続けるために、自由契約となった、との事です。
 もしも、あのCS第3戦で好投していたら、結果は違ったものになっていたのでしょうか。少々気になりました。
 トライアウトなどの結果がどうなるか分かりませんが、ぜひとも来期もユニフォームを着て、連続救援登板記録を達成してほしいものです。
 一方、吉井投手ですが、シーズン途中に、ローテーションの谷間要員みたいな形で、急遽の加入となりました。結果が残せなかった事といい、年齢面といい、残留は難しかったとは思っていましたが、やはり寂しいものです。CS中は自らのブログで的確な解説をしていました。また、移籍前にはイーグルスの田中投手に投げ勝った実績もあります。こちらも、どういう形になるかは分かりませんが、その高い能力を生かしてほしいものです。

 他球団でも戦力外通告の発表がありました。タイガースの上坂選手は、デビュー時はかなりの活躍をしていただけに、寂しいものがあります。
 あと、まったくもって安直な理由で応援していた、ホークスの大野隆治捕手も戦力外とのこと。これまた残念なニュースです。
 さらにホークスは、昨年高卒ドラフト3位で獲得した伊奈選手も、4月に手術した肩の回復見込みがない、とのことで戦力外に。19歳での戦力外通告というのもかなり珍しい事かと思われます。

2007年10月27日 23:08