2007年10月27日

明日から日本シリーズ

[ 野球 ]

 いよいよ明日から日本シリーズがはじまります。約15年ぶりの2年連続同一顔合わせとなったファイターズ対ドラゴンズ戦となりました。プロ野球ニュースを見たら、佐々木信也氏が「ヒルマン監督のロイヤルズ就任」を報じた東京中日スポーツを使って、「ファイターズ不利」を煽っていました。
 しかしながら、他の球団ならともかく、昨年、人気第一である新庄選手(当時)が4月半ばに引退発表してアジア一になった球団です。また、ワールドシリーズで中継ぎエースを務めるほどの実力を持つ左の中継ぎエース(当時)の岡島投手も、シリーズ開始前からメジャーに行く気を決めていました。これら二人の一流選手の去就が決まっていながら日本シリーズを快勝で制したわけですから、いくら一流の実力を持つ監督とはいえ、その去就でどうこう、という事はないでしょう。

 もちろん、ドラゴンズの実力もあなどれはしません。クライマックスシリーズは実力の差を見せつけて、空前の5連勝で完全制覇しました。よく言われる「勢い」だの「試合間隔」でいうなら、ファイターズより上とも言えます。
 そういう事もあって、「プロ野球ニュース」の解説陣は、ドラゴンズ有利論者のほうが僅かですが、多くいました。もっとも、この番組、ここ数年、いつも日本シリーズ予想番組でセリーグを有利と予想して裏目に出まくっているのですが・・・。
 他人の予想はともかく、自分的にはやはりファイターズが勝つのでは、と思っています。ファイターズで目立った故障者と言えば、江尻投手くらいです。一方のドラゴンズは福留選手をシリーズ選手登録こそしたものの、フル出場できるとは思えません。ベストの実力に差がない以上、最終決戦においては、欠場者がいないだけ、ファイターズが有利なのではないでしょうか。
 まあ、この見解には、客観性よりも主観が優先されています。昨年のファイターズは、プレーオフ・日本シリーズ・アジアシリーズをあわせ、1敗しかせずに頂点に立ちました。そのファイターズに対し、短期決戦で2勝したのが今年のマリーンズです。したがって、仮に今年のファイターズが4勝1敗以上で日本一になってくれると、「日本シリーズ二年分で、クライマックスシリーズ一年分の黒星だった」という事になります。
 というわけで、ドラゴンズの強さを認めつつも、ファイターズの快勝を望んで、日本シリーズを見物するつもりです。

2007年10月27日 00:20