2007年10月17日

CS第二S第4戦、里崎選手の2度目の逆転弾と好継投で最終戦に

[ 野球 ]

 クライマックスシリーズ第二ステージのファイターズ対マリーンズ第4戦はスウィーニー投手と小野投手が先発。試合前には選手の入れ替えがあり、昨日7回途中まで投げた渡辺俊介投手と、2試合とも結果を残せなかった久保投手が外れました。代わりに代田選手と渡辺正人選手が出場登録をされています。打線の顔ぶれは、橋本選手に代わってベニー選手がDHに復帰。並びもほぼ昨日と同じでした。
 前回の対決では、優勝を決める好投をされたスウィーニー投手に対し、初回のマリーンズは1死から早川選手が二塁打を放ち、福浦選手の安打で1・3塁としますが、後続が倒れ、先制できません。
 その裏、小野投手は1死から田中賢選手に安打されますが、盗塁を阻止し、こちらも2安打されながら0点に終わります。

 マリーンズは続く2回も先頭のオーティズ選手が安打し、さらに四球で無死1・2塁と再び先制機を迎えます。しかし、ここもベニー選手が併殺に打ち取られ、再び好機を逸します。
 一方の小野投手は3回まで3安打無失点。続く4回に1死から三連打されて満塁となりますが、続く小谷野選手を併殺に打ち取り、ここも0点に抑えます。
 直後の5回表、先頭の大松選手が二塁打すると、続くベニー選手が四球を選んで1・2塁に。続く今江選手の犠打は失敗しますが、TSUYOSHI選手が四球を選び、こちらも1死満塁とします。するとファイターズは一昨日先発して2回途中KOの武田勝投手を二番手に起用。そして早川選手さらには福浦選手が打ち取られ、またもや先制できません。
 その裏、小野投手は先頭の稲田選手に内野安打されると、犠打と安打で1・3塁に。するとマリーンズもここで小野投手を降板させ、川崎投手を投入。両先発が5回途中無失点で降板など、クライマックスシリーズならではと言えるでしょう。
 川崎投手は代わりはなに田中賢選手に犠飛を打たれて先制を許しますが、続く稲葉選手を打ち取り、最少失点にとどめます。
 すると直後の6回表、先頭のサブロー選手が四球を選びます。先制された直後に武田勝投手から先頭のサブロー選手が四球を選ぶというのは、一昨日と全く同じ展開です。すると続く里崎選手がこれまた一昨日と同じく2ランを放ち、再放送のような形で逆転に成功します。
 中盤以降、ファイターズは細かく投手をつなぎます。7回は1死から四球と安打で1・2塁となると、武田久投手が登板。続くサブロー選手が安打しますが、そこから後続が抑えられます。続く8回も1死から代打の橋本選手が二塁打を放ちますが、ここも追加点を挙げられません。
 その裏から、マリーンズは三番手の薮田投手が登板。いきなり内野安打と四球で無死1・2塁となりますが、そこから三人を抑え、1点リードを守ります。
 9回表にファイターズはマイケル中村投手を起用。対するマリーンズは先頭の早川選手に始まって、三者連続の単打で無死満塁に。続く里崎選手がバットを投げながら中前に落として待望の追加点を挙げると、オーティズ選手が二遊間を抜く二点適時打を放ち、相手リリーフエースから5連続単打で3点を追加し、試合の流れを決定づけました。
 その裏は小林雅英投手が三人で抑えて試合終了。5対1でマリーンズが勝ち、対戦成績を2勝2敗とし、最終戦に持ち込みました。観客数は本日も4万2,222人でした。
 最終戦は一日空けた18日に行われます。予想先発は成瀬投手とダルビッシュ投手。対ファイターズというか対パリーグ無敗の成瀬投手に対し、札幌に限るとCS第1戦を含め、対マリーンズ3戦で3完投勝利・合わせて2失点のダルビッシュ投手という顔ぶれは、今季通算成績も含め、まさしく「不敗対常勝の対決」と言えるでしょう。今季パリーグ最後の試合にふさわしい両先発をそれぞれの打線がどう対決するか、今から本当に楽しみです。

2007年10月17日 00:40