2007年10月10日

成瀬投手の好投と、四番の活躍で第一ステージ突破

[ 野球 ]

 千葉で行われたクライマックスシリーズ第1ステージ第3戦は成瀬投手とスタンドリッジ投手が先発。ホークスは昨年に続き「四本柱」の一人を第二ステージに温存する作戦。対するマリーンズはシーズンからのローテーションそのままに二冠投手の登板、となりました。
 今日は福浦選手が三番に上がり、大松選手が六番でオーティズ選手が七番。さらに八番にはDHで橋本選手が入りました。
 成瀬投手は初回、先頭の川崎選手にいきなり安打されます。ここまでは昨日と同じでしたが、続く本多選手のバントは小飛球となって犠打失敗。そして成瀬投手は松中選手・小久保選手を抑え、無死1塁を0点で凌ぎます。
 その後、成瀬投手は3・5回と先頭打者に安打されますが、いずれも次打者を併殺に打ち取って、三人で終わらせます。
 しかし打線もスタンドリッジ投手の前に5回まで2安打に抑えられ、序盤は両チーム合わせて5安打と、投手戦となりました。

 6回表は成瀬投手が三人で抑えて迎えた6回裏、1死からTSUYOSHI選手が両チームあわせて初となる四球で出塁します。そして、続く早川選手の打席で盗塁を決めると、結局早川選手もフルカウントから四球を選びます。さらに続く福浦選手もこれまたフルカウントから四球を選び、三連続四球で1死満塁の先制機を作ります。
 ここで打席には四番のサブロー選手が。ここまで2試合でわずか1安打でしたが、その安打は満塁での適時打でした。そしてここでも満塁の好機に右中間を破る適時三塁打を放ち、一気に3点を先制します。
 ここでホークスは二番手に水田投手に交代しますが、その代わりばなに里崎選手がスクイズを決め、さらに差を拡げます。
 成瀬投手は7回2死から二塁打を打たれ、初めて二塁に走者を許しますが、ここも凌ぎます。そして9回、1死から川崎選手に安打され、さらに盗塁を許しますが、代打の松田選手を三振に打ち取ります。そして最後は松中選手を三飛に打ち取って試合終了。ホークス打線を5安打無四球完封という内容で、チームを第二ステージに導きました。観客数は3万11人でした。
 監督インタビューの後は「第一ステージMVP」に選出されたサブロー選手がお立ち台に。ブログ同様、「楽しむ」事を強調していました。そして最後は、監督の物まねで締めていました。

 これでマリーンズは一昨年に続いての第一ステージ突破となりました。13日からファイターズと日本シリーズ出場をかけて対決することになります。昨日の小林宏投手の大乱調は予想外でしたが、結果的にはこちらのほうが、先発ローテーションがまわりやすいようにも思えます。
 一方のファイターズは連覇の勢いに加え、昨年は札幌でポストシーズン無敗という実績があります。昨年の覇者と一昨年の覇者によるこの第二ステージ。一昨年の福岡以上の熱い戦いを期待したいものです。

2007年10月10日 23:45