2007年08月25日

好機を生かせず、直接対決に敗れて3位に

[ 野球 ]

 福岡のホークス対マリーンズは大隣投手と清水直投手が先発。左相手という事で福浦選手がスタメンから外れました。一塁には復帰後初守備となるズレータ選手が五番で入り、三番にはオーティズ選手が入りました。また、堀選手が八番DHでスタメン入りしています。
 清水直投手は初回に二死を取った後、多村選手と松中選手に連打されますが、この試合まで9打数7安打と打込まれているブキャナン選手を抑え、先制はさせません。
 直後の2回表にマリーンズも同じく2死から連打で1・2塁としますが、こちらも堀選手が倒れ、先制できません。
 するとその裏、清水直投手はまたも2死までは取りましたが、そこから松田選手にバックスクリーンに2号ソロを打たれ、先制点を奪われてしまいます。

 続く3回、清水直投手が先頭の川崎選手に安打されると、続く多村選手の遊ゴロをTSUYOSHI選手が失策。さらに松中選手が歩いて満塁となります。そして1死後に田上選手に対し、フルカウントから粘られた9球目がギリギリのコースながらボールと判定され、押し出しで2点目を失います。しかし、なお続く1死満塁からは柴原選手、さらには先ほど本塁打の松田選手を抑え、何とか1点で切り抜けます。
 一方、本拠地初登板となった大隣投手の前に、マリーンズ打線は抑えられます。4回には先頭のオーティズ選手が四球で出塁しますが、そこから三人が倒れ、無死の走者を二塁にも進められません。結局、6回まで3安打1四球で0点に抑えられます。
 援護のない清水直投手ですが、毎回の安打で走者は出すものの、要所は抑えて2点差のまま終盤を迎えます。
 そして7回には疲れの見えた大隣投手から、ズレータ選手とベニー選手が四球を選んで1死1・2塁に。ここでホークスは二番手の水田投手を投入。マリーンズは福浦選手・大松選手と左の代打攻勢を行いますが、抑えられてここも得点できません。
 しかし続く8回、先頭のTSUYOSHI選手が歩くと、早川選手に二塁打が出て無死2・3塁と同点機を作ります。ここでホークスは三番手の藤岡投手を投入。オーティズ選手は三振しますが、サブロー選手の適時打で1点を返します。さらにサブロー選手が盗塁を決めて再び1死2・3塁としますが、ズレータ選手は三振して2死に。ここで里崎選手に対し、ホークスは馬原投手を投入。8回表2対1で走者二人を置いてこの二人の対決というと、一昨年のプレーオフ最終戦が思い出されます。その時は、里崎選手が2点適時二塁打を放って逆転し、そのままマリーンズが優勝したわけですが、今日は153キロの速球で三振に打ち取られます。
 直後の8回表、清水直投手は柴原選手に10本目の安打を許すと、松田選手にスリーバントを決められ、ここで降板となります。二番手の川崎投手は四球の後に本多選手を打ち取り、2死1・2塁とします。しかし続く川崎選手との「同姓対決」に敗れ、中前に適時打。さらにバックホームを焦った早川選手がこの球を弾き、一塁走者までが生還し、4対1となってしまいます。
 そして9回、馬原投手から福浦選手の安打とTSUYOSHI選手の四球で2死1・2塁としますが、早川選手のあわや一・二塁間という当たりを本多選手に好捕され、二塁ゴロとなって試合終了となりました。
 これでホークスとの直接対決に敗れて三位転落。首位ファイターズとの差も再び5ゲームとなってしまいました。清水直投手は粘りの投球を見せましたが、打線が二桁残塁の拙攻で援護がなく、これで4勝9敗に。六年連続二桁勝利はかなり厳しくなっています。観客数は3万5千3百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズは山岸投手と吉川投手が先発。2対2で迎えた5回に、ファイターズは連打で好機をつくると、金子誠選手の適時打で勝ち越します。さらに続く6回には二番手の山崎投手が制球を乱し、2四死球と安打で満塁とした後、押し出しで追加点。さらに連打でこの回4点を挙げると、続く7回も工藤選手の3点適時三塁打などでさらに4点を追加して大差に。今日のファイターズは8番の工藤選手と9番の金子誠選手の二人で7打点を挙げました。
 大量援護に守られた吉川投手は8回3失点で4勝目。12対3とファイターズが大勝しています、観客数は2万7百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対イーグルスは川越投手とドミンゴ投手が先発。2回に吉岡選手の適時二塁打でイーグルスが先制し、さらに藤井選手にも適時打が出て2点目を挙げます。さらに6回には憲史選手に6号ソロと、元近鉄バファローズの三選手がかつての本拠地で打点を挙げます。
 しかし、2点差で迎えた7回に平野恵選手の犠飛で1点差とし、続く村松選手にも安打が出て2死1・2塁としてドミンゴ投手は降板。すると二番手の牧野投手が四球で満塁とすると、三番手の有銘投手がローズ選手にこれまて四球を出し、押し出しで同点に。しかし、なお続く満塁の危機は、山村投手が北川選手を抑え、勝ち越しは免れます。
 続く8回も合併球団は2死満塁としますが、ここも山村投手が村松選手を抑えます。
 すると9回、藤井選手の本日4本目の安打を足がかりに、イーグルスが2死ながら1・2塁に。ここで本日ここまで無安打だった山崎武選手に適時二塁打が出て、イーグルスが再び勝ち越します。
 その裏は小山投手が三連投で登板。ここ二日はいずれも失点していましたが、今日は三番からの一発がある三人を抑えて10セーブ目。イーグルスが4対3で勝ち、ゲーム差を再び1.5と広げています。観客数は1万7千人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対タイガースは小笠原投手とボーグルソン投手が先発。ボーグルソン投手は3回までで6安打されますが、牽制死もあって、0点に抑えます。一方、小笠原投手は素晴らしい投球。4回まで無走者に抑えられ、5回に先頭の金本選手の安打で初めての走者が出ますが、後続が三連続三振に。さらに8回には先頭の桜井選手が三塁打を放ちますが、ここも後続が三連続三振に、小笠原投手はリーグ記録まであと1と迫る15奪三振を挙げます。
 一方、ボーグルソン投手は4回から6回は無安打に。するとタイガースは7回からいつもの継投に。しかも、同点に関わらず、ウイリアムス投手・久保田投手とも1イニングのみの登板となります。
 そして0対0のまま迎えた9回表、一番に入っていた浜中選手が安打で出ると、犠打とシーツ選手の安打で1死1・3塁とタイガースはこの試合初めて走者が二人出ます。ここでドラゴンズは金本選手を敬遠した後に岩瀬投手を投入します。しかし、林選手が犠飛を放ってタイガースがついに先制。さらに赤星選手が安打でつないで再び満塁とすると、矢野選手に適時打が出てもう1点が入ります。
 その裏は当然ながら藤川投手が登板。先頭の中村紀選手を歩かせたものの、そこからウッズ選手を右飛に打ち取ると、後は連続三振で試合終了。タイガースが2対0で勝って連敗を止めています。観客数は3万8千2百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ベイスターズは松井投手と工藤投手が先発。初回に金城選手と吉村選手の適時打でベイスターズが2点を先制し、4回には佐伯選手の12号ソロで追加点を挙げます。
 工藤投手はその裏に1点を失ったものの、要所は締め、7回を8安打2四球ながら1失点に抑え、44歳以上の投手では新記録となる6勝目の権利を得たまま降板します。
 ところが8回、二番手の加藤投手登板するも、先頭のガイエル選手が安打。さらに1死後の一塁ゴロを吉村選手が失策し、続く宮本選手の適時打で1点差に。さらに続く城石選手の本塁近くで弾んだ球を鶴岡選手が捕りきれずに記録は失策となって満塁に。ここで飯原選手に犠飛が出て、終盤でスワローズが追いつきます。
 そして9回裏、前の回から登板の那須野投手に対し、先頭の青木選手が内野安打。さらに1死後にガイエル選手も安打して1・3塁とし、続く宮出選手はフルカウントから四球を選んで満塁に。ここで田中浩選手が二遊間を抜いてスワローズが連日のサヨナラ勝ち。ベイスターズは勝率5割を切ってしまいました。観客数は2万3千5百人ほどでした。
 広島のカープ対読売は高橋投手と金刃投手の先発でカープが負けたようです。観客数は2万6千5百人ほどでした。

2007年08月25日 22:57