2007年08月18日

バリアフリー疑似体感

 家からカートに荷物を乗せて、満員の通勤電車を含む3路線乗換してビッグサイトに行きました。人が使っているのはよく見ましたが、自分で使うのは初めてです。
 たかだか数キロの段ボールを乗せたカートを引いて歩くだけですが、それだけで、自由に歩ける区間が大幅に制限されました。とにかくまずエレベーターのある場所を気にするようになります。特に西船橋駅で武蔵野線に乗換えた時、二つの経路から一つを選んだところ、エレベーターのない乗換口に来てしまった時は、「エレベーターの有無の案内表示がなんでないのだろうか」などと思いました。

 他にも色々と苦労の末に何とか暑い中、往復することができました。ちょっとしたバリアフリー問題を体感できたわけです。
 確かに駅でのエレベーター設置など、かなり便利にはなっています。ただ、施設は確かにできているが、それをいかに便利に使ってもらうか、という事についてはあまり考えていないように思えました。今日の私は、最悪、カートごと抱えて持てば、階段での移動も可能です。しかし、そのような事ができない人にとっては、まだまだ動きにくい世の中なのだな、という現状を痛感させられました。
 それにしても、あの小さいカートを引くだけで、そのような体験ができるとは思いませんでした。

2007年08月18日 00:02