2007年08月14日

満員の「三位攻防」初戦を落とす

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは小野投手と岸投手が先発。ペナントレースも三分の二が終了しており、ここを三タテすればAクラス入りがかなり有力に、逆に三タテを喫すると、ライオンズとのゲーム差がなくなります。という事もあり、平日で特にイベントがないにも関わらず、マリンスタジアムは満員でした。今日のスタメンもいつも通り、一昨日までスタメンながら二軍落ちした塀内選手に代わって今江選手が九番に入ったのが違いでした。
 初回は三人で抑えた小野投手ですが、2回に連打と死球で無死満塁に。しかしここは石井義選手を併殺に打ち取るなど、0点に抑えます。その裏、マリーンズも先頭のサブロー選手の安打を足がかりに二死満塁としますが、こちらも得点できません。

 0対0で迎えた4回裏、1死から大松選手が右翼席に3号ソロを放ち、マリーンズが先制します。今日の大松選手はこの本塁打を含めて4安打と大当たりでした。
 前回、久々の勝利を挙げた小野投手は、3回から5回まで無安打。6回も1死から連打されますが、ここも抑えます。しかし、打線が大松選手以外は岸投手に抑えられ、追加点を挙げることができません。
 そして7回、1死から石井義選手が二塁打を放つと、続く細川選手が追い込まれながら右前に落とし、追いつかれてしまいます。さらに2死後に福地選手の打球は遊撃頭上に。TSUYOSHI選手がジャンプするも僅かに及ばず、そのまま打球は左中間を抜く勝ち越し二塁打に。ここでマリーンズは荻野投手を投入しますが、四球の後に三番抜擢の栗山選手に2点適時二塁打を打たれ、4対1となってしまいます。
 続く8回、神田投手が登板するも、連続四球で走者を二人ためて降板します。ここで四番手は川崎投手。犠打で1死2・3塁とし、打席には細川選手が入ります。ここでライオンズはバスター打法の細川選手にスクイズを命じますが、川崎投手のグラブトスで本塁アウトとなり、ダメ押し点は許しません。それにしてもこの場面、細川選手の事を知らない人が見ると、「なんで最初からバントの構えでスクイズをやるんだ?」と不思議に思うだろうな、などと思いました。
 これで流れが傾いたのか、その裏、福浦選手が二塁打を放ち、さらに2死後にオーティズ選手が6号2ランを放ち、1点差に迫ります。
 さらに9回、グラマン投手に対し、1死から堀選手が相性の良さを生かして安打すると、TSUYOSHI選手も続いて1死1・2塁と、一打同点、長打が出ればサヨナラという好機を作ります。しかし、早川選手さらには福浦選手が倒れて試合終了。3対4で敗れました。これでライオンズとのゲーム差は2に縮んでいます。観客数は今季三番目となる3万と17人でした。

 福岡のホークス対ファイターズは和田投手とグリン投手が先発。初回に川崎選手の3号ソロでホークスが先制。一方、福岡で対ファイターズ負け知らずの和田投手は6回まで1安打に抑えます。しかし7回、セギノール選手のチーム2本目の安打が20号ソロとなり同点に。さらに8回には、1死1・3塁から代打の田中幸選手の内野ゴロの間にファイターズが勝ち越します。そして9回に連続失策を足がかりに2点を追加したファイターズが4対1で勝利。連勝を5とし、ホークスとのゲーム差を3としています。観客数は3万4千4百人ほどでした。
 福島のイーグルス対合併球団は岩隈投手と平野佳投手が先発。同点で迎えた2回に嶋選手の2号2ランなどでイーグルスが3点を勝ち越し。そして1点差で迎えた6回に4連打で4点を追加したイーグルスが8対2で快勝。合併球団と同率五位となっています。観客数は1万3百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対ドラゴンズはボーグルソン投手と山井投手が先発。初回にシーツ選手の適時打でタイガースが先制しますが、5回に谷繁選手の5号ソロで同点となります。そのまま迎えた8回裏、赤星選手が内野安打すると、シーツ選手が送ります。ここでドラゴンズは金本選手を敬遠しますが、これが失敗。林選手の三塁打でタイガースが勝ち越すと、さらに桜井選手の3号2ランでこの回一挙4点。9回は藤川投手が抑え、4対1でタイガースが勝利。これで首位とのゲーム差は2.5となっています。観客数は3万3千8百人ほどでした。

 広島のカープ対読売は青木高投手と門倉投手が先発。初回から本塁打の打ち合いとなりますが、5回に栗原選手の18号3ランで追いついたカープが、梵選手の内野ゴロで勝ち越し。さらに8回に二塁打三本で2点を追加したカープが9対6で勝っています。観客数は2万1千8百人ほどでした。
 山口のベイスターズ対スワローズは寺原投手と藤井投手が先発。2回までに5点を取ったスワローズが試合をリードして進め、9回にはラミレス選手のこの日2本目の17号3ランなどでダメを押したスワローズが10対3で大勝しています。観客数は8千7百人ほどでした。

2007年08月14日 23:54