2007年08月12日

今週三度目のサヨナラ負け

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは永井投手と成瀬投手が先発。スタメンの顔ぶれは昨日と同じ、ただ、一部打順や守備位置が異なっていました。
 2回に先頭のサブロー選手が二塁打すると、続くオーティズ選手が適時打を放って今日もマリーンズが先制します。さらに大松選手も安打してなおも無死1・2塁と大量点機を作りますが、ここから抑えられ、1点止まりになります。その裏、成瀬投手は、山崎武選手に37号ソロを喫し、即座に追いつかれてしまいます。

 さらに5回、成瀬投手は1死から牧田選手を歩かせると盗塁を許し、さらに渡辺直選手に適時二塁打を喫して勝ち越しを許します。
 しかし直後の6回表、1死から福浦選手が安打すると、勝ち投手の権利を得た永井投手は制球を乱し、連続四球で満塁として降板となります。ここでイーグルスは一軍に復帰したばかりの戸部投手を投入。しかし、大松選手が四球を選んで同点とし、さらに二死後に里崎選手が走者一掃の3点適時打を放ち、5対2と一気にリードを奪います。
 逆転してもらった成瀬投手は6・7回と三人ずつで抑えます。ところが8回、先頭の嶋選手に安打されると、続く渡辺直選手に本日三本目の安打を喫して無死1・3塁となり、ここで降板となりました。しかし二番手の荻野投手が好機に強い高須選手を併殺に打ち取り、その間に1点は返されるものの、最少失点で凌ぎます。
 そして5対3で迎えた9回裏、マリーンズは当然ながら小林雅英投手が登板。ところがいきなりフェルナンデス選手に16号ソロを喫して1点差とされ、さらに1死は取ったものの、2安打の後、四球を出して満塁としてしまいます。
 ここでイーグルスが左の憲史選手を代打に出すと、マリーンズは藤田投手に継投。しかし、流れを止めることができず、憲史選手に左越の適時二塁打を喫し、6対5でサヨナラ負けを喫しました。
 これでこの一週間遠征で5試合して1勝4敗でうち3つがサヨナラ負けとなっています。一昨日のサヨナラ負けの時、バレンタイン監督は「リリーフのプランの見直し」について言及していましたが、この調子だと、組み替えもあるかもしれません。観客数は2万1百人ほどでした。

 函館のファイターズ対ライオンズは吉川投手と涌井投手が先発。3回にライオンズは下位の連打で無死2・3塁とし、1死後に片岡選手の適時打で先制。さらに中島選手の併殺崩れの間に2点目を挙げます。
 その後、吉川投手は7回までライオンズ打線を無安打に抑えます。しかし、リーグ首位の14勝を挙げている涌井投手が今日も好投。7回まで2安打無四球とほぼ完璧にファイターズ打線を抑えます。
 ライオンズは8回に片岡選手が久々の安打を放つと、中島選手も続いて1死1・2塁の追加点機を作ります。しかし、ここで二番手として登板した江尻投手が、カブレラ選手を1球で併殺に打ち取り、ここを凌ぎます。
 その裏、ファイターズは先頭の高橋選手がチーム3本目の安打を放つと、小谷野選手も連打で続き、さらに死球で1死満塁とします。ここで金子誠選手が2点適時打を放って同点に。さらに、続く森本選手の打席で二塁走者の飯山選手が三盗を試みると、細川捕手の送球が森本選手のバットに当たってそれ、一気に生還し、ファイターズが勝ち越します。ここ一ヶ月ほどでこの「盗塁の送球が打者やバットに当たって暴投に」というのが三件ありますが、細川選手は二度目の被害者となってしまいました。
 そして9回はマイケル中村投手が三人で抑えて試合終了。3対2で逆転したファイターズが、4連敗後の4連勝となっています。江尻投手は6勝目を一球で挙げています。観客数は1万8千5百人ほど。ただし、ヒーローインタビューで金子誠選手は、「5万人の皆さん、有り難うございます」と言っていました。いずれにせよ、昨日に続き、スタンドに空白はほとんどありませんでした。

 大阪ドームの合併球団対ホークスはユウキ投手と大隣投手が先発。初回に本多選手が安打すると、ボークと犠打で三塁に。さらに内野ゴロが野選となってホークスがあっさり先制します。しかし、2死後に柴原選手が放った長打性の当たりをアレン選手が好捕し、1点にとどめます。
 するとその裏、大隣投手も先頭打者を歩かせると、暴投と犠打で三塁と、表の再放送みたいな展開になります。しかしここからが異なり、合併球団はここから適時打三本で一挙3点を挙げ、逆転しました。
 ユウキ投手は2回以降はホークス打線を抑え、対する大隣投手も、走者を出しますが、何とか追加点を許さずに3対1のまま試合は進みます。しかし6回、大隣投手は連続四球を出して降板。そして二番手の藤岡投手の暴投で1点を追加されます。
 ユウキ投手は7回を3安打1四球1失点。その後、菊地原投手と加藤大投手で抑え、4対1で合併球団が勝っています。観客数は2万5千1百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは秦投手と能見投手が先発。初回にシーツ選手の適時打でタイガースが先制。さらに4回には2死1・2塁から林選手が14号3ランを放って主導権を握ります。
 能見投手は6回を投げて5安打無四球で1失点。以下はいつもの三人で抑え、8回には金本選手の適時打でダメ押ししたタイガースが5対1で勝っています。観客数は2万8千6百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対読売は中田投手と福田投手が先発。同点で迎えた3回裏にウッズ選手の28号2ランでドラゴンズが勝ち越し。さらに李選手の5号ソロ、ウッズ選手の29号2ランなどで得点を重ねたドラゴンズが7対2と快勝しています。観客数は3万8千2百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは大竹投手とグライシンガー投手が先発。カープ2点リードで迎えた6回にガイエル選手の23号2ランで追いついたスワローズが福川選手の7号3ランで一気に逆転します。
 しかし7回にカープが1点差に迫ると、8回にはアレックス選手の2点適時二塁打で逆転。さらに暴投で1点を加え、7対5でカープが逆転勝ちしています。観客数は1万4千6百人ほどでした。

2007年08月12日 23:50