2007年07月13日

発想自体は鋭いと思うが

 かつては、「納豆には醤油をかける」というのは常識と言ってもいいほどでした。しかしながら、20年くらい前に、醤油に鰹だしなどを入れた「納豆のたれ」が同梱されるようになると、それが一気に一般化しました。中には、「おろしだれ納豆」などと、本家の納豆より、たれのほうが主となる商品名まで誕生したほどです。
 私も、それらのたれを納豆ともども愛用しています。しかし、最近ちょっと困ったたれが入っている納豆がありました。普通、たれは透明なビニール袋に入っているのですが、その商品のたれは、アメリカンドッグのケチャップ・辛子やマクドナルドのドレッシングに使われている、「両端をつまむと、中の液体が出てくる」というパックに入っています。それ自体は、袋を切る手間が省けて便利です。ところが一つ問題があります。それは、その「たれパック」に、辛子が同梱されている事です。
 納豆に辛子を混ぜる人は、ワンタッチでたれと辛子を同時に混ぜ込めて、非常に便利でしょう。しかしながら、その風習がない身としては、押す際に、辛子の部分が破れずに、たれだけ入るよう、細心の注意を払う必要が生じます。これなら、ちょっと手間をかけて袋を切った方がまだ楽です。
 切らずにたれが出せる、という発想のすばらしさは素直に認めます。しかしながら、できれば、もっと「たれのみ入れる派」の事ももう少し考えてほしかったものだ、とこのテの納豆を食べる度に思います。

2007年07月13日 01:08