2007年05月09日

拡大すればいいというものでも・・・

[ 交通 ]

 羽田空港に国際線を増便する拡大計画で盛り上がっている連中がいるそうです。このネタはちょくちょく出てきます。首都圏に二つも国際空港が存在する必要性がどこにあるかわかりません。何でも、アジアの他の国の国際空港と対抗する必要がある、みたいな事を言っているようですが、そんな事何の意味があるのでしょうか。まさか、関空と中部に続き、500km内に三つもの「アジアのハブを目指す空港(※目指しているだけ)」を設置する必要があるとでも言うのでしょうか。

 だいたい、空港など大きければいいというものではありません。2月に羽田の第二ターミナル部分の拡張部分を初めて使いましたが、乗るときも降りるときも延々と歩かされました。体感的には、第一ターミナルから第二ターミナルまで地下道で歩いたのに匹敵したほどでした。率直に言って、これ以上大きくなられても困ります。
 こんな計画を立てている連中は、羽田から飛行機に乗るといっても、専用機などを使うため、空港内をほとんど歩くこともないでしょう。だからこそ、そのような事を気楽に言えるのでしょう。いっそのこと政財界人の専用乗降場を第二ターミナルのはずれにでも作り、自らの足で、「これ以上羽田が大きくなったらどうなるか」を知ってもらうようにしたほうがいいのでは、などとも思いました。

2007年05月09日 00:32