2006年09月29日

まる1日半のダイヤ乱れ

[ 交通 ]

 昨日の朝、京葉線が東京駅構内の火事で止まりました。ちょうど総武線から東西線と、京葉線の「振替経路」で通勤しているので、朝の幕張本郷駅の有人改札に並ぶ振替輸送の客の列から、東西線車内で「この電車は、葛西で快速の通過待ちを行います。東陽町より先にお急ぎの方は浦安で後から来る快速にお乗り換えください」に呼応して、駅で「浦安駅で快速を待っても、混雑のため乗ることができない場合があります」という異例の放送など、その混乱ぶりを知ることができました。なお、この間放送された理由は「信号トラブル」というのみ。「火災」については一言の説明もありませんでした。
 まあ、これだけならよくある(本当はよくあってはいけないのですが)電車不通でしたが、何とその影響は一日で解決せず、今朝になっても正常運行できない、というのには驚かされました。

 この、「事故が起きやすく、起きた後に復旧まで要する時間も長い」というのは、既に何度も書いていますが、20年ほど前の国鉄解体以来、一貫して「安全管理部門の人減らしによる収益向上」路線を歩み続けてきた「JRらしさ」の象徴の一つです。
 後、驚かされたのは「火災が確認されてから通報するまで1時間のタイムラグがあった」というもの。私も一度、非常に小規模ながら火事による119番通報をした事があります。その時の心境は「本当に火事だ。いかん、すぐに119番しなくては・・・」という心理状態。何とか通報できたのですが、その半パニックぶりは未だによく覚えています。
 にも関わらず、その通報まで1時間という余裕(?)の対応。しかも、発生したのが地下なだけに、万が一の時はより大変な事になるはずです。JR地下駅の火事が日常茶飯事、という報道は見たことがないのですが、ひょっとすると彼らは既に「場慣れ」をしているのだろうか、とまで思いました。
 昨年、重大な死亡事故が一度ならず起きたにも関わらず、JRの安全に対する姿勢は変わっていないようです。次はどこで何が起こるのか、毎日通勤でJRを使っている身としては、不安でなりません。

2006年09月29日 23:57