2006年09月28日

タイガース、快勝で連勝を8に

[ 野球 ]

 甲子園のタイガース対カープは杉山投手と佐々岡投手が先発。初回、二死からシーツ選手が安打で出塁すると、続く金本選手が23号2ランを放ち、タイガースが先制します。杉山投手は最初の一巡を完璧に抑え、4回以降は毎回走者を出しますが、無失点に抑えます。6回には1死満塁とされますが、代打の前田選手を打ち取り、続く井生選手の左前に落ちそうな当たりも金本選手が好捕し、0点に抑えます。
 一方、佐々岡投手は2回から6回まで1安打投球。そこで7回も好機で打順が回りながら佐々岡投手を打席に立たせて続投となりますが、これが裏目。7回裏に先頭の鳥谷選手の二塁打から好機を作り、林選手の代打適時打で貴重な追加点を挙げます。さらに赤星選手の適時打なども出てこの回計4点を加え、試合を決めました。タイガースは4投手で完封リレーを達成し、6対0で大勝し、連勝を8に伸ばしています。観客数は4万2千7百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは佐藤充投手と牛田投手が先発。初回にウッズ選手の40号2ランでドラゴンズが先制すると、3回にもウッズ選手が二打席連続となる41号2ランを放って5対0に。これでウッズ選手は李選手を抜いて本塁打リーグ1位となっています。
 これはドラゴンズ快勝ムードかと思われましたが、6対1でむかえた6回表、ベイスターズは無死1・2塁と好機を作り、続く佐伯選手の当たりは二塁ゴロ。併殺かと思われましたが、これを名手・荒木選手が二塁に悪送球をし、ベイスターズが1点を返します。さらにドラゴンズの継投陣を打ち込んでこの回一挙7点。8対6と大逆転に成功します。
 その裏、ドラゴンズは無死2・3塁と一打同点の好機を作りますが、得点できません。これはさすがにベイスターズペースかと思われましたが、続く8回、1死1塁から荒木選手が一塁ゴロを放つと、捕球した佐伯選手は一度二塁封殺を狙いながら、あきらめて一塁に向き直ります、ところがその一塁には誰も入っておらず内野安打に。さらに満塁とすると、福留選手が0-2から際どい球を二つ選んで押し出しとなり1点差に。ここでベイスターズはクルーン投手を投入しましたが、ウッズ選手が初球を中前に弾き返し、2者が帰って逆転。この日ウッズ選手は6打点でした。
 9回、ベイスターズも岩瀬投手から、先頭の村田選手が5打数5安打となる二塁打を放ち、内野ゴロで三塁に進みますが、最後は岩瀬投手が踏ん張り、9対8でドラゴンズが逆転勝ち。マジックを9にしています。観客数は3万5千6百人でした。
 神宮のスワローズ対読売は石井一投手と上原投手が先発。初回にいきなり連打で好機を作ったスワローズが岩村選手の31号3ランで先制。さらに3回にはラミレス選手の24号2ラン、4回には青木選手の適時二塁打で6点を取り、この回で上原投手をKOします。一方、石井一投手は7回を4安打1四球で無失点。8・9回も救援陣が抑え、6対0と大勝。4位読売とのゲーム差を6.5と広げています。観客数は1万6千人ほどでした。
 明日からは甲子園でのタイガース対ドラゴンズ3連戦。仮にタイガースが3タテをすればゲーム差がゼロになります。今季セリーグ最大の山場となる事間違いなし。果たして大逆転優勝はなるのでしょうか。

2006年09月28日 23:43