2006年09月28日

視点の変化

 仕事で客先に行きました。その会社の場所は、かつての勤務先の近くでした。したがって、駅からの道はついしばらく前まで何度も歩いた道です。最後に歩いてからさほど時間が経っていないので、町並みは全然変わりません。強いて言えば、建設中だったビルが完成したくらいです。しかし、見慣れたはずの道でしたが、かつて見た印象とはかなり違っていました。もちろん、街が変わったわけではなく、自分の視点が変わっているのです。
 一番驚いたのは、交差点の脇にある「広告スペース」でした。以前からここにはさまざまな派手な広告看板が出ており、そればかり印象に残っていました。ところが今日そこを通った時、その看板が立っている場所が草の生えた空き地だという事に気づきました。それまではなぜか看板ばかりしか見ておらず、その下がどうなっているかなど、意識すらしませんでした。ところがなぜか今日はその「足下」に目がいったのです。
 なぜ今になってそこに気づいたのか、自分でも分かりません。ただ、理由はともかく、この半年近くの間で自分が変わった事を、歩き慣れた場所を久々に訪れた事により知った、というのは面白いものだと思いました。

2006年09月28日 23:58