2006年09月26日

松坂投手をKOしてライオンズの自力1位を消す

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは松坂投手と小林宏之投手が先発。今季最終登板となる小林宏投手は、10勝目をかけて最強の相手の投げ合う事になりました。一方、ライオンズは今日勝ってファイターズが負けるとシーズン勝率1位が決まるという試合です。
 打線は2回まで松坂投手の前に無走者に抑えられます。ところが3回、先頭の今江選手がチーム初の走者となる安打で出塁。続く竹原選手のバントは松坂投手の好守で二塁アウトとなりますが、直後の大塚選手の初球が死球となり、さらに西岡選手も安打して1死満塁となります。そして2死後に福浦選手が三遊間を抜く2点適時打を放ってマリーンズが先制。すると松坂投手の制球が乱れ、連続四球の押し出しで1点追加。さらに大松選手の内野安打でこの回打者一巡で4点。松坂投手が打者一巡されるのはいつ以来でしょうか。

 さらに5回には1死から里崎選手が死球で出ると、2死後に大松選手が左中間を抜く適時二塁打を放って追加点を挙げ、続く今江選手も適時打で続き、5回で早くも6得点。松坂投手は今季最悪の内容でこの回でKOとなりました。
 一方、小林宏投手は5回まで3併殺もあって2安打に抑えます。6回に石井義選手の犠飛で1点を返されますが、8回の時点で6対1と10勝目に大きく近づきます。しかし8回、1死から3連打されて1点を失って4点差に。ここでマリーンズは久々の一軍登板となる神田投手をマウンドに。カブレラ選手を歩かせて満塁とし、一発出れば同点という危機を迎えますが、続く和田選手を併殺に抑えて凌ぎます。さらに9回も1安打されるも無失点に抑え、プロ初セーブを挙げました。
 これで小林宏投手は今季チーム初で、自身2年連続3度目となる二桁勝利を挙げています。一方、ライオンズは大きな試合をエースで落としました。ファイターズが勝ったために、最終戦を前に自力1位がなくなっています。マリーンズとしては前カードに続いて首位争いする球団相手に3連勝。前年覇者の意地を見せたと言えるでしょう。観客数は2万5百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ホークスは八木投手と斉藤和投手が先発。初回に先頭の森本選手が安打して盗塁、そして2死からセギノール選手の今月7本目となる25号2ランが出てファイターズが先制します。さらに5回には田中賢選手の6号ソロで追加点を挙げます。一方の八木投手はホークス打線を7回まで3安打1四球で無失点に抑え、斉藤和投手に投げ勝ちます。そして7回にはホークス継投陣を打ち込んで5点を追加して試合を決め、8・9回は大差ながら武田久投手とマイケル中村投手という必勝リレーでホークスを完封しました。八木投手は12勝目を挙げています。観客数は4万1千7百人ほどでした。
 これでホークスは3位決定。4年連続のリーグ勝率1位はなりませんでした。一方のファイターズはこれで1位に再浮上。明日勝つか引き分ければ1位通過と、新庄選手のレギュラーシーズン最後の試合を最高の形で迎える事になっています。
 神戸の合併球団対イーグルスは川越投手と岩隈投手が先発。初回に先制した合併球団が4回に中押し、8回にダメ押し。一方の川越投手は8回途中まで1点に抑え、4対1で合併球団が勝利。これでイーグルスはパ全球団の負け越しが決まってしまいました。観客数は1万7千3百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対カープは安藤投手と小島投手が先発。初回にシーツ選手と浜中選手の適時打でタイガースが2点先制。その後接戦となり、7回に継投陣が1点を返され、なお、連続四球で1死満塁と一打逆転の危機を迎えますが、ここで登板した久保田投手が抑え、以下ウイリアムス投手・藤川投手の継投でカープ打線を抑えて3対2で勝ち、連勝を6に伸ばしています。観客数は4万2千4百人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と三橋投手が先発。ドラゴンズ2点リードで迎えた8回から登板の平井投手が1死1・2塁とすると、ドラゴンズは岩瀬投手を投入しますがこれが失敗。金城選手の中前の落ちる適時打と村田選手の犠飛で同点となります。そして延長に入りますが、10回裏にこの回から登板のクルーン投手に対し、内野安打と犠打野選で無死1・2塁とすると、福留選手が中越のサヨナラ打を放ち、ドラゴンズが5対4で勝利。マジックを11に減らしています。観客数は3万5千7百人ほどでした。
 なお、神宮のスワローズ対読売は雨で中止となっています。

2006年09月26日 23:52