2006年09月05日

一瞬の逆転も再逆転され借金生活に

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは小野投手とギッセル投手が先発。2回に先頭のカブレラ選手に内野安打を打たれた後、小野投手が突如制球を乱し、3連続四死球で1点を献上。さらに適時打を2本打たれ、計4点を先制されます。
 しかしマリーンズ打線も、3回には福浦選手の適時二塁打で2点を返してギッセル投手をKO。さらに1点を追加された4回の裏にはパスクチ選手の特大13号ソロと平下選手の今季1号という2連発が出て1点差に。そして5回には青野選手の6号ソロでついに追いついた後、福浦選手とベニー選手の連打で2・3塁とし、内野ゴロの間についに逆転します。

 しかし、逆転した直後の6回表、小野投手は先頭の中村選手に二塁打され、犠打で進まれた後、内野ゴロが野選になって追いつかれ、この回で降板します。
 そして8回、前の回途中から登板して4・5番を抑えたバーン投手が、中村選手に9号ソロを打たれ、再逆転を許してしまいます。打線は6・7・8回にそれぞれ安打が出て先発全員の15安打となりましたが、ライオンズの継投陣に抑えられ、得点できません。そして9回表、1点負けていながら藪田投手を出しましたが、カブレラ選手に2点適時三塁打を打たれ、9対6とされてしまいます。
 そして9回裏は前の回から登板の三井投手の前に失策で走者を出したものの最後は併殺で打ち取られて試合終了。これで5月11日以来の借金生活となってしまいました。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは新垣投手と橋本投手が先発。初回にホークスがいきなりの4連打と犠飛で3点を先制します。しかし、3回に2点をファイターズが返し、4対2で迎えた4回表に、1死満塁から田中賢選手の2点適時打で追いついた後、小笠原選手に30号3ランが出てこの回一挙5点を取って逆転。その後も点を取り合いましたが、ファイターズ自慢の継投陣がホークス打線を4回以降2点に抑え、9対6でファイターズが勝利。これで両チームのゲーム差は0.5となっています。観客数は3万1千2百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対合併球団は岩隈投手とデイビー投手が先発。序盤で合併球団が5対2とリードしますが、5回裏に高須選手の2点適時打などでイーグルスが追いつき、リーグ防御率3位のデイビー投手をKOします。その後、合併球団が1点を勝ち越して迎えた9回裏、無死1・2塁から関川選手のこの試合4つ目の犠打で好機を広げ、フェルナンデス選手の犠飛で追いつきます。
 イーグルスは10・11回にもサヨナラ機を作りますが、あと1本が出ません。合併球団も12回表に1死2塁からさらに2死1・3塁としますが勝ち越せず、そのまま7対7で引き分けになっています。なお、この試合、関川選手の4を筆頭に両チーム合わせて10犠打。これは日本記録だそうです。観客数は1万4千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は福原投手とパウエル投手が先発。4回に読売が李選手の犠飛で先制しますが、その裏、浜中選手の適時打で追いつき、矢野選手の適時打で逆転。6回にもボークで走者が進んだ直後に矢野選手の2点適時打が出て突き放します。福原投手は7安打1四球ながら2失点で完投し、10勝目を挙げています。タイガースはこれで6連勝となりました。観客数は4万5千人ほどでした。
 名古屋のドラゴンズ対スワローズは中田投手と石井一投手が先発。3回にドラゴンズが先制し、4回にも1点を追加します。中田投手は7回を1安打5四死球で0点に抑えた降板。そして8回にドラゴンズ打線がスワローズ継投陣を打ち込んで一挙6点を追加。9回にスワローズもラミレス選手の22号ソロで1点を返しましたが、焼け石に水でドラゴンズが8対1と快勝。マジックを23としています。観客数は3万人ほどでした。
 長崎のベイスターズ対カープは三浦投手と大竹投手が先発。初回に1点を先制したカープが、3回、先頭の大竹投手の安打をきっかけに打者一巡の猛攻。とどめはこの回2打席目となる大竹投手の適時打で一挙6点を追加します。この猛打で勢いに乗ったのか、大竹投手は8回2死まで走者を一人も出さない好投を見せます。しかし、「あと4人」となったところで内川選手に安打され、さらに9回は石井選手に6号ソロを打たれ、完封ものがします。しかし、2安打無四球の1失点の完投勝利。カープが8対1で勝っています。観客数は8千2百人ほどでした。

2006年09月05日 23:36