2006年08月16日

投手力で接戦を制し、連敗止める

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は成瀬投手とオバミュラー投手が先発。マリーンズは1ヶ月ぶりに福浦選手が復帰し、定位置の3番一塁でスタメン出場しました。
 過去2回、好機を作りながら打ち崩せなかったオバミュラー投手に対し、2回裏に先頭のベニー選手が2塁打で出塁し、続くパスクチ選手も歩いて無死1・2塁とします。しかし、続く今江選手のバントは的山捕手の好守で3塁封殺、続くサブロー選手が外野フライで2死になります。この時点では、夏定番の「無死1・2塁から三者凡退」かと思ったのですが、続く青野選手が左中間フェンスに達する2点適時二塁打を放ち、マリーンズが2点を先制。続く西岡選手が四球を選んだところで早くもオバミュラー投手が降板となりました。

 しかし、この合併球団の早めの継投に対し、マリーンズ打線は追加点を奪えません。特に3回途中から登板の本柳投手には、7回途中まで1安打に抑えられます。
 一方の成瀬投手は2回から3回にかけて4者連続三振を奪うなど、最初の一巡を完璧に抑え、6回まで2安打失点に合併球団を抑えます。ところが7回、1死から二塁打と四球で出した走者を暴投で進め、相川選手の犠飛で1点を返されます。しかし、7回を投げて失点はこの1点のみ。3安打4四球8奪三振の好投を見せます。
 打線はその後も合併球団継投陣に抑えられますが、8回は藪田投手が、9回は小林雅英投手がともに三者凡退に抑える完璧な救援を見せ、1点差を守りきったマリーンズが2対1で逃げ切っています。小林雅投手は32セーブ目で、通算セーブ数を198としています。観客数は1万8千7百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ライオンズは八木投手と松坂投手が先発。4回に赤田選手の犠飛で先制したライオンズが5回に失策を足がかりに中村選手の適時打で追加点を挙げます。その裏、ファイターズも先頭の高橋選手が安打で出塁し、続く稲田選手の打球は三塁線を抜く長打性かと思いましたが、線上の審判の左足に当たったにも関わらず判定はファウルに。ヒルマン監督もかなり抗議しますが実りません。結局この回も無得点に終わります。
 松坂投手は8回を5安打1四球無失点でしたが、完封をかけた9回裏に先頭のセギノール選手が15号ソロを放ち、さらに1死2塁の同点機を作ります。しかし、ここは松坂投手が凌ぎ、2対1でライオンズが勝利。両チームのゲーム差は4.5に戻っています。観客数は3万3百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ホークスは一場投手と和田投手が先発。序盤で和田投手を打ち込んだイーグルスが6点をリード。その後、ホークスも反撃しますが、3点差で9回表を迎えます。ここでイーグルスは福盛投手を投入しますが、連打と失策もあって1点返してさらに2死2・3塁となり、大村選手の適時打で同点に追いつき、延長戦に入ります。
 11回裏にイーグルスは1死満塁とサヨナラ機を作りますが、予定を早めての登板となった馬原投手に抑えられます。そして12回表のホークス攻撃中に霧がたちこめて24分の中断に。再開後の12回裏、イーグルスは無死2塁から1死満塁と再びサヨナラ機を作りますが、ここも馬原投手に抑えら絵、結局6対6の引き分けに終わっています。観客数は1万4千7百人ほど、試合時間は4時間50分でした。

 大阪ドームのタイガース対ベイスターズは安藤投手と三浦投手が先発。2対2の同点で迎えた7回裏に赤星選手の適時二塁打で勝ち越しますが、直後の8回表に村田選手の26号ソロで同点となり、延長となります。そして迎えた10回裏、二死無走者からシーツ選手が二塁打で出塁し、金本選手が歩いた後、浜中選手に左中間を抜くサヨナラ打が出てタイガースが4対3で勝ちました。今季初登板の橋本投手が初勝利を挙げています。観客数は3万3千6百人ほどでした。
 広島のカープ対ドラゴンズは大竹投手と朝倉投手が先発。序盤から得点を重ねたドラゴンズが5回までで6得点。一方の朝倉投手は10安打されながらも1失点完投で10勝目を挙げています。観客数は1万2千3百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは西村投手と石井一投手が先発。同点で迎えた5回にリグス選手の26号3ランでスワローズが勝ち越し。さらに9回に打者一巡で6点をダメ押しして11対2でスワローズが勝っています。観客数は4万2百人ほどでした。

2006年08月16日 23:25