2006年08月09日

パスクチ選手、4試合で3本塁打・3お立ち台

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 秋田のイーグルス対マリーンズは松崎投手と小林宏之投手の先発。1回表にいきなり連続失策などで無死2・3塁とし、パスクチ選手の犠飛で先制、さらに里崎選手にも適時打が出ます。さらに3回には里崎選手が14号3ランで松崎投手を早々とKO。そして4回には二番手の青山投手から代わりばなの3連続二塁打と犠飛で2点を追加し、7対0とします。
 ところが大差になった4回裏、1死から小林宏投手は中軸に3連打され、2点を返されます。さらに連打されて1死満塁と迫られますが、ここは併殺で凌ぎます。しかし続く5回裏もバント安打と二塁打で無死2・3塁とされ、暴投と適時打で2点を返され、3点差まで迫られます。

 これで流れが傾きかけたかと思われた直後の6回表、内野安打と死球で2死1・2塁とし、パスクチ選手が昨日に続く7号3ラン。またもや、パスクチ選手の一発で流れが戻ります。さらにパスクチ選手は8回にも適時二塁打を放ち、本日6打点の活躍でした。
 そして6回から登板のバーン投手が山崎武選手にソロ本塁打をされたものの後は完璧な投球で8回までつなぎ、9回は藪田投手が調整登板みたいな形で締め、11対5で勝ちました。
 マリーンズは5月末以来、約2ヶ月半ぶりの4連勝。この連勝中パスクチ選手は3本塁打でお立ち台に3回当たっています。昨年も8月半ばの神戸で大爆発しましたが、それが1週間早く始まったようです。また、二桁得点も6月3日以来です。観客数は9千人ほどでした。

 福岡のホークス対ファイターズは和田投手と八木投手が先発。3回に小笠原選手の24号2ランでファイターズが勝ち越しますが、5回に大村選手の2点適時二塁打でホークスが追いつきます。そして、8回に松中選手の勝ち越し適時二塁打などでホークスが2点を勝ち越し、9回は馬原投手が抑えて5対3でホークスが勝っています。観客数は3万8百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対ライオンズは本柳投手と松坂投手が先発。初回に2点をライオンズが先制し、さらに3回はカブレラ選手と和田選手の連続本塁打で3点追加し、早くも5対1。松坂投手なだけにこれで終わったかと思いきや、松坂投手は体調不良もあって5回2失点で降板してしまいます。
 しかし継投陣ががんばり、そのまま3点差で9回裏に。ライオンズは当然ながら小野寺投手を投入しますがこれが大誤算。先頭打者に四球を出した後、1死から連打で1点を返され、さらに満塁にした後、2点適時打を打たれて同点に。そして最後は谷選手が三塁線を抜き、合併球団が一挙4点を取って逆転サヨナラ勝ちをしています。観客数は1万8千8百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対タイガースは三浦投手と井川投手のエース対決。タイガースは三浦投手の立ち上がりをとらえ、失策も二つあって一挙3点を挙げます。井川投手は5回にソロ本塁打を喫したものの8回まで5安打1四球で1失点。打線も8回に1点を追加し、9回にはウイリアムス投手が2死を取った後に藤川投手が登板という継投で抑え、4対1で勝ち、連勝を5に伸ばしています。観客数は1万7千人ほどでした。
 豊橋のドラゴンズ対カープは中田投手とベイル投手が先発。序盤でドラゴンズが4対1とリードしますが、6回にカープが一挙5点を取って逆転。しかしドラゴンズもウッズ選手の29号2ランで7回裏に追いつきます。カープは8回表に投手に代打を出し、その裏から7番手の永川投手を登板させますが、この時に事件が発生。代打した松本選手が遊撃の守備につき、永川投手が梵選手の代わりに2番に入りましたが、一度場内では「9番・永川」のアナウンスが流れていたのでドラゴンズ側が抗議。長い中断の末、最後は責任審判の小林氏がマイクで謝罪して試合再開。その直後に福留選手の19号2ランでドラゴンズが勝ち越し、9回は岩瀬投手が抑えて史上三人目の2年連続30セーブを達成。8対6でドラゴンズが勝っています。試合時間は4時間29分、観客数は1万1千9百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は藤井投手と内海投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万6千7百人ほどでした。確かに今日は雨も降っていました。とはいえ、数キロしか離れていない東京ドームでやれば同じカードで4万人は確実に入るのに、なぜここまで違うのでしょうか。不思議な話です。

2006年08月09日 23:56