2006年08月03日

小野投手の好投を生かせず、再び8ゲーム差に

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ライオンズは小野投手と松永投手が先発。初回、いきなり西岡選手が安打で出塁すると、堀選手のヒットエンドランが成功して無死1・3塁となり、サブロー選手の犠飛で先制します。しかし、効率のいい攻撃はここまで。続く2回には連打で無死1・2塁とするものの、そこから三者連続三振を喫してしまいます。その後も、毎回のように走者は出しますが、松永選手を攻略することができません。
 小野投手も走者は出しながら、三塁を踏ませない投球でライオンズ打線を抑え、5・6回は三者凡退と調子を上げてきます。

 ところが7回、連打で無死1・2塁にされ、続く和田選手を併殺で2死3塁としたものの、続くリーファー選手に初球を適時打され、同点になってしまいます。さらに続く中村選手の右前に落ちる安打を、パスクチ選手がまずい守備で適時二塁打にしてしまい、逆転されてしまいました。
 さらに続く8回、二番手の藤田投手が連打で1点を追加され、さらに三番手の黒木投手がカブレラ選手に21号3ランを喫し、一昨日に続く終盤の大量失点で5点差になってしまいます。
 その裏、連打で1点を返しますが、反撃はそこまで。9回は小野寺投手に抑えられ、6対2で敗れました。なお、小野寺投手は最初の平下選手の手に死球を当てていますが、7月にも似たような局面で福浦選手の手に死球を当て骨折させています。わざとではないと思いますが、これが「危険球」でない、というのも、ちょっと納得できない話です。
 というわけでライオンズとのゲーム差は再び8に。ライオンズとホークスには「プレーオフ進出マジック」が出ています。間に2球団あるだけに、勝率1位通過はかなり難しくなった感じです。松永投手はプロ初勝利を挙げています。観客数は1万3千人ほどでした。

 神戸の合併球団対ファイターズは平野佳投手と立石投手の先発。2ヶ月近く勝ち星のなかった平野佳投手ですが、今日はファイターズ打線を7安打1死球で完封。3対0で合併球団が勝っています。観客数は2万9百人ほどでした。
 東京ドームのタイガース対読売は内海投手と下柳投手が先発。初回に失策がらみで作った好機で金本選手が適時二塁打を放って先制。さらに矢野選手の犠飛で追加点を挙げます。さらに3回には、久々スタメンのスペンサー選手が6号2ランを放って追加点を挙げます。一方、下柳投手は毎回走者を出しながら、3回の1死満塁で二岡選手と李選手をうちとるなど、読売打線を6回途中まで1失点に抑えます。さらに8回には檜山選手の押し出し四球でダメ押し。5対1で勝っています。観客数は4万4千3百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは黒田投手とガトームソン投手が先発。2回に森笠選手と東出選手の適時打でカープが2点を先制。一方、黒田投手は9安打されながらも岩村選手の18号ソロのみに抑え、完投で5連勝で通算10勝目を挙げています。観客数は1万8百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは山口投手と川上投手が先発。3回で6対0となったところでは、川上投手なだけに試合が終わったかと思われましたが、5回に新沼選手の9年目でのプロ初安打が初本塁打となって2点を返すと、7回には金城選手の7号3ランで1点差に。しかし、8回に荒木選手の適時打で突き放すと、9回にはウッズ選手のこの日二本目で来日150号となる27号2ランで再び3点差とします。その裏、ベイスターズも2点を返しましたが、9対7でドラゴンズが逃げ切っています。観客数は1万3千7百人ほどでした。

2006年08月03日 23:32