2006年04月25日

奉行対大臣対ウルトラセブン

 「奉行シリーズ」という会計ソフトの広告をよく見ます。事務所に「奉行」が乗り込んでいって、自らの名を冠したソフトでIT化を推進する(?)という内容ですが、この「奉行」氏、白塗りの顔で見栄を切ったりして、どう考えても奉行でなくて歌舞伎役者です。
 このライバルの「大蔵大臣」というソフトの広告もあるのですが、これも「事務所に大蔵大臣が乗り込んでくる」という独創性のないものです。しかも、この「大蔵大臣」の外見は、着流しに刈り込んだ頭と、犬こそ連れていないもの「上野の西郷どん」です。どのへんが大臣なのか分かりません。
 他に新聞で見る広告に「会計王7」というのがあります。奉行や大臣よりも王様のほうが偉い、という事でしょうか。しかし、こちらの広告には王様は出てきません。代りに、バージョン7を記念してか、ウルトラセブンが宣伝しています。こうなるとどのへんが会計ソフトなのかすら分かりません。会社の偉い人の個人的趣味も混ざった人選(?)なのでしょうか。
 とまあ、この会計ソフト業界、お堅い分野と思われがちながら、意外にも名前・広告ともかなり奇妙なものの多いようです。
 ちなみに、色々調べていたら「爆笑会計」などというソフトもありました。名前を見て、経理担当者が大笑いをしながらパソコンに向かう、という異常な光景を想像してしまいました。

2006年04月25日 23:53