2006年04月25日

スミ1ながら完封リレーで勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は久保投手とデイビー投手が先発。初回、久保投手はいきなり連打されて無死1・2塁としますが、続く中村選手の中前への飛球が落ちたものの、二塁走者の谷選手が三塁で封殺され、今季このカード早くも二つめの「センターゴロ」となります。さらに順当に二死を取った後、北川選手も打ち取って先制の危機を脱します。
 その裏、前回7回を無失点に抑えられたデイビー投手に対し、先頭の西岡選手が投手強襲安で出塁しててすかさず盗塁すると、捕手が悪送球して一気に三塁まで進みます。そして1死後に福浦選手の内野ゴロで西岡選手は本塁突入。マリーンズが先制点を挙げました。

 初回の危機を凌いだ久保投手はそこから調子を上げてきます。2回から4回までを完璧に抑え、5回に2死から二塁打を打たれたものの後続を断ち、6回も三者凡退と、3安打無四球に合併球団を抑えます。もっとも、これはただ久保投手が良かっただけではありません。合併球団の謎すぎる選手起用に助けられた面もあります。
 その象徴が7回裏の攻撃。1死から北川選手が二塁打を放って無死2塁と一打同点の危機となりますが、続く六番はグラボースキー選手。二軍で2割5分ながら一軍に昇格したものの打率0割を維持したまま。ここでも走者こそ進めたものの投ゴロに倒れます。ここでそのグラボースキー選手に押し出された感じで一昨日2安打1本塁打ながらスタメン落ちしたガルシア選手が代打で出ますが、カウントが悪くなったところで勝負を避けて四球に。続く阿部真選手を抑え、無失点に抑えます。ちなみに、ガルシア選手の代走は村松選手でした。その代りに3・4番がいずれも無出塁なのですから、こちらとしては有難い限りです。
 しかしマリーンズ打線もどうも冴えません。3回から8回まで毎回安打で走者を出しながら、併殺が二つあるなど、打線がつながらず、初回の1点のみに抑えられます。
 久保投手は8回を4安打2四球無失点と好投。今季チーム初完封勝利の可能性もあったのですが、1点差という事もあって9回は小林雅英投手が登板。過去8試合で唯一合併球団にのみ走者を二人出されている小林雅投手でしたが、今日は連続三振で簡単に二死を取り、続く塩崎選手にも簡単に2-0とした後、内野ゴロに打ち取り、今季初の三者凡退で7セーブ目。防御率もちょうど1としました。久保投手は連勝で2勝目。また、縦縞ユニフォーム(公称・戦)での今季チーム初勝利にもなりました。
 相手ベンチの協力(?)もあって完封リレーを果たしましたが、一昨日に続いての1得点でした。特にデイビー投手には2試合で1得点。また、マリンでは3試合連続1得点と、どうも打線の調子が気になります。明日の前川投手も今季好調ですが、何とか打ち込んで、初登板の小林宏之投手を楽にしてほしいものですが・・・。
 というわけでマリーンズが1対0で勝利し、明日、今季3度目の借金返済、さらには4位浮上をかける事になりました。観客数は1万3千6百人ほどでした。

 所沢のライオンズ対ファイターズはグラマン投手とリー投手が先発。初回に森本選手が先頭打者本塁打を放ってファイターズが先制し、3回にはセギノール選手の適時打で追加点を挙げます。一方、リー投手は6回まで3安打3四球に内野の失策もあって7人の走者を出しますが、無失点に抑えます。ライオンズも7回に二番手の建山投手から連打と内野ゴロで1点を返しますが反撃はここまで。2対1でファイターズが今季対ライオンズ戦初勝利を挙げました。お立ち台は先頭打者本塁打の森本選手。「相手のグラマン投手とは初対戦でしたが?」の問いに「でも(投球が)ベースの上を通れば同じです」と、得意の森本節を放っていました。なお、この試合、両チームあわせて21残塁という拙攻合戦。そのため、2対1に関わらず試合時間は3時間20分でした。観客数は9千1百人ほどでした。
 長崎のホークス対イーグルスは新垣投手と一場投手が先発。投手戦が期待されましたが、3回を終わってホークスの4対3に。そして4回裏にホークス打線が爆発して松田選手の2号3ランなどもあって7点をを取って試合を決め、そのまま11対3でホークスが大勝しました。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 静岡・草薙のベイスターズ対タイガースは門倉投手とオクスプリング投手が先発。3回に赤星選手の適時打でタイガースが先制すると、打線が爆発し、とどめに浜中選手の9号3ランで一挙6点。その後も着実に追加点を挙げ、浜中選手に本日2本目で両リーグ1番乗りの10号ソロも出るなど10得点。一方のオクスプリング投手は5回を2失点。その後もやや余裕の継投でベイスターズ打線を抑え、10対2でタイガースが勝ちました。オクスプリング投手は来日初勝利となりました。観客数は1万1千4百人ほどでした。
 ナゴヤドームのドラゴンズ対スワローズは中田投手と石井一久投手が先発。3回にウッズ選手の2ランで逆転したドラゴンズが5回にも追加点を挙げて7対2で快勝しました。観客数は2万7千6百人ほどでした。
 広島のカープ対読売はダグラス投手とパウエル投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は1万3千4百人ほどでした。

2006年04月25日 23:40