2006年04月19日

昨日を上回る猛打で今季初の4連勝

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは一場投手と清水直行投手が先発。3連勝中の一場投手には前回の対戦で完封されています。しかし今日は、初回に先頭の西岡選手、さらには昨日に続いてスタメンの青野選手の連打で1・3塁とし、内野ゴロ野選、さらには里崎選手の適時打でいきなり2点を先制します。
 初回は0点に抑えた清水直投手ですが、2回、このところ好調の山崎武選手に初球を二塁打されると、続く憲史選手・益田選手にも初球を二塁打され、3球で3連打・同点にされます。しかし3回、打撃絶好調の福浦選手が二塁打で出塁し、里崎選手の二打席連続適時打となる三塁打が出て、即座に勝ち越します。さらに4回はサブロー選手の3号ソロ、そして福浦選手に今季1号となる2ランが出て計6点。一場投手をKOし、前回の借りを返しました。

 勢いの止まらないマリーンズ打線は、5回には今江選手の犠飛、さらには大松選手の2ランで3点を追加、続く6回にも今江選手・サブロー選手の連続適時打、そして大松選手に2打席連続となる3号3ランが飛び出すなど、打者一巡で7点。8回にも暴投で1点を追加し、今季最高となる17得点を挙げました。土曜日に今季初出場初スタメンとなった大松選手はこの4試合で3本塁打9打点です。
 一方、過去3登板で3点しか援護のなかった清水直投手はその3倍以上の援護もあって、2回の3球以外は安定した投球。走者は出すものの、2併殺もあって、3回から7回まで14人で抑え、2勝目を挙げました。そして8回からは川崎投手がプロ初登板。いきなり安打されましたが、以下は無安打で2回を無失点で抑え、デビュー戦を好投で飾りました。結果は17対2でマリーンズの大勝。今季初の4連勝で借金も1まで減らしました。観客数は9千7百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ホークスは帆足投手と和田投手が先発。初回にカブレラ選手の5号2ランで先制したライオンズが8回を終えて5対1と快勝ペース。ところが9回、セーブのつかない場面で登板した小野寺投手が先頭の松中選手に5号ソロを喫すると、さらに3安打で2失点し、2死2・3塁としたところで降板します。しかし、ここで登板の星野投手が大村選手を抑え、5対3でライオンズが逃げ切り。星野投手は今季初セーブを挙げています。観客数は1万4百人ほどでした。
 東京ドームのファイターズ対合併球団はリー投手とデイビー投手が先発。初回に小笠原選手の3号ソロでファイターズが先制すると、さらに走者を二人おいて、昨日引退宣言をした新庄選手が3ランを放ち、早くも4点。また、リー投手は8回途中まで3失点で、後は建山投手・マイケル中村投手の継投で逃げ切り、6対2でファイターズが勝ち、対合併球団戦5連勝としています。観客数は1万5千8百人ほどでした。
 ところで、昨日の新庄選手の引退宣言について、「何でこの春先に」という声が少なからず上がっています。確かに、「もう引退するから」と残る試合で抜いたプレーをするとしたら、それは問題でしょう。しかし、今日も3ランを放つなど、チームの勝利のために全力を出しているわけです。問題は「いつ引退宣言するか」でなくて、「最後の年にどのような活躍をするか」だと思うのですが・・・。

 ナゴヤドームのドラゴンズ対タイガースは川上投手とオクスプリング投手が先発。中盤に点を取り合って3対3のまま延長に入ります。ドラゴンズは9回まで川上投手が投げ、それから岩瀬投手・平井投手の継投、一方のタイガースは6回から能見投手の代役みたいな位置づけになった金沢投手・藤川投手とつなぎ、9回からは久保田投手が登板します。9・10回と完璧に抑えた久保田投手でしたが、11回1死から連続四球を出してしまい、続くウッズ選手に二遊間を抜くサヨナラ打を打たれてしまいました。ウッズ選手のサヨナラ打はベイスターズ在籍時の2004年の夏の札幌ドームでタイガース相手に打った逆転サヨナラ満塁本塁打以来です。タイガースは3連敗となっています。観客数は2万6千7百人ほどでした。
 広島のカープ対ベイスターズはロマノ投手と三浦投手が先発。8回にスタメン抜擢の吉村選手のソロで追いついたベイスターズが、9回裏のカープの1死満塁のサヨナラ機を凌ぎます。そして10回表に内川選手の代打適時打で勝ち越し、その裏はクルーン投手が抑え、ベイスターズが4対3で勝っています。クルーン投手は今季初セーブを挙げています。観客数は7千4百人ほどでした。
 大阪ドームの読売対スワローズは野間口投手と石川投手が先発。序盤から小刻みに得点したスワローズが7・8回で5点をダメ押しして、8対2と快勝。今季対読売初勝利を挙げています。観客数は3万1千1百人ほどでした。

2006年04月19日 23:40