2004年8月前半の野球見物日誌

2004/08/15(日) カード負け越し

 マリーンズ対ブルーウェーブは小野投手と本柳投手が先発。先週、素晴らしい投球を見せた小野投手ですが、2回表に1安打2四球で満塁とし、押し出し死球で先制点を与え、さらに適時内野安打などで一挙4点を失います。
 しかし、3回裏には堀選手・福浦選手の連続二塁打にベニー選手の2ランで1点差に迫ります。この時はこのまま一気に逆転の流れかと思いましたが、そこからは本柳投手さらにはリリーフした歌藤投手・小倉投手・戸叶投手に抑えられます。
 一方、マリーンズ中継陣は6回以降着実に失点。最後は9対3の大差となりました。これでマリーンズは5連勝の後の連敗。今シーズンの対ブルーウェーブ負け越しが決まりました。一方のブルーウェーブは7月17日以来、約1ヶ月ぶりの連勝となっています。

 ホークス対バファローズは新垣投手と高村投手が先発。2ヶ月前、この二人が先発した試合は、両者9回無失点で、10回裏にホークスが1点取ってサヨナラ勝ちしています。
 2回裏にホークスがズレータ選手のソロで先制しますが、4回表に大村選手が二塁打で出塁し、続く水口選手が送りバントを成功させますが、松中選手の送球が水口選手に当たってしまってそれ、大村選手が一気に生還します。
 その後、ホークスは新垣投手が、バファローズは6回以降は継投でそれぞれ抑えて9回表に。四球と死球で1・2塁とした後、暴投で2・3塁になり、さらに捕逸と連続のバッテリーエラーで、バファローズが無安打で勝ち越し点を挙げます。その裏は、カラスコ投手が登板。1死1・2塁とサヨナラの走者を出しますが、本間選手が併殺打を打ち、試合は終わりました。
 ホークスの失点はいずれも失策がらみ。打つほうでも5併殺。3回の無死1・2塁で川崎選手が三振するなど、らしくなさすぎる試合運びで新垣投手を見殺しにしてしまいました。バファローズの連敗は7で止まっています。

 ライオンズ対ファイターズは帆足投手と吉崎投手が先発。序盤でファイターズが7点を取ってリードします。中盤、ライオンズ打線も反撃するも4点止まり。最後は横山投手が抑えて、ファイターズが7対4で勝っています。両チームあわせて20四死球というすごい試合でした。

 大阪ドームのタイガース対カープはホッジス投手と永川投手が先発。昨年、抑えで活躍した永川投手はプロ初先発です。タイガースが2回に1点、3回に2点取りますが、4回表にカープが逆転。その後も追加点を挙げ、中継ぎ陣も好投。最後は大竹投手に抑えられ、二日連続の逆転負けとなりました。永川投手が初先発を白星で飾っています。一方、来日初登板初先発で勝利を挙げたホッジス投手は、その後3連敗となっています。
 スワローズ対ドラゴンズは石堂投手と山井投手が先発。昨日に続いてスワローズが序盤に点を取り、5対0とリードしますが、7回表にドラゴンズが一挙5点を取って同点に。昨日の事もあり、このまま逆転かと思われましたが、直後の7回裏にスワローズが勝ち越し、さらに8回にも2点追加します。9回表は昨日打たれて五十嵐亮太投手が登板。無死1塁から荒木選手にライト前にポトリと落としますが、これを稲葉選手が二塁に送球して「ライトゴロ」に。このプレーが大きく、その後もドラゴンズは1死満塁と迫りますが、最後は五十嵐投手が踏ん張って逃げ切りました。
 読売対ベイスターズは佐藤宏投手とセドリック投手が先発。5回裏に読売がローズ選手の2ランで勝ち越しますが、6回表にウッズ選手と多村選手の連続本塁打でベイスターズが勝ち越します。その後は、中継ぎ陣が踏ん張り、最終回は金城選手のファインプレーもあり、門倉投手が三者凡退に抑えてセーブを挙げました。多村選手はホエールズ→ベイスターズを通して、23年ぶりの「日本人30本」を達成しています。

2004/08/14(土) 連勝止まる

 マリーンズ対ブルーウェーブはセラフィニ投手と金田投手が先発。前回、7回1/3を2安打無四球で0点に抑えられた金田投手相手に、今日も抑えられ、8回を4安打2四球で1点しか取れません。昨日同様のスタメンなのですが、三振を9奪われた事もあり、期待の(?)失策も出ません。
 セラフィニ投手も今日は好投していましたが、5回に早川選手の適時打で先制され、7回に平野選手のソロで追加点。さらに李選手の適時打で1点差に迫った直後の8回のブルーウェーブの攻撃。1死1塁でエンドランのサインが出て、見破ったマリーンズバッテリーが外したものの、相川選手が飛びついてバットに当てて進塁打に。これが大きく、続く山崎選手に適時打が出て決定的な3点目を奪われました。9回は山口投手に抑えられています。
 これで連勝は5で止まっています。

 ライオンズ対ファイターズは後藤光貴投手と入来投手が先発。初回にライオンズが無死満塁からカブレラ選手の犠飛で先制し、フェルナンデス選手の3ランで一挙4点。続く2回にも4点を取り、序盤で試合を決め、10対2で圧勝しました。
 ホークス対バファローズはグーリン投手対川尻投手という軟投派同士の対決。初回に先制したホークスが5回に3点を追加。一方のグーリン投手は5回を3安打無四球で0点に抑えますが、6回に打球を手に受けて降板。全治3週間とのこと。あの独特の投げ方とスローボールは好きなので早く復帰してもらいたいものです。
 試合のほうはホークスのリリーフ陣が1失点で切り抜け、5対1で勝利。バファローズは7連敗です。

 タイガース対カープは福原投手と河内投手が先発。中盤まで2対1とタイガースがリードしていたのですが、6回に2死満塁から暴投で同点に。さらに連続適時打を打たれ、この回一気に5点を奪われ、逆転されました。最終的には8対4でカープが勝っています。
 スワローズ対ドラゴンズは鎌田投手と朝倉投手が先発。唯一ドラゴンズに勝ち越しているスワローズが、今日も序盤で朝倉投手を打ち込んで3回で5対0に。そのままスワローズペースで7回を終わって7対1に。しかし、8回にドラゴンズが4安打で内野のエラーもあって4点を返し2点差に、さらに9回には五十嵐亮太投手相手に二塁打と2四死球で満塁とし、そこから4連打で一挙5点。8・9回で9点を取るという大逆転劇を演じました。優勝する時はよくこのような勝利があるとしたもの。今年のドラゴンズにとっては非常に大きな試合と言えるでしょう。
 読売対ベイスターズは6回に桑田投手を打ち込んだベイスターズが逆転勝ち。先発の土肥投手はシーズン途中の移籍で早くも3勝目を挙げています。

2004/08/13(金) 伊原采配で勝利

 マリーンズ対ブルーウェーブは渡辺俊介投手と谷中投手が先発。マリーンズは昨晩サヨナラ本塁打の堀選手と、一昨日2ランの福浦選手を外して臨みました。
 初回は両チーム三者凡退ですが、2回裏に先頭のベニー選手のソロでマリーンズが先制。しかし、ブルーウェーブも3回表に平野選手と塩谷選手の連続二塁打ですぐさま追いつきます。
 ところが続く3回裏、先頭の西岡選手のショートフライを後藤選手が失策して出塁。西岡選手盗塁の後、平下選手に適時打が出て勝ち越しました。
 このあたりまでは接戦でしたが、続く4回裏、1死から橋本選手のレフトフライかに見えたあたりを平野選手が取れずに2塁打に。平野選手は本来二塁手なのですが、今日はショートに後藤選手を入れた関係でショートの塩崎選手が二塁にまわり、押し出されるような形で左翼手をやっていました。そう考えると、平野選手を責めるわけにはいかないでしょう。さらに、李選手が安打でつなぎ、垣内選手が歩いて1死満塁から西岡選手がショートゴロ。これで併殺でチェンジかと思われたのですが、後藤選手が2イニング連続の失策。3点目を追加となりました。
 さすがにここで後藤選手は交代させられ、塩崎選手がショート、左翼手の平野選手が二塁と本来の形に戻りました。制裁の意味での交代でしょうが、これは後藤選手だけのせいなのでしょうか。仮にこの試合の守備を最初から平野選手二塁で塩崎選手がショートだったら、橋本選手はレフトフライで2死。その後1・2塁になったとしても、西岡選手のショートゴロを取って無得点でチェンジになっていた可能性は高かったでしょう。もちろんエラーで出た走者を返した3回の得点もありませんから、この時点で1対1だった可能性が高いでしょう。というか、それが普通です。
 それが、後藤選手一人を出すために遊撃手と左翼手が普段と違う人にしてしまい、この追加点に結びついたわけです。こうなると、「失策(およびそれに準じる守備をした人)」より「失策の危険性が高いスタメンを作った監督」に責任があるのでは、と思えてきます。
 さらに小坂選手も投手強襲の適時内野安打を放ち、4点目。これで谷中投手は降板となりましたが、橋本選手の「二塁打」の事を考えると実質的な「自責点」はベニー選手の本塁打のみ。谷中選手にとってはたまったものではないでしょう。
 ここで二番手の小林宏投手が登板しましたが、井上選手の適時二塁打など4安打2死球でさらに失点を重ね、この回合計9得点。一気に試合が決まりました。続く5回も、先頭の小坂選手が四球で出て、次の平下選手の三塁ゴロを野選でオールセーフ。井上選手の一塁ゴロで1死1・3塁となり、フランコ選手の一塁ゴロをオーティズ選手が失策して得点。何と、無安打・無犠打で1点を追加してしまいました。さらに7回にも4点を追加し、15安打で合計16点。両チームが協力しての大量点、という感じです。
 渡辺投手は9点取った直後の5回表に連打で1点を失ったものの、8回を2失点。危なげない投球で昨年挙げた自己最多タイの9勝目を挙げました。これでチームは5連勝。3位のファイターズとの差を0.5と詰めています。

 ホークス対バファローズは斉藤投手が2安打完封で5対0で勝利。ホークスは連敗脱出。バファローズは6連敗となりました。
 ライオンズ対ファイターズは西口投手とミラバル投手が先発。こちらも西口投手が6回2/3まで2安打無失点の好投でしたが、アクシデントで降板。しかし、急遽登板の星野投手さらには長田投手もファイターズ打線を抑え、4対0で完封リレーを達成しました。ライオンズは6連勝となっています。

 タイガース対カープは大阪ドームで。前から思うのですが、本拠地から電車で40分のところで主催試合をやっているにも関わらずいまだに「長期ロード」と言うのは変なのではないでしょうか。先発は井川投手と佐々岡投手。昨年もこの夏の大阪ドームでカープ相手に完封した井川投手が、今年も2安打2死四球で1失点完投し、5対1で勝利。アリアス選手が勝ち越し二塁打にダメ押し2ランと3打点を挙げています。
 スワローズ対ドラゴンズは藤井投手と紀藤投手が先発。ドラゴンズが先制しますが、スワローズが岩村選手の3ランで逆転し、逃げ切りました。
 読売対ベイスターズは読売が勝ったようです。


 ところで本日、読売球団がドラフト自由枠で獲得を目指していた大学生投手に200万円の「食費・交通費・餞別」を支払っていた事が判明したとのことで、オーナー・球団代表・球団社長が「総辞職」しました。まだ、詳細情報が伝わっていないのでよくわかりませんが、とりあえず会見記事を見て一つ気になった事がありました。前オーナーの自ら公表して襟を正すこととしましたという言葉が伝えられましたが、本当に「襟を正す」意思があるなら、「これまでのスカウト活動が適正に行われていたか」を徹底調査して発表する必要があると思います。それをせずに、このような「辞任」だけで幕引きだと言うのなら、全く持って意味がないでしょう。

2004/08/12(木) 延長12回でサヨナラ

 マリーンズ対バファローズは加藤康介選手と高木康成投手が先発。久々の登板と加藤投手ですが、初回先頭打者に安打を打たれ、犠打の後四球で1死1・2塁。ここで北川選手と大西選手の連続適時打が出て、2点を先制されます。さらに2回にも1失点。しかし、ここから立ち直り、3回から5回まで1安打無失点に。その好投に打線が応えたのか、5回裏に1死1・2塁から渡辺正人選手・西岡選手の連続適時打で同点、さらにサブロー選手・堀選手も続き、4連続適時打で一挙5点を挙げて逆転します。
 これで加藤投手に勝ち投手の権利がつきましたが、6回に走者を出して降板し、リリーフした神田投手が打たれて1点差、さらに7回には四番手の山崎投手が打たれて同点となってしまいます。
 打線は6回以降、2安打に抑えられ、延長に入ります。バファローズは10回以降、毎回先頭打者を出して犠打で2塁まで進めますが、そこから後続がなく、2併殺などで無得点。
 一方、マリーンズは8回1死1塁から登板したカラスコ投手相手に10回まで2四球無安打。11回から登板の五番手の吉田投手にも5人連続で抑えられ、8回から15人連続無安打に。ところが、引き分けまであと一人となったところで登場した堀選手が低めの球をすくい上げてレフトスタンドに運び、サヨナラ勝ち。劇的な勝利で4連勝とし、借金を4に減らしました。

 ブルーウェーブ対ファイターズは川越投手と正田投手が先発。終盤までは接戦でしたが、ファイターズ2点リードでむかえた8回に2死走者なしから4連打。さらに島田選手の本塁打で計5連打で5得点。一気に試合を決めました。昨日は先発を0回2/3で替えて勝ったブルーウェーブでしたが、今日は先発を8回まで引っ張って最後は大差の敗戦となっています。
 スワローズ対カープは川島投手とベイル投手が先発。初回にカープが先制しますが、その裏、ラミレス選手が昨日に続いての初回本塁打を打って逆転。その後、カープが1点差に迫りますが、9回表2死1塁から、古田捕手が盗塁した福地選手をアウトにして試合が終わりました。
 ドラゴンズ対読売は読売が勝ったようです。

2004/08/11(水) 2時間50分

 マリーンズ対バファローズは小林宏之投手と山本投手が先発。小林宏投手は、約1ヶ月勝星がありません。しかし今日はテンポのいい投球でバファローズ打線を抑えます。
 一方、今期2度目の先発の山本投手に対し、2回に1死1・3塁で1塁走者が牽制でアウトになるという嫌な流れになりかけた直後に、西岡選手が2ランを打って先制。続く3回にもベニー選手の本塁打と佐藤幸彦選手の適時打で2点を追加します。最近、左相手には右を並べるバレンタイン采配ですが、その「対左要員」の垣内選手・佐藤選手が起用に応えての4点目でした。
 6回表には水口選手のソロで1点返されますが、7回裏には先ほど本塁打の西岡選手の二塁打を足がかりに、堀選手の適時打、さらには福浦選手の2ランも出て、ダメ押しの7点目となりました。
 小林宏投手はソロ2発を浴びたものの、失点はその2点のみ。4安打2四球で、プロ2度目の完投勝利を挙げ、久々の勝星を挙げています。2時間50分という短い試合時間でした。

 ホークス対ライオンズは星野投手と三井投手が先発。スタメン捕手を田口選手から的場選手に替えたホークスですが、初回にカブレラ選手に2ランを打たれます。終盤にも着実に追加点を挙げられ7失点。一方、打線は三井投手から大沼投手、さらには復帰した豊田投手の前に完封リレーを喫し、3試合連続の惨敗で、ライオンズとの差を1.5に詰められています。やはり城島選手の穴は攻守ともかなりの大きさのようです。
 ブルーウェーブ対ファイターズは歌藤投手と江尻投手が先発。ところが、1回表、歌藤投手が2死から1点を取られて2・3塁とされると、あっさり相木投手に交代。事故ではないようなので、最初からの予定だったのでしょうか。先週は6連投させられた歌藤投手ですが、今日もまたひどい起用だったようです。
 しかし、この交代が効を奏したわけではないでしょうが、この回1点止まり。その裏に同点にし、さらに2回に4点、3回に2点と、久々にブルーウェーブ打線がつながります。一方、これまで失点しても味方打線がそれを上回る得点をするために黒星がつかなかった江尻投手ですが、4回から7回までは無失点に抑えたものの、今日は援護が遅く、今期初黒星を喫しました。
 相木投手は9回2死まで投げて3失点。最後は山口投手にマウンドをゆずりましたが、結局8イニングを登板した事になりました。これで3勝目を挙げています。

 札幌のベイスターズ対タイガースは、吉見投手と藪投手が先発。前半戦、好投しても援護がなく負け続けた藪投手に対し、1回表にいきなり3点の援護。しかし、4回裏に連打を浴び、昨日に続いて石井選手に逆転適時打を打たれます。しかし、7回表に檜山選手の犠飛で同点とし、延長に入りました。
 その10回表、2死1・2塁から万を持して登場した八木選手が左翼線に勝ち越し2点適時打。さらに今岡選手も適時打を打ち、一挙3点を取り、試合を決めたかに思いました。
 ところがその裏に登板したマイヤーズ投手が、一番の石井選手から3連打を浴びて無死満塁とされます。そして続くウッズ選手が逆転サヨナラ満塁本塁打。劇的な幕切れで試合は終わりました。マイヤーズ投手は今期チーム4試合の札幌ドームの試合で2度目のサヨナラ負けを喫しています。なお、この試合で藪投手は通算1,000奪三振を挙げています。

 ドラゴンズ対読売は山本昌投手対工藤投手というベテラン対決。工藤投手には200勝がかかった試合でしたが、初回にいきなりアレックス選手が2ラン。さらに5回表に1点返されましたが、その裏にすぐ山本昌投手自らの安打で好機を作り、井端選手の適時打で2点追加します。この回で工藤投手は降板。さらに追加点を挙げ、5対1でドラゴンズが勝ちました。山本昌投手は7回を7安打無四球、ソロ本塁打の1本のみに抑えています。
 これでドラゴンズと読売のゲーム差は5となっています。
 スワローズ対カープは石川投手と広池投手が先発。初回、いきなりラミレス選手の3ランでスワローズが先制、7回には古田選手の犠飛で追加点を挙げます。石川投手は6回を4安打で無失点、続く河端投手も2回を完全に抑え、9回に山本投手が2ランを打たれ、1死も取れず降板しましたが、2点差となったので五十嵐亮太投手が登板し、セーブを挙げています。なお、この試合で土橋選手が通算1,000本安打を達成しています。

2004/08/10(火) 4位浮上

 マリーンズ対バファローズは小宮山投手とパウエル投手が先発。マリーンズが併殺の間に先制。小宮山投手は5回まで、磯部選手のソロのみの2安打に抑えます。
 そして5回表に安打・失策で1死1・2塁とし、小坂選手のバント安打に失策が絡んで勝ち越し。さらに平下選手が3ラン本塁打を放ち、一気に4点差とします。直後の6回表に無死から2連打で1・2塁とされ、犠飛で1点を返され、小宮山投手はこの回で降板。6回2失点4安打無四球でした。
 続く中継ぎ陣ですが、山崎投手は7回を0点に抑えますが、8回に登板した川井投手が3連打で無死満塁。1アウトも取れず降板します。しかし、続く藤田投手が磯部選手を三振。北川投手には2点適時打を打たれて1点差になりますが、マリオ選手を併殺に打ち取り、なんとか小宮山投手の白星を守ります。
 9回も薮田投手が連打で1死1・3塁と、一打同点、長打が出れば逆転のピンチを作りますが、続く阿部真選手を三塁ゴロで三塁走者を挟殺。そして大村選手のファウルライナーをこの回から守備固めで入っていた渡辺正人選手が好捕。何とか1点差で勝ちきりました。
 小宮山投手は2勝目、パウエル投手は完投しましたが8敗目を喫しました。これで、マリーンズはバファローズを抜いて4位に浮上しています。

 ホークス対ライオンズは馬原投手と石井貴投手が先発。初回にライオンズが4点先制し、2回にも1点を追加しますが、ホークスも反撃して4回裏には1点差に追いつき、石井投手をKOします。しかし、直後の5回表にライオンズが中島選手の2試合連続本塁打などで5点を追加。さらに7回にもフェルナンデス選手の本日6打点目となる2ランが出て12点目。昨日に続く圧勝で連勝し、ゲーム差を2.5に縮めました。
 ブルーウェーブ対ファイターズは具投手と押本投手が先発。ブルーウェーブが先制しましたが、5回に新庄選手が逆転打を放ち、さらにセギノール選手が3ラン。一気に5点を取って逆転しました。さらに7回にはオバンドー選手の2ランも出て、7対1で勝ちました。
 千葉・神戸とも、「2対1と勝ち越した直後に、以前、相手チームに在籍した選手が3ランを打って試合を決める」という「恩返し」のあった1日でした。

 札幌のベイスターズ対タイガースはセドリック投手と下柳投手が先発。4回に逆転し、6回表にも追加点を挙げますが、その裏、石井選手の適時打で逆転され、佐伯選手も2ラン。一挙に6点を取られて逆転しました。5回から登板し、2回を1失点に抑えた若田部投手が、移籍後初勝利を挙げています。
 ドラゴンズ対読売は川上投手と林投手が先発。初回裏に2死1塁からピッチャーフライを誰も取らずに安打になるという形でチャンスを貰ったドラゴンズが、大西選手の適時打で先制。その後、林投手は7回をその失点だけで抑えましたが、川上投手がそれを上回る好投。7安打2四球で読売打線を完封。8回には二番手中村投手からダメ押しの3点を挙げ、4対0でドラゴンズが快勝しました。これでゲーム差は4となっています。
 スワローズ対カープはスワローズが先制しますが、4回からカープが毎回得点。24安打で15点を取り、15対5と圧勝しています。

2004/08/09(月) 首位攻防戦

 ホークス対ライオンズは5試合連続完投勝利中の新垣投手と五輪の台湾チーム合流前最後の登板となる張投手が先発。開始時点での、両チームのゲーム差は4.5。この試合をホークスが勝てば、プレーオフでの1勝差となる5ゲームを超えます。
 新垣投手は5回まで1安打1失点。一方、打線も5回裏に城島選手の代役・田口選手の安打を足がかりに2点取って勝ち越します。6回表にライオンズは1点返しますが、直後の6回裏にホークスが1点取り、張投手をKO。「取られた直後にすぐ取り返す」という展開なので、ホークス有利かと思っていました。
 ところが7回表、佐藤選手の適時打で1点差にした後、カブレラ選手の2点適時二塁打で5対4と逆転。新垣投手をKOし、連続完投を止めます。さらに中継ぎエースの山田投手も石井義選手の適時打、中島選手の2ランと打ち込み、1アウトも取れずにKO。この回一気に7点取って大逆転しました。
 その後もホークスも反撃しますが、7回裏の2死満塁、8回に2点取った後の2死1・2塁を生かせません。そして9回表に再度ライオンズ打線が爆発。7回に続く打者一巡で6点を取り、トドメを刺しました。
 これでゲーム差は3.5。新垣投手相手に勝っただけに大きな一勝と言えそうです。

 ブルーウェーブ対ファイターズは徳元投手と金村投手が先発。先週はライオンズ打線相手に好投した徳元投手でしたが、今日は3回にオバンドー選手に3ランを浴びるなど5回で6失点KO。一方、金村投手は6回を1失点で抑え、自己最多の11勝目を挙げました。ヒーローインタビューで金村投手は、ビジターにもかかわらず、「これからも応援に来て下さい」とブルーウェーブの営業(?)をしていました。
 一方、ブルーウェーブは本拠地10連敗。勝率は3割7分で5位との差は9.5に。勝率3割5分3厘、ゲーム差14の昨年にだんだん近づいてきています。


 ところで、先週「召集」された全日本チームがイタリアで練習試合。イタリア「セリエA代表チーム」に10対0で圧勝したそうです。相手のレベルがどのくらいか分かりませんが、この結果だけ見ると、格が違うとしか解釈しようがありません。
 一方、台湾代表の張投手は今日はホークス相手に投げていました。もちろん、野球は団体競技ですから、「チームとして試合をすること」が重要なのは重々承知しています。しかし、力の差のあるチームと練習試合をするよりは、ギリギリまでチームに残して、ペナントレースの緊張した戦いを行ったほうが、全日本チームの調整のためにもいいのでは、と思った次第です。

2004/08/08(日) 復活勝利

 ファイターズ対マリーンズは立石投手と小野投手が先発。小野投手は前半戦で中継ぎで不本意な内容で二軍落ちし、久々の一軍昇格で即先発です。
 その小野投手が素晴らしい投球。とにかくテンポが速く、少ない投球数でファイターズ打線から凡打の山を築きます。24アウト中、内野ゴロが12。併殺も2つあり、3回に四死球で作った2死満塁のピンチや、8回の2死1・2塁のピンチもいずれも内野ゴロでしのぎました。
 一方、打線では堀選手が大活躍。2回に先制の2ランを放ち、6回には満塁で中押しの適時打。8回にダメ押しのソロと4打数4安打4打点。昨年9月をほうふつさせる打棒爆発でした。他に平下選手もソロ本塁打を打っています。
 小野投手ですが、1年ぶりの完投ならびに3年ぶりの完封のかかった9回表に、安打と四球で無死1・2塁のピンチを作ります。ここでベンチはあっさりと薮田投手にスイッチ。完封を見たかったような気もしますが、昨日のライオンズのように終盤のワンチャンスでの大量得点の危険性もあると見たのでしょうか。結局、薮田投手はこのピンチを三人凡退で抑え、5対0で快勝となりました。
 これで3連戦を勝ち越し、3位ファイターズとは2ゲーム差、4位バファローズとは0.5ゲーム差とし、いい形で来週前半のバファローズとの「4位攻防戦」に臨む事になりました。
 なお、この試合は「僕たちのボールパーク 2004」と題し、試合の招待した子供のファンに、場内アナウンスをはじめ、ボールボーイの手伝いなどをやってもらう、という企画を行っていました。なかなか面白い企画で、そちらのほうも楽しめました。

 バファローズ対ライオンズは川尻投手と帆足投手の先発。ライオンズが点を取ってはバファローズが追いつくという展開でしたが、7回表に決勝点を挙げたライオンズが4対3で逃げ切りました。バファローズは3回の同点に追いついてなお無死満塁の好機や、8回の無死1・3塁の好機を逃したのが痛すぎました。
 ブルーウェーブ対ホークス戦。ブルーウェーブは新人の松村投手がプロ初先発。先週のマリーンズ戦では1回を好投した松村投手ですが、今日は制球がひどく、3四球で満塁として井口選手に2点適時打。さらに2四球で押し出しをしてしまい、2/3を1安打5四球3失点KOをなりました。続いて登板したのはローテーション投手の本柳投手。なんか今ひとつわからない起用です。それにしても、ホークス相手に初先発というのは、やはり無謀だったのではないでしょうか。
 また、打線もグーリン投手に抑えられ、終盤に反撃したものの9対3でホークスが勝ち。グーリン投手は6月27日以来、1ヶ月半ぶりの7勝目を挙げています。

 ドラゴンズ対カープは朝倉投手と河内投手が先発。ドラゴンズ2点リードで進めていた7回裏にカープが期待の若手の尾形選手の2ランで追いつきますが、直後にドラゴンズが3点勝ち越して試合を決めました。リリーフに再転向した平井投手がセーブを挙げています。
 ベイスターズ対スワローズは鎌田投手と加藤投手が先発。加藤投手が好投し、中継ぎも抑え、打線も多村選手の本塁打などで2対0で9回に。ところが、その9回表に佐々木投手が1死後に土橋選手・岩村選手・古田選手に3連続ソロ本塁打を喫し、逆転されてしまいました。佐々木投手は3試合連続でのリリーフ失敗となってしまいました。
 読売対タイガースは読売が勝ったようです。

2004/08/07(土) 5時間越え

 読売対タイガースは桑田投手と福原投手が先発。初回に矢野選手の3ランなどで5点を先制しますが、その後、読売が反撃し、5対4で終盤戦に。そして8回裏、この回から登板の二番手・ウイリアムス選手がペタジーニ選手に5試合連続となる本塁打を打たれて同点にされます。
 試合はそのまま延長になり、両チーム得点できず、引き分けになりました。タイガースは9回と12回の二度の満塁を生かせず。一方の読売も11回裏に無死1・2塁のサヨナラのチャンスからなぜかバントをせずに結局無得点。さらに12回裏にも無死で出たローズ選手に代走を出さず、ボテボテのゴロで2塁封殺されるなど、お互いに拙攻&不可解采配という感じでした。タイガースとしては2回以降11イニング連続無失点で負けなかったのだから、よしとすべきなのでしょうか。

 ベイスターズ対スワローズはマレン投手と藤井投手が先発。2回にスワローズが1点を取り、それを争う投手戦に。藤井投手は7回まで3安打無失点でしたが、8回に金城選手と佐伯選手の適時二塁打で逆転されます。
 となると9回表は佐々木投手が登板しますが、先頭打者に四球。続く打者の送りバントは2塁封殺しましたが。度会選手に長打を打たれます。左翼手の守備がもたついた事もあり、1塁走者が一気に生還。佐々木投手は2試合連続のリリーフ失敗となってしまいました。さらに延長10回表に、古田選手が決勝本塁打を打ち、これで試合は決まりました。
 カープ対ドラゴンズは佐々岡投手と野口投手が先発。ここまで7連敗中のカープですが、初回に3本塁打と尾形選手の1イニング2二塁打などで一挙7点先制。佐々岡投手は6回無失点。リリーフ陣も得点を与えず、9対0でカープが圧勝して連敗を止めました。

 ブルーウェーブ対ホークスは倉野投手と谷中投手が先発。中盤までは1点差の接戦でしたが、7回にホークスが4点を追加して試合を決めました。その7回を投げたのは歌藤投手。日曜に先発して1回KOされてから6連投です。もちろん、ワンポイント的登板が多いのですが、中には昨日のように9点負けている場面での登板もありました。自由枠の新人をこのような使い方をする感覚はよくわかりません。

 デーゲームは見れなかったので結果のみ。ファイターズ対マリーンズはミラバル投手とセラフィニ投手が先発。序盤にマリーンズが5点先制しますが、セラフィニ投手がそのリードを守れず追いつかれます。さらに高木投手・神田投手が打たれて逆転され、終盤にも2点追加され、8対5で逆転負けしました。
 バファローズ対ライオンズはバファローズ4点リードでむかえた9回表に8回表2死から登板したカラスコ投手が続投。しかし、カブレラ選手・フェルナンデス選手に2ランを2発食って同点に。リリーフした吉田投手も打たれてしまい、大逆転。やはり最終回にカラスコ投手を投げさせるのはリスクが高すぎるようです。

2004/08/06(金) 大きい逆転

 ファイターズ対マリーンズは渡辺俊介投手と正田投手が先発。初回に坪井選手の安打・セギノール選手のドーム天井に当たる二塁打に続き、四番に入ったマリーンズキラーの高橋信二選手が起用に応えて二塁打を放ち、2点先制します。
 しかし直後の2回表に先頭のベニー選手が本塁打。さらに渡辺正人選手の適時打で同点、さらに西岡選手の意表のスクイズで逆転しました。
 その後、4回裏に小田選手のソロで同点になるも、6回表に2死1塁から垣内選手の2試合連続の適時打で再び勝ち越します。
 そのまま逃げ切りをはかりたいマリーンズですが、7回裏に1死3塁とし、この日3安打の坪井選手を迎えたところで渡辺俊介投手が降板。しかし、代わった川井投手がその坪井選手に打たれ、同点にされます。
 さらに8回。三番手の山崎投手が四球と犠打で1死2塁とし、先ほど本塁打の小田選手のところで左の藤田投手を投入。その代打のオバンドー選手を敬遠し、続く古城選手に安打を打たれて満塁となったところで、五番手の薮田投手が登板。しかし、代打の田中幸雄選手に押し出し四球を与えて勝ち越されます。しかし、まだまだ1死満塁のピンチが続く中、薮田投手は島田選手、さらにはここまで四安打の坪井選手を打ち取りました。結果的にはこの「勝ち越された後」の投球が大きかったのでした。
 9回表、ファイターズは当然ながらクローザーの横山投手を投入します。先頭の平下選手は打ち取られますが、続く代打のフランコ選手が一塁強襲安打。さらに西岡選手も安打を放ち1・2塁に。続く代打の井上選手は抑えられて「あと一人」になりましたが、堀選手がセンター前にはじき返して同点に。そして本日3三振だった福浦選手が得意の二塁打を打ち、7対5と逆転しました。
 その裏は、薮田投手が続投。高橋信二選手には安打されましたが、後は抑えて小林雅英投手の「代役」を果たし、3勝目を挙げました。これでファイターズとの差は2ゲームとなっています。

 ブルーウェーブ対ホークスは金田投手と斉藤投手が先発。前回のマリーンズ戦では7回2安打無失点の好投をしましたが、今日は初回に2失点。さらに3・4回にも失点して降板。4回にリリーフした萩原投手が連続押し出しの後、適時打を2本打たれてこの時点で9対1。早々と試合が決まりました。終わってみれば14対5でした。
 バファローズ対ライオンズは高木投手と西口投手という「(現時点での)エース対谷間」の対戦。しかし、バファローズ打線が序盤で西口投手を打ち込んで2回で5得点。高木投手も良くなかったようですが、二番手の吉川投手が好投して勝ちきりました。

 タイガース対読売は高橋尚投手と井川投手が先発。今岡選手の先頭打者本塁打に関本選手の2ランと、1回表に3点先制。しかしその裏、ローズ選手の適時打にペタジーニ選手の3ランであっさり逆転されます。
 ところが3回表にこの回先頭の今岡選手がまたまた本塁打を打って同点に。さらに2死から金本選手が打った瞬間にわかる大本塁打を右翼席に叩き込んで逆転しました。さらに、終盤には檜山選手の2打席連続適時打などで追加点を挙げ、9対4で勝ちました。
 井川投手は2回以降は立ち直り、5回裏の満塁のピンチもしのいで、約1ヶ月ぶりの勝利を挙げています。タイガースは久々の5割復帰で3位になりました。また、対読売勝ち越しも決めています。

 福山で行われたカープ対ドラゴンズは高橋健投手とドミンゴ投手が先発。初回にソロ2発で先制したドラゴンズが中押し・ダメ押しと着実に9得点。カープも終盤に嶋選手の連日の本塁打などで反撃しますが、最後は岡本投手に抑えられました。6回1失点のドミンゴ投手は7勝目です。
 平塚で行われたベイスターズ対スワローズは序中盤で6点を取ったベイスターズの勝ち。スワローズは7連勝後の4連敗となっています。

2004/08/05(木) ともに22時を越す

 サーズデ−セリーグの上に、ドラゴンズとベイスターズに試合がなく、2試合のみ。今日も帰宅が遅かったのですが、22時に帰った時には2試合とも終わっていませんでした。
 カープ対タイガースは、ベイル投手と藪投手が先発。打球を受けて怪我をした藪投手は久々の登板です。2回に五輪で離脱した藤本選手の代役でスタメン出場した鳥谷選手の二塁打で先制。さらに今岡選手も適時二塁打を打ちます。その後、タイガースは拙攻続きで14残塁。カープも嶋選手の本塁打などで追い上げますが、4対3で何とか逃げ切りました。ウイリアムス投手がセーブを挙げています。
 スワローズ対読売は5対5のまま延長戦に。12回表1死1・2塁でライト線の二塁打性の当たりを二塁走者がフライと勘違いして三塁に止まったのが大きく、読売は勝ち越せず。しかし、12回裏のスワローズも三者凡退。結局引き分けに終わりました。試合時間は4時間54分でした。

2004/08/04(水) 中継を見れなかったので結果だけ

 仙台のマリーンズ対ホークスは小林宏之投手と神内投手が先発。初回に松中選手に2ランを打たれたものの、前回の対戦では7回無失点に抑えられた神内投手ですが、今日は垣内選手の活躍などもあり、4回4得点でKO。4対2とリードします。しかし、7回に1死1・2塁のピンチを作って小林投手が降板。リリーフした藤田投手・山崎投手がそれぞれ同点打・逆転打を浴びてしまいました。
 そして打線は5回以降、馬原投手・山田投手・三瀬投手の前に無安打。結局城島選手のみならず、暴言退場で出場停止となったズレータ選手も欠いたホークスの前に敗れ、久々に連敗してしまったようです。
 ライオンズ対ブルーウェーブはマクレーン選手の3ランなどで7点を取ったライオンズが勝ち。後半戦初の3連戦勝ち越しとなりました。三井投手は今季初勝利です。
 ファイターズ対バファローズは6回に逆転したファイターズの勝ち。江尻投手は負けなしの4連勝となっています。

 カープ対タイガースは雨で中止。ドラゴンズ対ベイスターズは延長戦でベイスターズが勝ち越したものの、その裏に中18日で登板した佐々木投手が4連打で2点を取られサヨナラ。佐々木投手は日本復帰後初の負け投手となりました。スワローズ対読売は読売が勝ったようです。

2004/08/03(火) 五輪組壮行試合(?)

 仙台のマリーンズ対ホークスは清水直行投手と新垣投手が先発。五輪代表の清水投手は今日を最後に長期離脱します。しかし、2回に4安打で2点先制され、堀選手のソロで1点差にするも、直後の5回表に松中選手の3ランなどで6対1とされます。
 マリーンズは6回に李選手がソロ本塁打を打ちますが、得点はその2点だけ。9安打2四球でしたが、チャンスに適時打が出ませんでした。これで新垣投手は5試合連続完投勝利となっています。
 ライオンズ対ブルーウェーブは張投手と具投手が先発。ブルーウェーブが先制しますが、直後にライオンズが赤田選手のソロで同点に、5回にブルーウェーブが2点勝ち越しますが、6回にはカブレラ選手と中島選手のソロで追いつきます。この時点でライオンズは7月31日の5回から8連続ソロ本塁打のみでの得点という珍しい記録を作りました。しかし、その回に久々の「ソロ本塁打以外の得点」を押し出しで挙げて逆転。7回にも追加点を挙げて逃げ切りました。張投手は完投で8勝目を挙げています。
 その張投手も五輪代表ですが、台湾は招集日が日本より遅く、もう一回先発できるそうです。もちろん、国の事情もあるのでしょうが、もう少しなんとかならないものでしょうか。
 ファイターズ対バファローズは押本投手と岩隈投手が先発。前回の登板で連勝が止まり、体調不良などで久々の登板となった岩隈投手ですが、7回まで4安打無四球。8回に2点を失いますが、それだけに抑え、5-2で勝って13勝目を挙げました。岩隈投手も今日を最後に離脱です。

 カープ対タイガースは黒田投手と下柳投手が先発。両者好投で、5回裏に石原選手が本塁打を打っただけの1-0で9回表を迎えます。しかし、片岡選手・金本選手と連続安打。檜山選手を敬遠して満塁としますが、矢野選手の犠飛で同点とします。アリアス選手が倒れた後、代打の関本選手が勝ち越し2点適時打。さらに今岡選手も続いて、「昨年ばりの終盤の集中打」で勝ち越しました。最後はウイリアムス投手が抑え、勝ちが安藤投手・セーブがウイリアムス投手と、代表二人で勝ちとセーブを挙げています。
 ドラゴンズ対ベイスターズは川上投手と三浦投手が先発。序盤から着実に得点したドラゴンズが7対2で勝ちました。川上投手は11勝目を挙げています。
 スワローズ対読売は読売が勝ったようです。

2004/08/02(月) 2位はまだ未確定かも

 今日はライオンズ対ブルーウェーブ戦のみ。先発は松坂投手対徳元投手。「全日本のエース」対今期3試合目の登板で初先発の投手です。昨日の予告先発発表の時点で、私を含め大半の人はライオンズ有利を予想したことでしょう。
 ところが、徳元投手が素晴らしい投球をします。6回まで1安打無四球。7回には連打と死球で2死満塁としましたが、続く細川選手の三遊間を抜けるかという当たりを、塩崎選手が横っ飛びで取って二塁に送球してアウトと、バックも盛りたてます。
 一方、松坂投手は8回まで8安打1四球という決して良いとはいえない内容ですが、ブルーウェーブの拙攻にも助けられ得点は許しません。しかし、9回表に日高選手の長打でついに失点します。
 一方、ブルーウェーブは3安打投球の徳元投手を7回で降板させ、8回には昨日、初回6失点KOを喫した歌藤投手を登板させます。そして二死後に登板した小倉投手を、1点勝ち越した後の9回裏にも続投。しかし、これが裏目に出て、カブレラ選手に同点ソロを打たれました。
 そして延長に入り12回裏。この回から登板の長田投手が失策で無死の走者を出し、安打と敬遠で満塁にした後、竜太郎選手に勝ち越し適時打を打たれます。さらに続く谷選手にも犠飛が出ました。
 最後は山口投手が四球を出したものの、後は抑えて試合終了。11回から登板の山口投手は無安打でした。結果的に勝ったから良かったものの、9回裏で山口投手だったのでは、と素人考えながら疑問の残る継投でした。
 いずれにせよ、これでブルーウェーブは連敗脱出。オールスター後3連戦勝ち越しのないライオンズは、松坂投手を立てながらも初戦を落とし、3連敗となりました。

2004/08/01(日) 連日のサヨナラ勝ち

 今日はマリンスタジアムに今期5試合目の観戦。これまで観戦した試合はマリーンズは全て負けているので、今日は勝ってほしいものですが・・・。ちなみに嫁さんは、オープン戦、さらには昨秋のホークス優勝試合も見ているので6連敗中です。
 17時ちょっと前に球場に着くと、今日も選手会主催の合併反対署名をやっていました。我々は川井投手の列に並びました。忙しい中大変だろうと、握手は遠慮しようと思っていたのですが、署名をしたら、川井投手のほうから、手を差し出してくれました。
 その後、レストラン脇で行われた内投手のミニサイン会に出てから入場しました。内野自由席にしたのですが、17時半の時点でもう一塁側1階席で二人で座れる所はありませんでした。そこで2階席のバックネット裏で観戦。結果的には花火がよく見れたので、この移動は正解でした。
 さて、試合はマリーンズ小宮山投手、ライオンズ帆足投手の先発です。初回、1死から堀選手・福浦選手の連打で1・2塁とし、ベニー選手の2塁打で2点先制します。しかし、2回表には和田選手の、4回表には小関選手のソロが出て同点に。その裏、垣内選手の死球で作ったチャンスを西岡選手を西岡選手の内野安打でつなげ、サブロー選手のこの日2本目の安打が適時打になって勝ち越します。
 しかし、直後の5回表には貝塚選手のソロでまた同点。今日の小宮山投手は四球もなく、ライオンズ打線のほとんどを凡フライに討ち取り、5回を4安打だったのですが、そのうち3本がソロ本塁打だったわけです。
 中盤以降はマリーンズが二番手の山崎投手が6・7回を2安打されながらも無失点。三番手の薮田投手が8回を抑えます。一方、マリーンズ打線はそこそこ出塁はするのですが、4回・6回の満塁の得点に結び付けられないなど、やや拙攻気味で5回から8回まで抑えられます。
 そして同点で迎えた9回表で小林雅英投手がマウンドに上がります。前回マリンでライオンズ戦を観戦した5月1日のときは、3番のフェルナンデス選手から始まって2安打1四球で満塁にされ、中島選手に満塁本塁打を打たれています。今日もそのフェルナンデス選手からの打線で、同じように安打を打たれます。しかし今日は続くカブレラ選手を内野ゴロに、さらに和田選手も併殺打に打ち取り、終わってみれば三者凡退。その時の借りを返しました。
 そしてその裏、先頭のサブロー選手が本日4本目の安打で出塁。堀選手が送って、4回に1死満塁のチャンスで併殺打に倒れた福浦選手に打席がまわります。その福浦選手は初球を左中間に。5月1日の中島選手の満塁本塁打とほぼ同じ方向です。打った瞬間にわかるサヨナラ打でした。
 これで今期観戦初勝利となりました。マリーンズは今季初のライオンズ戦3連戦勝ち越しも達成しています。

 ホークス対ファイターズは点の取り合い。8回に高橋信選手の3ランでファイターズが逆転しましたが、その裏にホークスが追いつき、9回裏にサヨナラ勝ちしました。
 ブルーウェーブ対バファローズは、初回に本塁打2発で6点取ったバファローズが圧勝。ブルーウェーブは今週2度目の初回6失点で6連敗となっています。

 タイガース対読売は、金沢投手と佐藤宏投手という、谷間同士の先発。しかし意外にも投手戦となりました。結果は3対1で読売が勝っています。なお、この試合で金本選手がプロ野球新記録の701試合連続フルイニング出場を達成しています。
 ドラゴンズ対スワローズは1点負けている9回裏に五十嵐投手を打ったドラゴンズが延長に持ち込み、11回裏にサヨナラ勝ちしました。ドラゴンズの連敗は3で止まり、スワローズの連勝は7で止まっています。
 カープ対ベイスターズは雨で中止でした。


 ところで、オリックスの宮内オーナーが選手会のストについて、「ファンを無視している」と言ったそうです。昨年秋、ブルーウェーブ応援団に「宮内オーナー、強いチームを返してください」と横断幕を立てられたほどのファン無視の経営をやっておいて、よくもこんな事を言えたものです。
 買収のおかげで社の知名度は大幅にアップし、収益にも大きな効果があったと聞きます。しかし、それはすべてファンを踏みにじって得たものです。そのような人間が選手会の行動を「ファン無視」などと言うとは・・・。はっきり言って人間性を疑いました。

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