マリーンズ対バファローズは小林宏之投手と山本投手が先発。小林宏投手は、約1ヶ月勝星がありません。しかし今日はテンポのいい投球でバファローズ打線を抑えます。
一方、今期2度目の先発の山本投手に対し、2回に1死1・3塁で1塁走者が牽制でアウトになるという嫌な流れになりかけた直後に、西岡選手が2ランを打って先制。続く3回にもベニー選手の本塁打と佐藤幸彦選手の適時打で2点を追加します。最近、左相手には右を並べるバレンタイン采配ですが、その「対左要員」の垣内選手・佐藤選手が起用に応えての4点目でした。
6回表には水口選手のソロで1点返されますが、7回裏には先ほど本塁打の西岡選手の二塁打を足がかりに、堀選手の適時打、さらには福浦選手の2ランも出て、ダメ押しの7点目となりました。
小林宏投手はソロ2発を浴びたものの、失点はその2点のみ。4安打2四球で、プロ2度目の完投勝利を挙げ、久々の勝星を挙げています。2時間50分という短い試合時間でした。
ホークス対ライオンズは星野投手と三井投手が先発。スタメン捕手を田口選手から的場選手に替えたホークスですが、初回にカブレラ選手に2ランを打たれます。終盤にも着実に追加点を挙げられ7失点。一方、打線は三井投手から大沼投手、さらには復帰した豊田投手の前に完封リレーを喫し、3試合連続の惨敗で、ライオンズとの差を1.5に詰められています。やはり城島選手の穴は攻守ともかなりの大きさのようです。
ブルーウェーブ対ファイターズは歌藤投手と江尻投手が先発。ところが、1回表、歌藤投手が2死から1点を取られて2・3塁とされると、あっさり相木投手に交代。事故ではないようなので、最初からの予定だったのでしょうか。先週は6連投させられた歌藤投手ですが、今日もまたひどい起用だったようです。
しかし、この交代が効を奏したわけではないでしょうが、この回1点止まり。その裏に同点にし、さらに2回に4点、3回に2点と、久々にブルーウェーブ打線がつながります。一方、これまで失点しても味方打線がそれを上回る得点をするために黒星がつかなかった江尻投手ですが、4回から7回までは無失点に抑えたものの、今日は援護が遅く、今期初黒星を喫しました。
相木投手は9回2死まで投げて3失点。最後は山口投手にマウンドをゆずりましたが、結局8イニングを登板した事になりました。これで3勝目を挙げています。
札幌のベイスターズ対タイガースは、吉見投手と藪投手が先発。前半戦、好投しても援護がなく負け続けた藪投手に対し、1回表にいきなり3点の援護。しかし、4回裏に連打を浴び、昨日に続いて石井選手に逆転適時打を打たれます。しかし、7回表に檜山選手の犠飛で同点とし、延長に入りました。
その10回表、2死1・2塁から万を持して登場した八木選手が左翼線に勝ち越し2点適時打。さらに今岡選手も適時打を打ち、一挙3点を取り、試合を決めたかに思いました。
ところがその裏に登板したマイヤーズ投手が、一番の石井選手から3連打を浴びて無死満塁とされます。そして続くウッズ選手が逆転サヨナラ満塁本塁打。劇的な幕切れで試合は終わりました。マイヤーズ投手は今期チーム4試合の札幌ドームの試合で2度目のサヨナラ負けを喫しています。なお、この試合で藪投手は通算1,000奪三振を挙げています。
ドラゴンズ対読売は山本昌投手対工藤投手というベテラン対決。工藤投手には200勝がかかった試合でしたが、初回にいきなりアレックス選手が2ラン。さらに5回表に1点返されましたが、その裏にすぐ山本昌投手自らの安打で好機を作り、井端選手の適時打で2点追加します。この回で工藤投手は降板。さらに追加点を挙げ、5対1でドラゴンズが勝ちました。山本昌投手は7回を7安打無四球、ソロ本塁打の1本のみに抑えています。
これでドラゴンズと読売のゲーム差は5となっています。
スワローズ対カープは石川投手と広池投手が先発。初回、いきなりラミレス選手の3ランでスワローズが先制、7回には古田選手の犠飛で追加点を挙げます。石川投手は6回を4安打で無失点、続く河端投手も2回を完全に抑え、9回に山本投手が2ランを打たれ、1死も取れず降板しましたが、2点差となったので五十嵐亮太投手が登板し、セーブを挙げています。なお、この試合で土橋選手が通算1,000本安打を達成しています。