2006年03月26日

マニュアル本

 本屋に行って、ビジネス書のところに行ったら、多種多様のマニュアル本が置いてありました。その中で一つ目についたのが「バカとの話し方」みたいな本です。題名の通りで、どうしようもない人のあしらい方についていろいろ書いてあります。
 着眼点は面白いし、ちょっと読んでみた限り、書いている事の中には一理あると思うものもありました。しかし、肝心な事はその「バカ」とやらをどうやって見分けるか、という事にあるのでは、と疑問に思いました。よほどの極端な人でない限り、人が「バカ」であるかどうかなど、数回接しただけでは分かりません。第一感の印象が1年後には180度変わることもよくあります。
 肝心のその「誰がバカなのか」を理解できなければ、「対処法」を学んでもあまり意味がないのではないでしょうか。まあ、そのへんが分かっていれば、最初からこのようなマニュアル本に頼りはしないのでしょうが・・・。

 などと「マニュアル本」を批判しながらも、現在の立場もあって、つい「面接マニュアル」というの本が目につくと気になります。その中の一つに、辞典並の厚さの本がありました。しかも、「新卒用」と「中途用」がそれぞれあるのです。さすがに、それだけ分厚いと、開く気もなくなります。それにしても、これだけの「面接マニュアル」を全て習得した日には、面接時に「本来の自分」を出す余地はなくなってしまうのでは、などと気になりました。

2006年03月26日 23:36