2006年03月02日

幸運の後ろ髪

 数ヶ月前、モバイルSUICAの導入を知った時、強い関心を持ちました。そのため、ちょくちょく対応携帯の値段を調べていました。すでにFOMAを使っていると、「買い増し」という扱いになって非常に割高になります。ところが12月下旬に、とあるドコモショップが「年末セール」という事で「買い増し12,000円」という表示を出していました。
 喜んで、近くの銀行まで行って金を下ろしてきたのですが、戻ってきた時にふと「後継機種が出た直後だし、これは在庫処分モードに違いない。どうせ1月末のモバイルSUICA実施に間に合えばいいのだから、もう少し待とう」という考えが頭をもたげてしまいましたました。
 ところが、年が明けて1月の連休の時に同じ店に行ったら、「成人の日セール」などと銘打っているにもかかわらず、買い増し価格は15,000円に上がっていました。「これで今買えば、みすみす3,000円損したようなものだ。どうせいつかは下がるだろうし」とまたまた見送ったのですが、その後、型落ち品にも関わらず、モバイルSUICA対応機種の買い増し価格は上がる一方です。しかも、よく「この色は品切れ」などという表示もよく見るほどの人気です。
 考えてみれば、実施が近づけば宣伝される機会は増えます。ならば、関心を持つ人が増えて需要が上がり、それに伴い価格が上がるのも当然です。結果論なのでしょうが、12月の12,000円は千載一遇の好機だったわけです。
 その後、同機種の買い増し価格を見るたびに、「12月に買っておけば・・・」と後悔の念がつのります。まさしく「幸運の女神の後ろ髪」というやつなのでしょうね。まあ、せめて、これを今後の教訓として、何とか「元」を取れれば、と思っています。 2006年03月02日 23:31