2005年12月12日

サブリミナル渾名?

 職場の後輩と昼休みに蕎麦を食べに行くことになりました。その後輩は「みどり庵はどうですか?」と言いす。近辺にはいくつか蕎麦屋があるのですが、私の知る限り、そのような名前の店はありません。「最近出来た店なのかな?」と思って、後輩について行きました。すると、かなり前からある「長寿庵」という名前の店に連れていかれました。
 店の名前が違うと指摘したら、「いや、ここの蕎麦の色は以前、緑がかっていたので、そういう名前になったんですよ」とのこと。つまり、「みどり庵」というのは、彼がつけた渾名だったのです。
 それにしても、昔から茶蕎麦というものもあるのに、ちょっと色がついていただけでそんな渾名をつけるとは・・・と思って店に入り、お品書きを探しました。すると、驚いた事にお品書きは緑色の紙に印刷されていました。さらに、店内を見回すと、壁の色も緑色です。さらに、蕎麦が来たら、その丼も緑色でした。
 これだけ緑で統一(?)されているなら、と納得したところ、後輩は「そこまでは気づかなかった」との事でした。となると、麺の色を表層意識で感じた上に、潜在意識でメニューや壁の色があったために、ついそのような渾名をつけた、という事なのでしょうか。いずれにせよ、店のほうも、それだけ緑で統一しているのですから、そのような渾名がつくのも本望かもしれないな、などと思いました。

2005年12月12日 23:56