2005年12月10日

入力ミス

 先日の「1円で61万株」事件は、一つの入力ミスが日経平均株価に影響を与えたという、すごい話でした。今回のは、影響力が大きすぎたのでなんか「単純な入力ミス一つでこんな事に」みたいに取り上げられました。しかし、入力ミスというのは、ネット上での至る所に存在します。
 たとえば、野球の契約更改情報記事では、「700万円増の2500円でサインした」だの「12000万円ダウンの5500万円の提示」などといった、豪快なものが多々あります。しかも、元記事の通信社や新聞社の入力ミスが、そのままポータルサイトのニュースに転用されるため、この入力ミスの結果は下手すると半日以上載りつづけたりします。
 影響力の大小はともかく、いずれも、単純なミスをチェックできない体制が最大の原因だと思います。しかしながら、それとは別に、物理的な方法で入力ミスを減らす手段というものも必要でしょう。
 たとえば、キーボードを改良して、利用頻度の高い文字をあらかじめ記載するとか、無地のキーを作って、そこに業務的によく使う文字を登録できるようにするとかです。これなら、「万」や「億」がキーボードで一発で入力ができて、数字の入力間違いが減るなどの効果が期待できると思うのですが・・・。
 いずれにせよ、一つの入力ミスが一瞬で広範囲に影響を及ぼすのですから、入力する人も大変だろうな、とつくづく思います。

2005年12月10日 22:53